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夏の宿題にまだ間に合う⁉︎ iPhoneを顕微鏡化して、一味違う自由研究をしてみよう! 「APEXEL スマホ顕微鏡 APL-MS200」レビュー

著者: 関口大起

夏の宿題にまだ間に合う⁉︎ iPhoneを顕微鏡化して、一味違う自由研究をしてみよう! 「APEXEL スマホ顕微鏡 APL-MS200」レビュー

iPhoneが“顕微鏡”に! 装着するだけの本格&お手軽カメラアクセサリ

2021年に登場したiPhone 13 Pro以降のProシリーズのiPhoneでは、「マクロ撮影」が可能だ。スマホ顕微鏡を装着して、被写体にiPhoneのカメラを近づけるだけで、その細部までを映し出してくれる。それだけでもかなり新鮮な撮影体験だが、それ以上のマクロ体験をもたらすアクセサリを発見した。

それが「APEXEL スマホ顕微鏡 APL-MS200」。専用アプリを必要とせず、iPhoneに装着するだけで光学倍率約200倍を実現する。

APEXEL スマホ顕微鏡 APL-MS200

【発売】
浅沼商会
【価格】
8140円

公式サイト

葉っぱを撮ってみた。鮮やかかつ精細に映し出される。
結婚指輪もパシャリ。思ったより傷だらけ。

顕微鏡本体にバッテリを内蔵し、フル充電すれば2時間連続で使用できるのも魅力だ。また、明るさや色味を12パターンで調整可能な高輝度LEDライトを備えているため、暗所を含め、環境を問わず撮影できる。

内蔵するLEDライト。写真は白色を最大の光量で点灯させているところ。
395nmのUV(紫外線)ライトも利用できる。蛍光反応の特性を持つ対象の撮影や観察に活用しよう。

パーツは2つだけ! iPhoneの「カメラ」アプリですぐに使い始めよう

装着方法は至って簡単だ。iPhoneなどのスマホのメインカメラにフィットするようにフレームをセットし、上部のネジで固定。あとは顕微鏡のレンズパーツをセットするだけでいい。注意点は、フレームの横幅が広めなので、iPhoneのminiシリーズでは使えないこと。

今回はiPhone 15 Proに装着。iPhone 15 Proのメインカメラである左下とフレームの穴を合わせる。ピッタリ合わさったら上部のネジを回そう。
フレームを固定したら、顕微鏡のレンズパーツをセットする。あとは電源を入れるだけだ。
電源は右上にある。長押しで起動しよう。充電用のUSB-Cポートも備えている。
下部にはLEDライトの光量や色味を変更するボタンも。

顕微鏡の面白さを再発見! iPhoneカメラで撮影するコツとおすすめ設定

試しにいろいろな物を映してみたが、これがかなり面白い。写真を撮らずとも、小さな世界を観察しているだけで時間が溶けていきそうだ。理科の授業で使ったような顕微鏡では、サイズや形状的に観察対象に制限がある。しかし、iPhoneカメラであれば自由度がかなり高いというのもメリットだろう。

撮影時のコツは、対象物に触れるくらいレンズを近づけること。そうすることでピントが安定する。また、倍率は2倍が良さそうだ。私が使用したiPhone 15 Proの場合、1倍だと、周囲に黒い枠がかなり入ってしまった。また、自動でオン/オフするマクロ撮影モードが邪魔なので、設定でオフにしてから撮影するといいだろう。

APEXEL スマホ顕微鏡 APL-MS200を装着したiPhone 15 Proの1倍で撮影した葉。
iPhone 15 Proの2倍で撮影した同じ葉。細かい傷や汚れが鮮明に見える。
同じ葉をiPhone 15 Proでマクロ撮影したもの。葉脈まで見て取れるが、その倍率は大きく異なる。

200倍の世界を覗いてみよう! 「iPhoneで顕微鏡」クイズ

いろいろな物を撮影したので、最後にクイズを出題する。さて、何を撮ったでしょう!

ヒントは「THE FIRST」(1問目だけに)。答えはコチラ
2問目。おそらく日本中にある物。答えはコチラ
2問目と大きな枠組みでは同じグループのアレ。答えはコチラ(答えの写真の一番下の部分。斜めに撮ったせいでより難問になってしまった)。

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著者プロフィール

関口大起

関口大起

『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_

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