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第85回 自己実現のために書く/野呂エイシロウのケチの美学

第85回 自己実現のために書く/野呂エイシロウのケチの美学

※この記事は『Mac Fan』2024年 7月号に掲載されたものです。

毎朝、iPadとApple Pencilを駆使して大量に書く。メモアプリ「Goodnotes」に3ページほどいろんなことを書く。

「今日やりたいこと」「やらなければならないこと」「思っていること」などなど。一説には「モーニングノート」とか「モーニングルーティーン」などと言うらしい。

そんなことを習慣化して4年ぐらいが経つだろうか?

最近は紙の手帳にも「当日やること」「やらなければならないこと」「実現したいこと」を書いている。

それでも、書いたうちの5割ぐらいしか実現できていない。MacBook Proをフル稼働しているが、完全ではない。送らなければならないメールが100通以上はあるが、日が変わりそうだ。

一度しかない人生だし、すでに僕は56歳である。もうそんなに時間がないと思う。若者からは「老害」と言われているし(苦笑)。

でも、やりたいことがある。実現したい目標がある。だから懸命に努力をする。

その一方で、僕はこれまでの人生で、“本気”を出したことがないのでは?とも思っている。

学校のテストも受験も本気を出していなかった。恋愛も親孝行も家族関係も、実はそうなのかもしれない。人付き合いに関しても、本気を出しているのか?

そう、運だけでここまで来てしまった感があるのだ。周りの人は気がついているが、僕は実に運がいい。

何かを自分で成し遂げたことはほぼない。

なので、“達成できる人”になろうと思う。でも、何を達成したいのか? 実はわからない。目標を明確にしてこなかったからだ。

だから懸命に書く。懸命にiPadに書くのだ。人生一度ぐらいは「運」だけではなく、自分の力で目標を達成したい。それを人は「努力」と呼ぶのだろう。

そういえば、新しい本を書いた。暇つぶしにぜひとも。

今週は5回プールで泳いだ。目標のひとつ。

著者プロフィール

野呂エイシロウ

野呂エイシロウ

放送作家、戦略的PRコンサルタント。毎日オールナイトニッポンを朝5時まで聴き、テレビの見過ぎで受験失敗し、人生いろいろあって放送作家に。「元気が出るテレビ」「鉄腕DASH」「NHK紅白歌合戦」「アンビリバボー」などを構成。テレビ番組も、CMやPRをヒットさせることも一緒。放送作家はヒットするためのコンサルタント業だ!と、戦略的PRコンサルタントに。偉そうなことを言った割には、『テレビで売り上げ100倍にする私の方法』(講談社)『プレスリリースはラブレター』(万来舎)が、ミリオンセラーにならず悩み中。

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