ここ数年、若者の間で昭和レトロや平成レトロといった「レトロカルチャー」が流行っているそうです。
かくいう私も、いわゆるZ世代に該当します。実際に使ったことはない、ガラケーやポケベルに対する憧れのような気持ちがあります。
そんな中、一味違ったモバイルバッテリを見つけました。ポケベル型のモバイルバッテリ「Trozk Beeper Power Bank」です。
Trozkポータブル充電器 30W急速充電 10000mAh 大容量 モバイルバッテリー【SMSを送り合う/大型デジタルディ…
メーカーから借りることができたので、さっそくレビューしていきます。
まるでポケベル! レトロなデザインが心くすぐる「Trozk Beeper Power Bank」。
まず大きさは手のひらに収まるコンパクトさ。入出力のUSB-Cポートと出力専用のUSB-Aポートが搭載。USB-C to Cケーブルが付属します。

カラーは、全4種類。ホワイト、ピンク、パープル、そしてブラックです。ポケベルに近い色イメージは黒でしょうか。

ホワイト、ピンク、パープルは、内部の基盤がうっすらと見えるスケルトンデザイン。昔のゲームボーイなどを彷彿とさせるレトロさがすてきです。

「Trozk Beeper Power Bank」はディスプレイ搭載。テキスト表示機能にテンションが上がる!
そして、このモバイルバッテリの一番の特徴が液晶画面に文字を表示できるというところ。
表示できるメッセージは60種類。ただし、海外メーカーということもあり、テキストは、頭に「?」が浮かぶものもたくさんありました。
「ありがとう」や、「こんにちわ」はまだいいとして、「会いできて嬉しい」など、若干怪しい日本語が続きます。
「誕生日おめでとう」、「ハッピーホリデー」のように、メッセージのようなものもありますが、ネットスラングが多い印象でした。そのほか、文学的フレーズもあります。




メッセージは、本体に搭載されたボタンの「Edit Mode」を押すことでランダム表示されます。
また、「Edit Mode」ボタンを長押しすると、数字を選択する画面に移動し、テキストに割り振られている番号を入力すれば、表示させたいテキストを選択できます。

実際のポケベルとは使い方は異なりますが、筆者は“らしさ”を感じてテンションが上がりました。
ポケベルらしく、通信も可能。「Trozk Beeper Power Bank」を2台用意しよう
このモバイルバッテリ、文字を表示できるだけでありません。なんと2台あれば、送受信ができるという謎機能までついています。左下の「↗︎」(矢印ボタン)を押すと、選択したメッセージが近くにある2台目に送れるんです。
ちなみにBluetoothではなく、マイクロ波送信機能により通信できるとのこと。
受信できるのは一定の距離のみで、遠すぎる距離だと届きません。筆者が試した限り、30メートル程度の距離なら送受信ができました。

正直、メッセージ機能に実用性はありません。ただ、こういった“遊び”が好きな人は、筆者を含めて多くいるはず。会社や学校に持って行ったら、話題になるのも間違いないでしょう。
肝心な使い勝手は? 持ち運ぶには容量は十分!
容量は1万mAhとなっており、日常的に持ち運ぶには十分です。iPhoneなどの製品への充電が完了すると「ピピッ」という音が鳴ります。iPhone 14だと1.5回程度、フル充電できました。

また、充電中は液晶画面にアンペアとW数が表示されます。どのくらいの電力量で充電できているのか、わかるのもわかるので安心できますね。
重量は216g。バッテリ容量が1万mAhの他社製品と比較してもほぼ同等です。“ポケベル機能”がついていると考えると、むしろ軽量化できているのかも。
モバイルバッテリとしての性能は十分ですし、持ってると話題になること間違いなし。普通のモバイルバッテリでは味気ないという方にはピッタリです。
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著者プロフィール

大竹望未
『Mac Fan』編集部所属。2001年生まれ。2024年に編集部に入りました。趣味は旅行、音楽を聴くこと。便利でおもしろいガジェット、iPhoneのTipsを日々探しています!