ディスプレイとMac、ハブにアダプタでデスクがいっぱいに…! 多ポート搭載のディスプレイならそれを解消!
MacBookを長年使っている筆者にとって、外付けディスプレイは作業効率を支える必需品です。ただ、ディスプレイ、Mac、外付けハブやLANアダプタを併用すると、机の上がごちゃつきがち。
そんな中、担当編集者から紹介されたのがアイ・オー・データ機器の新作ディスプレイ「LCD‑CWQ341SDB‑FX」と「LCD‑CU321D‑FX」です。いずれもディスプレイそのものが“ドッキングステーション”としても機能する代物なんだとか。
つまり、ディスプレイとMacBookをUSB‑Cケーブル1本でつなぐだけで、映像入力も給電も、LANポートやUSBハブの接続もまるっと集約できるというわけ。完璧なデスクトップ環境を整えるべく、さっそく実機を借りて試してみました。
LCD-CWQ341SDB-FX
- 【発売】
- アイ・オー・データ機器
- 【価格】
- 6万5780円
【URL】https://www.ioplaza.jp/shop/g/g1000-01770008-00000001
【インチ数】34インチ
【解像度】UWQHD(3440×1440)
【映像入力端子】HDMI×1、USB-C×1、DisplayPort×1
【サイズ】約817(W)×260(H)×443~558(D)mm
LCD-CU321D-FX
- 【発売】
- アイ・オー・データ機器
- 【価格】
- 7万1280円
【URL】https://www.ioplaza.jp/shop/g/g1000-01770165-00000001
【インチ数】31.5インチ
【解像度】4K(3840×2160)
【映像入力端子】HDMI(HDCP 2.3)×1、DisplayPort(HDCP 2.3)×1 、USB-C(HDCP 2.3)×1
【サイズ】約714(W)×260(H)×463~583(D)mm
「LCD‑CWQ341SDB‑FX」と「LCD‑CU321D‑FX」。2機種の“性格”と主要スペックを整理しよう
まずは、今回お借りした2台の特徴をそれぞれ整理してみましょう。
ディスプレイ①「LCD‑CWQ341SDB‑FX」
1台目の「LCD‑CWQ341SDB‑FX」は、34インチの超ワイドなディスプレイ。21:9のアスペクト比を生かし、複数ウインドウの同時表示などに最適です。
解像度は3440×1440(UWQHD)、リフレッシュレートは120Hzに対応。このリフレッシュレートの数値は、MacBookの可変ビットレート「ProMotion」と同一のため、Macの滑らかな操作感とも相性バツグンです。
さらに、超ワイドというと曲面を採用したものもありますが、「LCD‑CWQ341SDB‑FX」は平面パネルを採用しているため、クリエイティブ作業でも“直線が歪まない”のが大きなメリット。動画編集や音楽制作といった“横に広い”作業を効率化できます。
たとえば、動画編集で特に精密な構図や水平・垂直ラインの確認が必要な作業において、正確な判断ができる点がうれしいです。

ディスプレイ②「LCD‑CU321D‑FX」
2台目の「LCD‑CU321D‑FX」は、4K(3840×2160)解像度を採用する31.5インチのディスプレイ。
魅力は最大90Wの給電に対応している点で、消費電力の大きい14/16インチのMacBook Proでも、充電しながら使用することが可能です。
さらに、画素数はなんと約829万画素で、最大表示色は10億7374万色(10bit入力時)。約829万画素というのは、フルHDの製品と比べて約4倍の数字です。
そのため、フルHDモデルでは表示しきれなかった、画像の細部をよりくっきりと確認できます。写真現像や4K動画の最終確認など、ピクセル単位の描写力を求める作業でその威力を発揮します。

