ゴミ箱に入ったファイルを空にしようとしても実行されないとき、まずは削除したいファイルにロックがかかっていないか、システムの動作に関係するファイルを捨てていないか確認しましょう。これらに該当しない場合、「Finder」を開いたあと[shift]キーを押しながらアップルメニューをクリックして[Finderを強制終了]を選び、ゴミ箱を空にする操作を実行します。これでも削除できないなら、起動中のソフトをすべて終了し、再起動あるいはセーフモードで起動してからゴミ箱を空にするなどの操作を実行しましょう。
①Finderの再起動、起動しているソフトの終了、再起動などを試して、ゴミ箱を空にできるか確認しましょう。
②セーフモードでの起動を試してもゴミ箱の中身を空にできない場合は「ディスクユーティリティ」ソフトを開きます。右のメニューから[Macintosh HD]を選び、[First Aid]を実行してディスクを修復。完了後に再起動してゴミ箱を空にしましょう。
いずれの方法でも解決しない場合はHDDが破損している可能性が考えられます。Appleが提供する標準ソフト「ディスクユーティリティ」を使って、ディスクの修復を試みましょう。
※この記事は『Mac Fan』2024年5・6月合併号 特別冊子「Macで困ったときに開く本」に掲載されたものです。