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【Makuakeプロジェクトは11/29まで!】左手デバイス「Luminella」先行レビュー。多機能&シンプルな操作性で“はじめて”にもプロユースにも最適!

著者: 大竹望未

【Makuakeプロジェクトは11/29まで!】左手デバイス「Luminella」先行レビュー。多機能&シンプルな操作性で“はじめて”にもプロユースにも最適!

私事ですが、この春から編集者として働き始めました。仕事柄、文章の編集作業はもちろん、ときには画像や動画編集も行います。しかし効率的なパソコン操作に慣れておらず、苦戦する日々。ショートカットキーなどで工夫しつつ、もっと便利に操作する方法はないだろうか…と密かに探していました。

そんな最中、Makuakeで気になる「左手デバイス」を見つけました。それが、「Luminella」です。

「Luminella」は、ホワイトカラーを基調にしたコンパクトなデザイン。指先で軽く倒せば操作できます。

「左手デバイス」とは、マウスを使う手とは反対の手で使うショートカットデバイスの呼称です。そのため、利き手によっては「右手デバイス」になることもあるかもしれません。多くの場合、複数のボタンやダイヤル、スティックなどが搭載されており、そこにさまざまな機能を割り振ることで、パソコン操作を効率化してくれます。

個人的に、クリエイターやゲーマー向けのデバイスだという思い込みもあり、これまで触ったことはありませんでした。

しかしこのLuminellaは、そうしたクリエイターだけではなく、デスクワークや一般的なパソコン作業を行うライトユーザもピッタリの仕様だとか! 現在クラウドファウンディング中(11/29が最終日)の製品ですが、お借りできることになったので試してみることにしました。

簡単な設定ですぐにLuminellaを使い始められる!

最初に手にとって驚いたのはその軽さです。120gと軽く、大きさも手のひらサイズのため、持ち運んで会社でも自宅でも使えるのはうれしい!

Luminella本体は、手で掴んで操作できるスティック状の「Luminella Stick」とLuminella Stickを円状に囲む「Flat Ring」の2つに分かれています。「Luminella Stick」は前後左右にぐるりと傾けることでショートカットの操作可能に。「Flat Ring」は、ボタン式となっており単一キーなどを設定できます。

トータルの高さが約68mm、底面からFlat Ringの高さが約33mm 、Flat Ringの直径が約60mmとなっています。

まずは、Macにドライバと専用アプリをダウンロードします。次に、MacとLuminellaを接続することで初期設定は完了です。接続は、LuminellaがUSB-Cポートを備えているため、USB-C to Cケーブルを使用しました。なお、付属のケーブルはUSB-A to Cケーブルとなっています。ダウンロードすると、各項目のショートカットを設定する画面が開かれるので、自分が使いやすいショートカットを作って設定します。

そして、ショートカットをアプリ上で登録すると、すぐにLuminella上で利用できるようになりました。

またデフォルトで基本的なショートカットが登録されていたため、難しい設定をしなくてもすぐに使い始められました。もちろん、すべていちから自分で設定することもできます。

luminellaのアプリでの設定画面。ここからショートカットを設定できます。たとえば、スティック部分である「Luminella Stick」にショートカットをセットする場合は、赤枠で囲った[Luminella Stick]設定ボタンをタップします。
どの位置にショートカットを選択画面が出てくるため、ここで選択します。
ショートカットを設定できる画面が表示されます。選択し保存することで、すぐに設定したショートカットをLuminellaから呼び出すことができました。

今までショートカットキーやマウスカーソル移動、トラックパット操作など、操作する機械が分散していることで、操作のしづらさを感じていました。「Luminella」だと、ムダな動線を少なくし、効率よく作業することができる点がとても便利です。

ボタンを押すことで操作できる「Flat Ring」の設定画面。Luminella Stickをぐるっと囲むように設置されている8つのボタンにショートカットを設定できます。

感覚的にLuminellaを使えるのでわざわざ操作を覚える必要なし!

1週間ほど使ってみましたが、左手デバイスをはじめて使う私でも操作に迷うことはなく、感覚的に使用できました。これまで、Macでキーボードショートカットを設定しても、結局覚えられずに使わなくなる…なんてことが多々あった私ですが、「Luminella」があればボタン1つ、あるいはスティックを動かすだけなのでとにかく手軽に使えるのです。またスティックを傾けて操作すると、ガイドが表示されるため、ミスなく操作することができます。

ガイド機能があるため画面から目線を外さずに操作できます。

たとえば、ズームインや音量調節を行う際にも、Luminella Stickを上から下にスライドさせることで操作できます。

上図のように設定した場合、Luminella Stickを右下にスライドさせるとズームイン、左下にするとズームアウトできます。

またWordやExcelでも、名前の保存やスクロール、フォントサイズの変更などの基本的な動作をすぐに行えます。もしフォントサイズの変更を行いたい場合、Luminella Stickの操作で出てくるガイドに沿って、任意の項目を選択します。そのあと、Luminella Stickをスライドさせるとフォントサイズを拡大・縮小することができます。

Wordで文字のサイズを変更する際も、Luminella Stickをスライドさせることで拡大縮小できます。

もちろん、クリエイティブツールをはじめとしたなど多数のソフトでも利用できます。しかもIllustratorやPhotoshopといった定番ソフトに対しても、デフォルトでショートカットが用意されているため、細かい設定をしなくても使い始められます(当然、カスタムにも対応!)。趣味でクリエイティブソフトを使っている人にも、ぜひおすすめしたいです。

8つの定番クリエイティブソフトにも、ショートカットがあらかじめ用意されています。

また「Luminella」はスティックを非常に軽い力で動かせます。そのため、長時間使っていたにもかかわらず、疲労感が非常に少なく。軽い力で動かせることに加えて、人間工学の観点から手首や腕への疲労やストレスの蓄積を軽減される設計となっているそうです。

なお、本製品は現在応援購入サービス「Makuake」にてプロジェクトが進行中。お得に購入できるチャンスとなっています。11/29 22時で終わってしまうため、興味のある方はこの機会にぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。

著者プロフィール

大竹望未

大竹望未

『Mac Fan』編集部所属。2001年生まれ。2024年に編集部に入りました。趣味は旅行、音楽を聴くこと。便利なガジェット、iPhoneのTipsを日々探し求めています。

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