Mac業界の最新動向はもちろん、読者の皆様にいち早くお伝えしたい重要な情報、
日々の取材活動や編集作業を通して感じた雑感などを読みやすいスタイルで提供します。

Mac Fan メールマガジン

掲載日:

第21回 無駄な時間は一秒もない/野呂エイシロウのケチの美学

第21回 無駄な時間は一秒もない/野呂エイシロウのケチの美学


最近、いろいろな物事のやり方を変えた。お風呂の時間は5分。トイレは1分。朝起きてから家を出るまでは20分。その都度、Apple Watchのストップウォッチで計っている。この原稿は25分で書かなければならない。

そう、すべての事柄に関して時間を制限しているのだ。どうしてか? 自分を発展させるためには、時間が足らないからだ。

これまでボクは一生懸命生きてきたか? どうだろうか? 睡眠時間は6時間半だ。ボクは睡眠時間をすべての中心に置いている。それを踏まえてさらに加速をしたいのだ。

やり方は、軍隊から学んだものだ。先に言っておくが、ボクは軍国主義でもないし、戦争を推奨しているわけでもない。単純に軍の優れたことを自らの人生に取り入れただけだ。

アメリカ軍の特殊部隊の訓練の様子をYouTubeで見た。過酷だ。もっと強靭な精神力が欲しいから見たのである。最近、ボクはテニスも始めたので、闘争心が欲しいからでもある。

とにかく特殊部隊は、体力や精神力はもちろん、整理整頓能力もボクの比ではない。忘れ物をしたらそれこそ「死」が待っている場合もある。忘れ物をして、びっくりするような罰を受けている兵士の映像もあった。ボクには無理だが、彼らの行動が分単位なのでボクも見習っただけだ。

発売当日に、新しいiPad Proを手に入れた。これまで12.9インチを使っていたが、今度のは11インチだ。小型なほうにしたのは、成果として大きい。というのも、常に3台のApple製品を使いこなしているからだ。iPhone、iPad Pro、そしてMacBook Proである。それこそ、軍隊と同じ感覚だ。拳銃は、iPhone。ゴルゴ13が使っているようなアサルトライフルは、iPad Pro。重機関銃と呼ばれるM60はMacBook Proだなと。

だからMacBook Proは常時は持ち歩いていない。ビジネスの場によって使い分けているが、基本的には、iPad Proで間に合っている。すごい性能なので僕の仕事では十分だ。機動力を上げるためにリュックも1.3キロあった重いものから、グレゴリーのもっとも軽い400グラム未満のものに変えた。そして、充電器も持ち歩かなくなった。

ただ、iPhone用の充電バッテリは、2個持っている。これは、拳銃の予備銃弾のカートリッジと同じ。

軽装になったので、動きもスムースだ。階段もできる限り登るようにして、毎日20階以上を目指している。ヘルスケアアプリでチェックだ。現在は午後3時半、まだ9階までしか登っていない。ときにマンションの階段も登って上がる。オフィスもそうだ。トレーニングの意味も含めている。

特殊部隊ほどの精神力はないが、それでも少しでも近づきたいと思う。目的を達成するための「強い意志」を身につけたい。すでに51歳。あと何年生きるかはわからないけど、秒単位で時間を大切にしたいのだ。そのためにApple Watchのストップウォッチを多用している。ちなみにこの原稿は17分で書き上げ、目標達成だ。

新しいiPad Proを発売当日にゲット。Apple Watchも入れれば、4台のApple製品を使っている。

※この記事は『Mac Fan』2019年2月号に掲載されたものです。

著者プロフィール

野呂エイシロウ

野呂エイシロウ

放送作家、戦略的PRコンサルタント。毎日オールナイトニッポンを朝5時まで聴き、テレビの見過ぎで受験失敗し、人生いろいろあって放送作家に。「元気が出るテレビ」「鉄腕DASH」「NHK紅白歌合戦」「アンビリバボー」などを構成。テレビ番組も、CMやPRをヒットさせることも一緒。放送作家はヒットするためのコンサルタント業だ!と、戦略的PRコンサルタントに。偉そうなことを言った割には、『テレビで売り上げ100倍にする私の方法』(講談社)『プレスリリースはラブレター』(万来舎)が、ミリオンセラーにならず悩み中。

この著者の記事一覧