Mac業界の最新動向はもちろん、読者の皆様にいち早くお伝えしたい重要な情報、
日々の取材活動や編集作業を通して感じた雑感などを読みやすいスタイルで提供します。

Mac Fan メールマガジン

掲載日:

レトロ可愛い“iMac G3デザイン”が蘇る「Apple Watch充電スタンド」を使ってみた!

著者: 飯塚直

レトロ可愛い“iMac G3デザイン”が蘇る「Apple Watch充電スタンド」を使ってみた!

iMac G3を彷彿とさせるApple Watch充電スタンド

今なお続く「iMac」シリーズの歴史をさかのぼると、その原点には1998年発売の「iMac G3」という偉大な製品があります。

当時、Windows PCが「DOS/V」や「PC-98」で競い合っていた中、ずいぶんと洒落たパソコンが登場したものだと感じた記憶があります。

ピザボックス(Macintosh LC)やカラクラ(Color Classic)に触れる機会があったので、なんとなくMacintoshには、Windowsにはないオシャレなイメージを抱いていました。

時代的には、CD-ROMドライブの高速化やDVDドライブの登場など、技術革新が短期間に進んだ頃です。

そうしたスペック以上に、デザイン性やその存在感で人々の心をつかんだのが「iMac G3」でした。

特に今40代〜60代のPC好き・ガジェット好きなら、鮮烈な記憶として残っているのではないでしょうか。

そんな懐かしい気持ちにさせてくれるアイテムを発見しました。

それが「Spigen Apple Watch 充電スタンド」です。Amazonで2990円で購入できます。



Classic Mac好きなら虜になるデザイン

この製品は、純正の「Apple Watch磁気高速充電ケーブル」を取り付けて使う充電スタンドで、完全に見た目重視のアイテムです。

特別な機能はありませんが、初代iMacを思わせる「ボンダイブルー」をはじめ、「タンジェリン」「ルビー」「グラファイト」の計4色がラインナップされています。

本体は柔らかなシリコーン製素材で、色の付いている部分にはポリカーボネート素材が使われています。

本体は柔らかなシリコーン製素材を使用しています。色の付いている部分は、ポリカーボネート素材です。
背面はこんな感じ。
底部は滑り止め加工が施されているようです。

タンジェリンはiMac G3のマイナーチェンジモデル、グラファイトはスロットローディングタイプのiMac、ルビー(Ruby)はDVD-ROM搭載のiMac DVでそれぞれ採用されたカラーです。

1998年〜2001年というわずかな期間しか発売されていなかったにもかかわらず、ちょっと話せば「あれか!」とわかってもらえる、本当に偉大なMacでした。

当時、販売員だった私は、デザインの可愛さだけで選ぶ人たちを見てきたので、デザインの魅力とその“罪深さ”はよく理解しています。

ポリカーボネートパーツを取り外したところ。細部まで作り込んでいる感じがします。

今ではパワー不足で実用は難しいかもしれませんが、充電スタンドとしてなら問題ありません。

Apple Watchの純正ケーブルを、前面から差し込むように取り付けます。
内部を通して底部のスリットにしっかりと固定します。
スリットにはめ込めば、グラつきはありません。
本体の重さは、実測で52.5g。

あくまで“形と色合いがiMacに似ている”この製品。

昔を懐かしみながら使ってみてはいかがでしょうか。

Apple Watchを装着したところ。角度の変更ができないため、設置状況によっては使いにくいかも? でも、ガジェットとしての所有感は満たされます…。

ちなみに、このSpigenというメーカーは「Classic C1」シリーズとして、iPhone用ケースやMagSafe対応カードケース、AirPodsケースなども展開しています。

どの製品も、どこかで見覚えのあるカラーリングやデザインなので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

著者プロフィール

飯塚直

飯塚直

PC、カメラ、スマートフォン、プリンターをこよなく愛すフリーランスライター。

この著者の記事一覧