JBL TOUR PRO 3
- 【発売】
- JBL
- 【価格】
- オープンプライス
【URL】 https://jp.jbl.com/TOUR-PRO-3.html
【実売価格】 4万2900円
【Bluetooth】 バージョン5.3
【対応プロファイル】 A2DP V1.4, AVRCP V1.6.2, HFP V1.8
【防水規格】 IP55(イヤフォンのみ)
【連続使用時間】 Bluetooth接続時→ANCオフ時:約44時間、ANCオン時:約32時間
【付属品】 充電用USB-Cケーブル、 USB-C to AUXケーブル、 USB-C to USB-Cケーブル、シリコンイヤチップ5サイズ、フォームイヤチップ 1サイズ(Mサイズ)
待望の新モデルが登場!
突然ですが、皆さんはワイヤレスイヤフォンを使っていますか? ある調査(※1)によると、完全ワイヤレスイヤフォンを2台以上購入した経験がある人が年々増えており、2019年には約31%だったのが、2023年にはなんと55%にまで増加したそうです。
そういわれてみると、最近街中を歩いている方の多くが、ワイヤレスイヤフォンを着けていますよね。特によく見かけるのが、やはりAppleのAirPodsシリーズでしょうか。もちろん私もワイヤレスイヤフォンを使っているのですが、AirPodsシリーズではなく、JBLの製品を愛用しています。音質、デザイン、機能性のバランスが良く、とくに昨年発売されたフラッグシップモデル「JBL TOUR PRO 2は多くの賞を受賞するほど評価が高く、私もその魅力にすっかりハマりました。
そして、待望の新モデル「JBL TOUR PRO 3」が、今年10月3日に登場予定です! 新モデル登場を待ち望んでいた私はさっそくメーカーさんにお借りし、毎日愛用していた前モデルとどう違うのか、ワクワクしながら試してみました!
まず、実機を手に取って驚いたのが、タッチスクリーン式スマート充電ケースの進化です。前モデルにもあった音量調整や音質設定の機能はそのままに、今回はアルバム名や楽曲名、さらに電話がかかってきたときの連絡先まで表示されるようになったんです! 音楽をランダムに聴くことが多い私にとって、「この曲いいじゃん!」と思ったときにすぐにディスプレイで確認できるのは、かなりうれしいポイントです。
そして、次に注目なのがノイズキャンセリング機能。交通量の多い道路を歩いているときに、その性能の高さを実感しました。イヤフォンを外すと「こんなに周りは騒がしかったの?」とびっくりするほど、騒音を強力にカットしてくれるんです! TOUR PRO 3には、さまざまな種類のノイズをトレーニングした「AIノイズ低減アルゴリズム」が新たに搭載されていて、電車や自転車の音だけでなく、赤ちゃんの泣き声や咀嚼音などの突発的な音もシャットアウト。静かに音楽に没頭できる環境を作ってくれるんです。
トランスミッター機能が新搭載!
このイヤフォンの一番の注目ポイントともいえるのが、ケースがトランスミッターとして機能すること。TOUR PRO 3のスマート充電ケースを3.5mmのAUX接続またはUSB-C接続することで音声信号をイヤフォンに送信することができます。複数のイヤフォンやスピーカに音を同時に送信できるので、飛行機内で機内のエンターテイメントを隣の席の家族や友人とシェアをして楽しんだり、大画面で映画を観ながら、家族みんなで迫力のあるサウンドを共有する、なんてこともできちゃいます。
実際に製品発表会では、1台のTOUR PRO 3から発信した音を約13人で同時に聴くデモが行われていました。私も実際に体験したところ、音はとてもクリアで先進的な体験にワクワクしました。
さらに、TOUR PRO 3にはヘッドトラッキング機能が搭載されていて、音の方向を自分の頭の動きに連動させることが可能です。スポーツ観戦やライブ映像を観るとき、まるでその場にいるかのような臨場感が味わえます。Macに接続して96kHz/24bitのロスレス再生も楽しめるので、Apple Musicの高音質コンテンツも余すことなく楽しめます。
前モデルと聞き比べてみた!
TOUR PRO 2とTOUR PRO 3をiPhoneとペアリングし、Apple MusicでJ-Popとクラシックを聴き比べてみました。TOUR PRO 2と比べると、TOUR PRO 3の低音がよりパワフル! 低音がしっかりしているおかげで、全体の音バランスが良くなり、音楽をリラックスして楽しめました。また、高音域もクリアで、女性ボーカルの透き通った声がとても心地よく耳に響きます。
より好みの音を楽しみたいときは、JBLの専用アプリでイコライザをカスタマイズするのがおすすめ。私は低音が好きなので、BASSを強めに設定しました。これがもう、最高に気持ちいいんです!
このイヤフォンは、単に高音質で音楽を楽しめるだけでなく、トランスミッターとしても使えますし、優れたノイズキャンセリング性能で音楽に集中することもできます。さらに、ディスプレイから簡単に操作できる便利さを考えると、これ以上のイヤフォンはないと言えるでしょう。
※1BCN左右分離型イヤホン調査および完全ワイヤレスイヤホン調査(2019年〜2023年)
著者プロフィール
中臺さや香
Mac Fan編集部所属。英日翻訳職を経て、編集部へジョインしました。趣味はピアノを弾くこと、読書、最新のガジェットを触ること。月に一度、Appleに関する最新情報を生配信で解説している「Mac Fan News」も見にきてください!