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macOS Mojaveシステム環境設定攻略ガイド④

著者: Mac Fan編集部

macOS Mojaveシステム環境設定攻略ガイド④

キーボードおよび文字入力のカスタマイズを行う

キーボード

ハードウェアとしてのキーボードの調整から、日本語入力時の単語登録、さらにショートカットのカスタマイズ、音声入力の設定が行えます。Touch Bar付きモデルではControl Stripのカスタマイズもこちらでサポートします。

キーボードの反応を調節する

[キーボード]パネルではキーボードの反応を調整します。上図にある輝度やバックライトの設定項目はノート型Macのみのもの。デスクトップ型Macにはありません。

 

① チェックを入れた状態で、入力メニューに表示された[キーボードビューアを表示]を選ぶと、画面上にソフトウェアキーボードが表示されます。

②ここをチェックすると、キーボードの一番上にある[F1]キーや[F2]キーを標準のファンクションキーとして使います。[fn]キーを併用すると、キートップに刻印されている明るさ調節や音量調節が反応します。

③Windows風に配列を変えたり、Windows用キーボードをMac風に使えるようにしたりといった、キーの入れ替えを行えます。

ユーザ辞書の編集をする

[ユーザ辞書]タブでは、日本語入力のユーザ辞書を編集できます。iCloudを介して、iOSデバイスのユーザ辞書とも同期されます。

ショートカットキーをカスタマイズする

[キーボードショートカット]タブでは、各種ショートカットキーの設定を行えます。左側のリストからジャンルを選び、チェックボックスをオンにしたら、右端のショートカットキーをダブルクリックすると編集できます。

入力ソースの管理をする

ここでは、入力メニューに追加した入力ソース(日本語入力ソフト)の設定を行います。

音声入力の動作条件を変更する

音声でテキストを入力する機能の設定を行います。

キーボードの反応を調節する(汎用キーボード)

汎用キーボードを接続した場合の[キーボード]パネルでは、項目が少なくなりファンクションキーなどの設定は行えません。

Touch Barの設定をする

Touch Bar付きMacBook Proでは、[キーボード]タブに設定項目が増え、Touch Barのカスタマイズなどが行えます。

 

①Touch Barに表示する項目をAppコントロール、Control Strip、ファンクションキー、クイックアクションのどれにするか選べます。Appコントロールにすると開いているソフトの操作がTouch Barで可能になります。

②ここをクリックすると、[Fn]キーを押したときのTouch Bar表示項目を選べます。[F1、F2などのキーを表示]にした場合は上のようになります。

③ここをクリックするとTouch BarのControl Stripをカスタマイズできます。ボタンをドラッグすることで配置するボタンを入れ替えられます。

 

マルチタッチジェスチャをマスターしよう

トラックパッド

MacBookシリーズやマジックトラックパッドを接続しているデスクトップ型Macで設定できます。マルチタッチジェスチャによる操作は、ショートカットより素早く行えるものも多いので、パネルの右側に表示される動画を見て習得しましょう。

カーソルの軌跡の速さなどを調整する

Magic Mouse 2ではタッチセンサを利用してマルチボタンマウスのように使えます。コンテキストメニューなどを出すときに便利な副ボタンはぜひ設定しておきましょう。

 

①副ボタンクリックのジェスチャを[2本指でクリックまたはタップ]も含め、3種類から選びます。

②[タップでクリック]は、初期設定ではオフになっています。トラックパッドをトンと叩く(タップ)するだけでクリックできるので、オンにすることをおすすめします。

スクロールとズームを調整する

基本的なマルチタッチジェスチャに関する設定です。2本指で広げるようにすると拡大するなど、iOSデバイスと同様のジェスチャも設定できます。。

そのほかのジェスチャを調整する

応用的なジェスチャに関する設定を行います。ジェスチャに使う指の本数などは[▼]をクリックするとカスタマイズできます。重複した場合は自動で変更されます。

 

①Safariやプレビューでページを移動するとき、左右にスクロールするのかスワイプするのか選べます。スワイプの場合は指の本数も設定できます。

②ソフトをフルスクリーン表示しているときに、指を左右にスワイプして操作スペースを移動できます。そのときの指の本数を設定します。

③指を上下にスワイプしてMission Controlを表示できます。そのときの指の本数を設定します。

④使っているソフトのウインドウのみを表示するアプリケーションエクスポゼを起動するときの指の本数を設定します。

 

マウスの操作性とマルチタッチをカスタマイズ

マウス

[マウス]パネルは接続するマウスによって大きく変化します。ここではApple純正のMagic Mouse 2を接続したときの画面で解説します。マウスでありながらタッチセンサを備えているので、マルチタッチジェスチャを設定できます。

