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iPadでの最適な家計簿管理とは?=iPad ×「Dr.Wallet」【iPad美崎式】

著者: 美崎栄一郎

iPadでの最適な家計簿管理とは?=iPad ×「Dr.Wallet」【iPad美崎式】

今どきの家計簿はiPadのカメラでレシートをパシャり

商品価格の相場もわかる

貯金や節約をするためには、日々の支出をしっかり管理し、無駄を可視化しなければなりません。そんな毎日の支出と収入を管理するのに便利なのが、家計簿です。以前までは店舗でもらったレシートを見ながら、紙のノートにわざわざ書き込まなければならなかった家計簿ですが、今はもう令和の時代。ずっと楽ちんにできるようになっています。

私が愛用しているのが、「Dr.Wallet」というサービスです。iPad(またはiPhone)と専用アプリでレシートをパシャッと撮影すると、レシートに書いてある金額や細かい項目をデータ化して全部管理してくれるんです。しかも、たった月額600円(プレミアムプラン)。たった600円で毎日家計簿をつけてくれると思うと、ホントに便利な時代になったなぁと実感します。

家計簿 Dr.Wallet

【開発】
TOKIUM Inc.
【価格】
無料(App内課金が有り)

基本的には家計簿を管理するDr.Walletですが、日常の意外なシーンでも役立ちます。たとえば、先日エアコンの掃除のためにクリーナーを買いに行ったのですが、近所のドラッグストアで547円でした。たまにしか買わないから、相場がわからない。そこで、Dr.Walletを開いて「エアコン」と検索します。すると、過去に429円と598円でクリーナーを買った履歴が出てきました。

このお店が少し高いことがわかったので、別の店に行ってみると、なんと356円。4本買ったので、764円もお得に買えました。私は、同じものなら、できるだけお得に買いたい性質。サッと商品価格の相場もわかるDr.Wallet、便利だなぁ。

レシートの内容をオペレータが入力

ちなみに、アプリの仕組みは非常にシンプル。iPadやiPhoneのアプリでレシートの写真を撮ると、オペレータがレシート項目を手入力して、家計簿をつけてくれます。人力なので、精度もバッチリですし、手書きの領収書もOKです。レシートの項目から食費、日用雑貨などの「カテゴリ」を自動的に振り分けてくれます。私がやっていることは、ただレシートを並べて撮影するだけ。これで家計簿がつけられるのだから、やらなきゃ損です。

スマートフォンやタブレットのカメラでレシートを撮影するだけで家計簿を自動的につけてくれる「Dr.Wallet」。オペレータが実際に人力でデータ化してくれるので、非常に高い精度で管理できます。

銀行口座と連係できたり、家計簿データをCSV形式で書き出せたり(プレミアムプランのみ)と、非常に多機能な本アプリですが、基本的には買い物のレシートをアプリで撮影するだけ。これだけで家計簿がつけられちゃうんですから、とても便利です。

こちらはアプリのメイン画面。直近の支出比率や最近の入出金をパッと確認できます。新しくレシートを登録したいときは、画面下に[+]ボタンがあるので、ここをクリックすれば撮影画面になります。

収入・支出をしっかり管理して、無駄な出費を抑えなきゃな…。

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細かく仕分けできる有料プランがおすすめ

さて、Dr.Walletには無料プランもあるのですが、個人的には有料のプレミアムプランを推します。無料プランでは「店名(どこで買ったのか)」と「合計金額(いくら支払ったのか)」だけ読み込んでくれるので、ざっくりと管理したい人向け。飲食店や書店、病院であれば、合計金額がわかれば食費や教育費、医療費と判断できるので、それだけでも確かに便利です。でもプレミアムプランに加入すれば、もっと細かく品物ごとに仕分けしてくれるのです。ペットボトルは「食費」、スプレー洗剤は「日用雑貨」、ガムは「嗜好品」のように、です。

もちろん、レシートの品目名は省略されているので、カテゴリが間違っていることもありますが、気になるようだったら、カテゴリをタップすれば自分で変更できます。

また、データはクラウドに保存されるので、Mac、iPad、iPhoneなど、自分が使いたいときに近くにあるデバイスを使えばOK。家ではiPadかMac、出先ではiPhoneといったような使い分けができるのも魅力的ですね。

ポイントだってもらえちゃう!

プレミアムプランでは、毎月120枚までレシートをデータ化してくれますが、もし枚数を超過してしまってもご安心を。追加のレシート処理権を10枚で250円、50枚を1220円で購入できます。

さらに、キャンペーンを利用すれば「Dr.Walletポイント」がもらえます。たとえば、フェイスブックやツイッターにDr.Walletの情報をシェアすれば、30ポイントずつ、計60ポイントもらえます。また、指定の商品を買ってレシートを撮影すれば、ポイントが付与されます。30ポイントでレシート10枚分をゲットできるので、追加でレシート処理権を買わなくても、なんとかやりくりできます。また、300ポイントでアマゾンギフトカードがもらえますし、このポイントとは別にクーポンも発行されるので、使うだけで何かとお得なサービスなのです。

Dr.Walletを使うなら、断然有料のプレミアムプランがおすすめ。なぜなら、商品ごとにカテゴリが付与されるからです。無料プランでは個別品目がデータ化されなかったり、合計金額しかデータ化されません。

読み込まれた商品カテゴリは、登録後に手動で変更することもできます。なお、一番後ろにある「歯車」マークをタップすれば、カテゴリを好きなようにカスタマイズ可能です。

特定の商品を購入してレシートを撮ればポイントが貯まります。300ポイントでAmazonギフトカードがもらえますが、特典欲しさに無駄な買い物をしてしまっては、本末転倒です(笑)。

無料プランでは毎月100枚、プレミアムプランでは毎月120枚までレシートをデータ化できますが、課金することで規定枚数以上のデータ化も可能です。

家計簿の意味を実感できますが、私は写真を撮るだけ。この手軽さが、とにかくグッド!

今回の美崎式まとめ

●レシートをiPadで撮影するだけで簡単に家計簿をつけられる

●キャンペーンやポイントを使って楽しく収入・支出を管理できる

※この記事は『Mac Fan』2020年7月に掲載されたものです。

著者プロフィール

美崎栄一郎

美崎栄一郎

ビジネス書作家・講演家・商品開発コンサルタント。『iPhoneバカ』『iPadバカ』などの著者。新刊『脱ムダ、損、残念! 今度こそ、やめる技術』(あさ出版)が発売中。

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