| ディスプレイ①LCD-CWQ341SDB-FX | ディスプレイ②LCD-CU321D-FX | |
|---|---|---|
| パネルサイズ | 34インチ(アスペクト比 21:9) | 31.5インチ(アスペクト比 16:9) |
| 最大解像度 | UWQHD(3440×1440) | 4K(3840×2160) |
| パネル形状 | 平面(非光沢) | 平面(非光沢) |
| パネルタイプ | ADS(広視野角) | ADS(広視野角) |
| リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大60Hz |
| 給電 | 最大65W | 最大90W |
| ドック機能 | 有線LAN、USBハブ(A×2) | 有線LAN、USBハブ(A×2) |
| 映像入力 | HDMI×1、USB-C×1、DisplayPort×1 | HDMI(HDCP 2.3)×1、DisplayPort(HDCP 2.3)×1 、USB-C(HDCP 2.3)×1 |
| 表示面積 | 799.8(H)×334.8(V)mm | 697.3(H)×392.2(V)mm |
| 最大表示色(10bit入力時) | 1677万色(10億7374万色中) | 10億7374万色 |
どんなユーザにおすすめ? 利用シーンで選ぼう
さて、各ディスプレイはそれぞれどんなユーザにおすすめでしょうか? 利用シーンから逆算して、解説しましょう。
動画編集や音楽制作をする! “マルチタスク派”な人には①「LCD‑CWQ341SDB‑FX」がおすすめ!
「LCD‑CWQ341SDB‑FX」の強みである横長のワイド画面は、「Adobe Premiere Pro」や「Final Cut Pro」といったクリエイティブアプリの表示に最適です。
動画編集のタイムラインを表示したり、音楽制作用のミキサーを横並びに配置したりしても、画面に余裕があるのでソフトを広々使えます。おまけに、120Hzのリフレッシュレートのおかげで、編集時の画面の動きやマウスのスクロールも極めてスムースです。
また、メールやSafari、SNSのタイムラインといった、複数アプリを同時に利用するユーザにも「LCD‑CWQ341SDB‑FX」はおすすめです。ディスプレイの画面が狭いと一度に表示できるアプリの数が限られて作業効率が落ちますが、常に複数アプリの画面を表示させておけば、たとえばコミュニケーションアプリの通知にもより気付きやすくなるでしょう。
さらに、本機は平面パネルなので、ブラウザとエディタを左右に並べても、画面端まで歪みなく視認できるのは高ポイントになるはずです。
写真や4K動画編集をしたい! “プロ志向派”な人には②「LCD‑CU321D‑FX」がおすすめ!
写真の確認や4K動画編集といった、より高いクオリティを求めるユーザには、②「LCD‑CU321D‑FX」がぴったりです。4K解像度、フルHDの4倍もの画素数に加えて、90Wの給電にも対応しています。
とくにレンダリングのような負荷の大きいグラフィック作業では、Macが一気に電力を消費します。その際、Macに十分に給電できないと、作業中にバッテリがどんどん減っていき、場合によっては作業中にバッテリ切れしてしまうこともあるでしょう。そうなると、集中力が途切れがちに。
その点、「LCD‑CU321D‑FX」なら十分な電力を供給し続けてくれるので、作業が中断される不安から解放され、安心して編集に没頭できます。
実際に使ってみた! “ケーブル1本”の時短と画面作業効率を検証
実際に、愛用のMacBook Airで両ディスプレイを使って作業してみました。実は、筆者の仕事場のディスプレイはUSB-C接続できる機種なのですが、自宅のディスプレイはちょっと古いモデルなので、アダプタ経由でHDMI接続していたんです。
そのため、Time Machine用の外付けハードディスクや、写真を取り込むためのSDカードリーダなども、いちいちハブを介して接続していました。
しかし、「LCD‑CWQ341SDB‑FX」と「LCD‑CU321D‑FX」ならその手間を解消してくれます。
“ケーブル1本”になったことで、作業開始スピードも短縮できた!
Macとケーブル1本でつながり、ハブ機能も備える。そんな「LCD‑CWQ341SDB‑FX」と「LCD‑CU321D‑FX」を使って得た印象は、接続のスムースさは作業効率に直結する、ということでした。

曲面パネルを採用するのは、集中力をあげたり、両端まで視界に入るようにしたりするためですが、筆者の体感では平面パネルでも全然問題なし。むしろ両端の表示に歪みが出ないほうがメリットでした。
MacとWinの並列表示やRetinaの美しさ。画面を応用的に使える!
また、「LCD‑CWQ341SDB‑FX」には画面分割ができる「PbP」機能も用意されており、USB‑C、HDMI、DisplayPortのうち2種類を同時表示できます。MacとWindows PCの並列表示、iPadを横に置く、といった使い方も可能で、意外なほど応用範囲が広い印象です。

一方、「LCD‑CU321D‑FX」は4K表示の精細さがやはり心地よく、Retinaに慣れた目には自然になじみます。縦方向も十分に広いため、MacBookの画面をそのまま拡張したような使い勝手でした。
スタンドに「溝」。MacBookのクラムシェルモードに最適
表示機能とは直接関係しませんが、両ディスプレイともスタンドの形状が気に入ってしまいました。手前に溝があり、ここにMacBookを立てかけて置けるんです。

この溝は、Macのディスプレイを閉じた状態で使う「クラムシェルモード」と相性抜群。MacBookだけでなくiPadやiPhoneをつなげて、ディスプレイに表示する際にも役立ちます。

さらに、スタンドのポール上部が持ち手のような形状になっており、ディスプレイの移動が想像以上にラクだったのも個人的にうれしいポイントでした。

さて、あなたならどっちのディスプレイを選ぶ?
アイ・オー・データ機器の「LCD‑CWQ341SDB‑FX」と「LCD‑CU321D‑FX」は、いずれもMacユーザの生産性を引き上げてくれるディスプレイでした。
34インチの超ワイド&平面120Hzを取るか、それとも細部まで緻密に確認できる31.5インチ4K+90W給電を選ぶか…正直、迷います。ただ、いずれを選んでもUSB‑C 1本で、映像出力、Macへの給電、そしてハブ機能が利用できるのは共通です。
非常に悩みますが、個人的には「LCD‑CU321D‑FX」を選びたい。写真が好きなので、4Kの解像度と、MacBookが採用するRetinaに近い精細さや色表現が、その選択をあと押しします。
さて、あなたならどっちのディスプレイを選びますか?
LCD-CWQ341SDB-FX
- 【発売】
- アイ・オー・データ機器
- 【価格】
- 6万5780円
【URL】https://www.ioplaza.jp/shop/g/g1000-01770008-00000001
【インチ数】34インチ
【解像度】UWQHD(3440×1440)
【映像入力端子】HDMI×1、USB-C×1、DisplayPort×1t
【サイズ】約817(W)×260(H)×443~558(D)mm
LCD-CU321D-FX
- 【発売】
- アイ・オー・データ機器
- 【価格】
- 7万1280円
【URL】https://www.ioplaza.jp/shop/g/g1000-01770165-00000001
【インチ数】31.5インチ
【解像度】4K(3840×2160)
【映像入力端子】HDMI(HDCP 2.3)×1、DisplayPort(HDCP 2.3)×1 、USB-C(HDCP 2.3)×1
【サイズ】約714(W)×260(H)×463~583(D)mm
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