※この記事は『Mac Fan』2022年5月に掲載されたものです。
iPadでiPhone用アプリが意外と使いやすいんです!
iPadは、iPhone向けに開発されたアプリもインストールできます。もちろんiPadに最適化されていないので使い勝手(特に表示面)にやや難点があるものの、最新のiPadOS 15では、iPadでiPhone向けアプリを使う際のある“制限”が解除されました。それは「iPadを必ず縦向きで使わなければならない」というもの。従来はiPadを横位置で使っていても、iPhone向けアプリを起動すると、iPadを90度回さないといけませんでした。iPhoneの縦長画面を想定して開発されているのは承知ですが、ユーザからすると、やっぱりイライラします(笑)。これがなくなったのは、個人的にも大変うれしいところ。
iPhoneに最適化されたアプリをiPadで使いたいシーンって、実は結構あります。「Instagram」のように、iPad版アプリを出さないサービスもありますからね。今回は、私がiPadで愛用しているiPhoneアプリを紹介したいと思います。
iPadで交通機関の時刻を調べるときもiPhone用アプリが便利!
まずは、「駅探 飛行機時刻表 国内線」。国内線の時刻表をサクッと調べられるのですが、とにかくユーザインターフェイスが美しい。地図上に点在する空港をタップして目的地まで線でつなぐと、ちょっと懐かしい空港の掲示板のような表記で、パタパタと時刻表が表示されます。
検索結果を標準「カレンダー」に簡単に追加できることも、私がこのアプリを愛用する理由のひとつ。飛行機の時刻表は「11時10分から12時20分」のように刻み幅が独特なので、手動入力するのが面倒。その点、本アプリなら検索後すぐにスケジュールを追加できます。
交通関係でいえば、ANAやJALといった航空会社の公式予約アプリや、新幹線を予約できる「EXアプリ」などもiPhone版のみなので、それらもiPadに入れています。旅先ではiPhoneで使うことのほうが多いですが、予約作業やその内容の確認は、iPadでも行えたほうがスムースです。
iPhone向けに開発されたアプリをiPadでも便利に使いたいな…
iPadの大きな画面で荷物の受け取りも楽々チェック! クーポンなどアプリでお得に
出張で家を空けることも多い私は、荷物の受け取りや配送をスムースに対応するため、「クロネコヤマト公式アプリ」や「ゆうパックスマホ割」アプリをiPadに入れています。
「クロネコヤマト公式アプリ」では、ヤマト運輸のクロネコメンバーズのIDでログインしておけば、荷物受け取りの日にちや時間をiPadからでも簡単に変更できます。一方の「ゆうパックスマホ割」は、私の場合、出張時にスーツケースを自宅に送るときによく利用します。宛名や住所を伝票に書く必要がなく、アプリで事前に入力したうえで郵便局に置いてあるQRコードリーダを使えば、宛先が印刷されたシールが発行されます。最近はコンビニでの受け取りも指定できるため、荷物を受け取る際の待ち時間もなくなり、無駄がありません。しかも、アプリ経由で送れば、普通に送るよりも180円安くなります。
コンビニのクーポンなども思い立ったときに確認したいので、iPadにもアプリを入れています。ファミリーマートの「ファミペイ」やセブンイレブン公式アプリのクーポンは、ユーザごとに内容が少し異なるようです。私の「ファミペイ」にはアルコール飲料の無料クーポンがよく表示されますが、有効期限があるため、油断すると“タダ呑み”のチャンスを逃してしまいます。なので、iPadでもチェックできる状態にしておきたいのです。
また、最近中古で初期型の日産リーフ(電気自動車)を買いまして、現在納車待ちなのですが、充電スポットを検索できる「GoGoEV」もiPhoneアプリ向けのみ。10年以上前の中古の電気自動車はバッテリが消耗しているため、充電スポットのマネジメントが重要。なので、現在いろいろ調べていますが、事前に調査するなら画面の大きなiPadのほうが断然便利です。iPadとリーフは、ともに2010年に初代が登場しています。というわけで、iPadだけではなく、今後は電気自動車についてもいろいろと試していきたいと思います。
デバイスを問わずすぐに対応できる環境を作ることが大切です!
今回の美崎式まとめ
国内線の時刻を素早く調べたいなら「駅探 飛行機時刻表 国内線」で決まり
荷物の受け取りやクーポンの確認などもiPadで行えるようにしよう