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天井モバイルプロジェクタ「GV50」レビュー。心地よく眠りにつける機能を多数搭載? “ながら寝好き”のライターが実機でお試し!

著者: 中筋義人

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天井モバイルプロジェクタ「GV50」レビュー。心地よく眠りにつける機能を多数搭載? “ながら寝好き”のライターが実機でお試し!

※この記事は『Mac Fan』2025年1月号に掲載されたものです。

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眠れぬ夜のお供。BenQのプロジェクタ「GV50」は、ながら寝に最適か?

筆者は昔から寝つきが悪い質で、どうやったらすんなり眠れるか自分なりに長らく考えてきました。その結果、「ながら寝がベスト」という結論に至りました。

多くの健康情報サイトなどには「ながら寝は睡眠の質を低下させる」といったことが書かれていますが、私は逆で、何もせずに寝ようとするとかえって目が冴えてしまうのです。

そこで、今回BenQさんのプロジェクタ「GV50」を借りることにしました。この製品は、公式サイト曰く「心地よく眠りにつける、寝室に最適な機能多数搭載」とのこと。私向けの製品のようで検証が楽しみです。

水平360度、水平135度。設置場所の制約から解き放たれたプロジェクタ

「GV50」の最大の特徴は、設置場所の自由度の高さです。一般的にプロジェクタを使用する場合、スクリーンや壁などとの位置関係で制約されることが多々あります。特に寝室はベッドや布団があるため、一般的なプロジェクタではさらに設置しづらいでしょう。

しかし、「GV50」は優れたプロダクトデザインと自動補正機能によって、その制約を回避しています。

付属の台座の上に、円盤型を横にしたような形のプロジェクタを乗せて回転させて使う仕組みのおかげで、映像の照射角度を水平に360度、垂直方向に135度の範囲で自由に調整できるのです。

さらに、台座には「チルト機構」を搭載しているので、角度をつけて投影することも可能です。

台座に本体を設置することで、水平360度、垂直135度に角度を調整し、投影できます。設置面積は約13×12.5㎝とコンパクトなので、場所を取りません。

歪み、回転を自動補正。さらには障害物の回避機能も。モバイル性能の本領発揮!

プロジェクタを投影する面に対して斜めに設置する際に必須となるのが、映像の歪みに対する補正です。この補正を手動で行うとなると手間がかかりますが、「GV50」はその補正を自動で行います。

実際に私の部屋に設置してみたところ、非常に簡単にセットアップができました。本体を起動すると、フォーカス補正、縦/横の台形補正、回転の補正が自動で行われるほか、障害物を回避して画面を表示する機能まで備えていました。これらの自動補正は、プロジェクタを動かしたり、投影する方向を変えたりするたびに状況の変化を認識して機能します。うまく補正されない場合は、本体やリモコンにあるボタンを押せば再補正されるほか、手動での補正も可能です。

これらの機能のおかげで、持ち運びをしてもすばやく映像を投影開始でき、モバイルプロジェクタである「GV50」の本領が発揮されます。

台座のチルト機構で本体を傾けることで、天井へ投影する際の映像の位置に角度をつけることができます。

バッテリ搭載で、最大2時間強の連続使用が可能。映画を見るならACアダプタで給電したい

天井高250センチメートルの部屋で、床に「GV50」を設置して投影してみたところ、およそ82インチのサイズで表示されました。ただし、投影する面へ斜めに投射したり、障害物を回避させたりした場合は、補正で映像の表示サイズは小さくなります。

また、「GV50」の輝度は500ANSIルーメンと、会議室などで使うプロジェクタと比べると低輝度で、夜間に明かりを落とした部屋での利用が前提になっています。

さらに、「GV50」のバッテリ性能についても検証してみました。公式サイトでは2時間30分の動画再生が可能とされています。実際にフル充電からどれぐらいの時間でバッテリが切れるか、数回測ったところ、2時間〜2時間30分ほど連続使用すると「バッテリの残量が少なすぎます」という警告が出て電源が切れました。寝落ちするには十分な駆動時間ですが、映画1本を最後まで観るにはやや心許ないので、そういった場合はACアダプタをつないで視聴したほうがよいでしょう。

なお、充電は付属のACアダプタ以外に、本体のUSB-Cに充電器やモバイルバッテリを接続することでも行えます。ちなみに、バッテリを完全に使い切ってから、フル充電させるには付属のACアダプタで約3時間かかりました。

「GV50」は、付属のACアダプタ以外にUSB-C経由での充電が可能です。そのほか、USB-C対応機器への給電、USB-CおよびHDMIでの映像入力、USB-Aでの周辺機器接続、3.5mmステレオミニ端子での音声出力に対応しています。

GV50はGoogle TVを搭載。謳い文句に偽りなく「ながら寝」に最適な機能も充実!

「GV50」では、AndroidベースのスマートテレビOS「Google TV」を搭載しています。初期状態で「Netflix」、「Prime Video」、「YouTube」といった配信サービスのアプリがインストールされていますが、そのほかの配信サービスもアプリを追加インストールすることで視聴可能です。

実際に「GV50」で映画を観ながら就寝してみたところ、普段のiPhoneでの視聴体験とはまったく別物で、やはり迫力があります。大画面のせいで眠れなくなるかと思いましたが、すんなり眠れました。スリープタイマーで電源を自動的に切る仕組みがあり、安心して寝落ちできるのもうれしいです。

検証した結果、「GV50」は謳い文句に偽りなく、私のような「ながら寝」族に適したプロジェクタでした。とにかくセットアップが簡単で、映像やサウンドの性能、価格、本体サイズなどのトータルバランスがよく、寝室だけでなく、リビングやキャンプでも活躍しそうです。「これは買い」と強く思える製品でした。

天井高250cmの部屋で、床に「GV50」を設置して天井に投影すると、およそ82インチのサイズで表示されました。画像の左下にある黒い四角は、サイズの目安として筆者が天井に貼ったA4の紙です。
スマートテレビOS「Google TV」を搭載しており、アプリを追加インストールすれば、さまざまな配信サービスの視聴が可能です。なお、BenQが提供している無料アプリ「Screen Sharing for iOS」をインストールすると、同じ無線LANに接続したiPhoneやMacの画面を「GV50」でミラーリング表示できます。

GV50
【開発】BenQ
【開発】11万9800円
【サイズ】130(W)×211(H)×191(D)mm
【重量】約2.1kg
【投影サイズ】約30〜120インチ
【製品貸与】BenQ

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著者プロフィール

中筋義人

中筋義人

編集者・株式会社エディトル代表。出版社でアップル製品専門誌の企画・編集に携わり、デザイン関連書籍の制作にも従事。その後、ソフトウェア開発会社を経て独立し、2010年に企画制作とIT支援を行う株式会社エディトルを設立。現在は、ソリューション提案、業務支援、広告企画、ウェブマーケティングなど多岐にわたる分野で活動中。

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