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重量わずか4g! 極小SSD「SSPJ-UTC」とは?
今回レビューする「SSPJ-UTC」は、iPhoneのUSB-Cポートに直接挿して使える超小型SSDです。
重量はわずか4グラム程度しかなく、ケーブル不要。iPhoneに直接挿すだけで使えるシンプルさが魅力のアイテムです。

また、本体のコネクタ部分がやや長めに設計されているので、iPhoneにケースを装着したままでも接続できるのも地味にうれしいポイント。USB 3.2 Gen 1(5Gbps)に対応しており、日常のバックアップから高画質動画の保存まで快適に使えます。
もちろんiPhoneだけでなく、MacやiPadにも対応しているため、iPhoneで撮影したあと、SSPJ-UTCをMacやiPadに差し替えれば、スムースに編集まで行えます。

ちなみに、iPhone 13 Pro以降のProシリーズのiPhoneは、ProResの撮影に対応します。しかも、対応する外部ストレージであれば、接続しながら撮ると直接保存することが可能です。これは、iPhoneで本格撮影する人には大変便利な機能ですよね。
SSPJ-UTCでも…と言いたいところですが、残念ながらそれには非対応です。ただし、このサイズ感と価格帯を考えれば、ある程度の割り切りは必要です。
もしProResを安定して直接記録したいなら、同じくアイ・オー・データ製の上位モデルを検討するのがよいでしょう。たとえば、下記のモデルがおすすめです。

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とはいえ、SSPJ-UTCの小ささはとてつもない魅力があります。ということで、iPhoneとSSPJ-UTCを組み合わせてプロ級の撮影環境を作る方法をお教えしましょう。
「Blackmagic Camera」を使えば、“撮りながら保存”できる! iPhone 17 Proで撮影してみた
SSPJ-UTCをフル活用するには、Blackmagic Design製の「Blackmagic Camera」アプリを一緒に使うのがおすすめです。
「Blackmagic Camera」は、プロ仕様の映像制作が可能な高機能カメラアプリです。Appleがかつてイベント動画の撮影に使用したことでも話題になりました。

画像⚫︎Apple
実は、iPhoneの純正「カメラ」アプリは、ProRes撮影以外では外部ストレージに直接記録することができません。せっかくコンパクトなSSDがあっても、撮影して、写真アプリを開いて、ファイルアプリ経由でSSDに移行して…という手間が発生してしまうのです。
そこで白羽の矢が当たるのが「Blackmagic Camera」。なぜなら、こだわりの撮影環境で撮って、それを直接保存できるから。H.264やHEVC(H.265)といった一般的なコーデックでも、外部ストレージに直接保存できます。
撮影後もSSDを抜いてMacにつなげれば、即座に編集作業へ移行可能。しかも、iPhoneから抜いてMacに挿すだけで撮影データが受け渡せるので、即座に編集作業への移行が可能。このアプリは一度体験すると手放せません。
「Blackmagic Camera」アプリで“撮りながら保存”する方法
![①「Blackmagic Camera」アプリを開いたら[設定]をタップ。「メディア」のグループにある[クリップの保存先]を選びます。](https://macfan.book.mynavi.jp/wp-content/uploads/2025/10/fig05a-1.png)
![②[ファイル]をタップします。](https://macfan.book.mynavi.jp/wp-content/uploads/2025/10/fig05b.png)
![③デフォルトの保存先(iPhoneのストレージ内にある「Blackmagic Cam」)が選択されているので画面左上の[<]をタップしてブラウズ画面まで戻りましょう。](https://macfan.book.mynavi.jp/wp-content/uploads/2025/10/fig06a-5.png)
![④[SSPJ-UTC]をタップします。](https://macfan.book.mynavi.jp/wp-content/uploads/2025/10/fig06b-5.png)

![⑥これで[クリップの保存先]が切り替わり、撮影したデータが直接SSPJ-UTCに保存されます。](https://macfan.book.mynavi.jp/wp-content/uploads/2025/10/fig07.png)
ちなみに「Blackmagic Camera」でもProResで撮影することは可能です。ただし、外付けストレージがないと撮れません。
ここでも残念なことに、SSPJ-UTCは対応しないので注意しましょう。あくまで、ProRes以外のところで「Blackmagic Camera」でこだわって撮る外付けSSDとしておすすめします。
SSPJ-UTCは、iPhoneユーザにこそ使ってほしい“撮影ギア”だ!
このようにSSPJ-UTCと「Blackmagic Camera」の相性は最高です。設定にこだわって撮影できるうえ、iPhoneの内蔵ストレージを気にする必要はなし。さらに、Macに移動して編集するのも楽々です。
簡単な編集ならMacの「写真」アプリで取り込んで処理してもいいし、Blackmagic Designの動画編集ソフト「DaVinci Resolve」ならワンランク上のプロフェッショナルな編集も可能です。

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