「スケルトン」 の製品ってなんだかワクワクしますよね。透けているからといって回路が理解できるわけではないのですが、ちょっぴりテンションが上がります。
今回はそんなスケルトンデザインのドッキングステーション&USBコンボハブをご紹介します。
ドッキングステーション「UD-C11」はスタイリッシュなボディが魅力
両製品の特徴はスタイリッシュな見た目。アルミボディはMacBookのスペースグレイとミッドナイトの中間くらいの色合いで、上面だけがスケルトンになっています。上面からUSBのポートを覗き込むと奥の光が差し込みます。
また、上面にはポートの種類がそれぞれ記載されているので、USBの規格など、いちいち調べる必要がありません。

コンパクトなボディは熱がこもりやすいので、アルミボディで熱対策を意識しているようです。下面に入ったギザギザした浅い溝は、ヒートシンクとして熱を拡散しやすい構造です。

イヤフォンジャック付きの「UD-C11」はコンパクトでiPhone、iPadと相性抜群

ドッキングステーション「UD-C11」は4K60Hzで出力できるHDMIポートに加え、USB Type-Aポート(USB3.2 Gen1)とType-Cポート(USB 2.0)があります。
USB 3.2 Gen1ポートは転送速度が5Gbpsなのであまり大きいサイズのファイルを扱うのには向きませんが、USBフラッシュメモリなどに細々としたデータを移動するには十分です。
また、3.5mm4極ミニプラグがついているのはうれしいポイント。iPhoneやiPadではオーディオポートが廃止されて久しいですが、本製品をつなげば音楽や動画が楽しめます。
給電は専用のType-Cポートから行うことができます。100W急速充電に対応していますが、本製品への電力供給を差し引くと最大で85W程度の給電になります。
本製品はケーブルを使用しない、直挿しタイプのドッキングステーションなので、コンパクトで取り回しが優れています。直挿しタイプは、現行MacBookなどUSBポートが隣接しているモデルと組み合わせると干渉してしまいますが、iPhoneやiPadなどポートがそもそも一つしかないデバイスと使うなら取り回しやすいといえます。
同時発売のコンボハブ「COM-C3SD163」はSDカードが差し込める

コンボハブ「COM-C3SD163」はドッキングステーションと共通点も多く、USB Type-Aポート(USB 3.2 Gen1)、Type-Cポート(USB 2.0)、給電専用Type-Cポート、3.5mm4極ミニプラグまでが同じです。
ドッキングステーションとの違いはHDMI接続の代わりにSDカード、microSDカードスロットが装備されている点。映像出力をなくして、メディアへのアクセスを重視したモデルです。一眼レフカメラなどでSDカードに保存したデータを移動するのに便利です。ただし、SDカードは両方のポートを同時に使用することができないので注意しましょう。
また、HDMIポートがないので、本体の消費電はがドッキングステーションと比べて少なくなっています。100Wの充電器に接続した場合は実際には95W程度の給電が可能です。
サブディスプレイに接続したいときはHDMIを装備するドッキングステーション、カメラと一緒に使うならコンボハブがおすすめです。どちらもType-Cポートがあればどのデバイスでも使えますが、直挿しタイプかつイヤフォンジャックがあるので、特にiPhone、iPadとの使用に向いています。
ハイスペックなドッキングステーションも魅力的ですが、使いきれない機能を持て余す人には、必要十分な機能を備えたスケルトンドッキングステーションも一考の価値ありだと思います。
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