※この記事は『Mac Fan』2025年3月号に掲載されたものです。
新年を迎え、初詣に行った方も多いだろう。ちなみに僕は、週に5回ぐらいは神社でお祈りをしているので、あえてこのタイミングで初詣はしない。普段の生活の中でお参りする。
どうしてそんなに神社へ行くのか? そんなに神頼みをしたいのか?と突っ込まれそうだが、そういうわけではない。目標を忘れないためだ。
神様に頼むことは、たいてい自分の欲望だ。「…なりますように」といった具合に、それは言い換えれば「目標」でもある。
「宝くじが当たりますように」と祈ってもそれは無謀だ。なぜなら、僕自身がコントロールできないからである。
世の中には「内的要因」と「外的要因」がある。内的要因は自分がコントロールできることだ。たとえば、「今日のランチはハンバーグを食べよう!」というのは、僕自身でコントロールできる。
だが、明日の天気を雪にする!というのは、僕の力では無理だ。これを実現できる人は(おそらく)いないだろう。
先述の「宝くじが当たりますように」というのはまさに外的要因だ。だから僕はそんなことを神社では祈らない。それよりも「食べるものを半分にする」「週に100時間以上仕事する」という内的要因を誓う。この前は「年収を10億円にする」と口にした。
会社を大きくすればそれも実現できるだろう。でも、目標を全部達成できるわけではない。なぜか? それは、目標を忘れることがよくあるからだ。ダイエットの目標を失念して、「カレーライスを食べてしまった!」ということもしばしば。だから太っているのだ。「年収◯億円!」という目標を立てていても、動画を見て遊んでしまったり、寝てしまったり。
だから、目標を忘れないために懸命に神社に通う。「あ、こんな目標があったんだった」と幾度も思い出す。すると心に染み込み、常に意識できる。そのために今日も強く願う。今年こそは、と。

著者プロフィール
野呂エイシロウ
放送作家、戦略的PRコンサルタント。毎日オールナイトニッポンを朝5時まで聴き、テレビの見過ぎで受験失敗し、人生いろいろあって放送作家に。「元気が出るテレビ」「鉄腕DASH」「NHK紅白歌合戦」「アンビリバボー」などを構成。テレビ番組も、CMやPRをヒットさせることも一緒。放送作家はヒットするためのコンサルタント業だ!と、戦略的PRコンサルタントに。偉そうなことを言った割には、『テレビで売り上げ100倍にする私の方法』(講談社)『プレスリリースはラブレター』(万来舎)が、ミリオンセラーにならず悩み中。