カーソルの軌跡の速さなどを調整する

Magic Mouse 2ではタッチセンサを利用してマルチボタンマウスのように使えます。コンテキストメニューなどを出すときに便利な副ボタンはぜひ設定しておきましょう。

 

①副ボタンのクリックに使うジェスチャを[右側をクリック][左側をクリック]の2種類から選びます。

②ダブルタップすることでWEBページやPDFを拡大/縮小できる[スマートズーム]を設定します。

マルチタッチジェスチャの設定をする

[その他のジェスチャ]では、トラックパッドほどではありませんがマルチタッチジェスチャを設定して活用することができます。

 

①Safariやプレビューなどでページ間の移動をする際のジェスチャを設定します。

②フルスクリーンで開いているソフト間を移動するときに使うジェスチャを設定します。

 

ネットワークプリンタもUSBプリンタもまとめて管理

プリンタとスキャナ

プリンタを追加して、デフォルトの用紙サイズを設定したり、サプライを確認したりできます。USB接続したプリンタはもちろん、ネットワーク上の共有プリンタにも対応しています。そのほかスキャナの管理もここで行えます。

プリンタの追加やオプション設定を行う

プリンタとスキャナの設定を行います。USBなどで直結している場合もネットワーク接続の場合も同様に扱えます。

 

①[+]をクリックするとネットワーク上のプリンタを検索して追加できます。なお、USB接続のローカルプリンタは自動的に認識し、ドライバも自動でインストールされます。

②各ソフトからプリントを行ったとき、最初に表示されるプリンタと用紙サイズを設定します。

③ここにチェックを入れると、接続中のプリンタを同じネットワーク上にあるコンピュータと共有します。[“共有”環境設定]ボタンをクリックすると[共有]パネルに移動し、共有したいプリンタやユーザを設定できます。

 

通知音の設定とオーディオ入出力を切り替える

サウンド

ここでは、通知音をどの再生装置から再生するかを設定できます。ヘッドフォン接続中でも内蔵スピーカから通知音を鳴らすといった設定が可能です。そのほか、オーディオ再生の出力や入力ポートの切り替えも行えます。

サウンドエフェクトの設定をする

[サウンドエフェクト]は、警告音、完了通知、ファイルの移動などに関して再生される効果音の総称です。Windowsのように、オリジナルの音声を割り当てることはできません。

 

①サウンドエフェクトの出力先を選びます。iTunesの音楽はヘッドフォン、サウンドエフェクトは内蔵スピーカなどと分けることが可能です。

入力デバイスの選択をする

[入力]タブでは、音声を録音するときのソースを内蔵マイクやアナログ入力、光デジタル入力などから選べます。内蔵マイクのときは、ノイズリダクションがオン/オフできます。

出力デバイスの選択をする

[出力]タブでは、音声の出力ポートを選びます。内蔵スピーカがステレオの場合は左右のバランスが選べます。そのほか、USBオーディオインターフェイスなどを接続したときは、ここに装置の1つとして表示されます。

 

電源を入れたときの起動システムを設定

起動ディスク

ここではデフォルトの起動ボリュームを設定して再起動を行えます。複数のバージョンのmacOSを切り替えたり、Boot CampのWindowsシステムへの切り替えも可能です。一部のMacではターゲットディスクモードも実行できます。

デフォルトの起動ディスクなどを設定する

[起動ディスク]パネルでは、電源を入れたときに起動するシステム(ボリューム)を選びます。ここでBoot CampのWindowsへの切り替えも可能なほか、Thunderboltポート搭載機では、ターゲットディスクモードでの起動ボタンも現れます。

 

Apple IDでiCloudストレージを管理

iCloud

MacだけでなくiOSデバイスも含めて必要不可欠となっているiCloudの設定を行います。サインイン/アウトはもちろん、このMacで同期するデータもカスタマイズできます。さらに、iCloudストレージのプランの変更もここから行えます。

Apple IDの管理などをする

iCloudで同期する情報やデータの種類を選びます。下端のバーはiCloudストレージの空き容量です。[管理]ボタンからストレージ容量を購入できます。

 

①iCloudで使用しているApple IDを表示します。メールアドレスや電話番号、住所、クレジットカード番号などをここで管理できます。

②iCloudストレージの使用状況を確認したり、ストレージ容量を追加購入したりできます。ここで不要なデータの削除も可能です。

③iCloudドライブを有効にすると、ファイルを保存するソフトの一覧が表示されます。ストレージ最適化機能を有効にするには、[Macストレージを最適化]にチェックを入れます。

④iCloud写真やマイフォトストリームの設定を行います。[iCloud写真]をオンにすると、同じApple IDでサインインしているデバイスの中で写真コンテンツをすべて同期します。[マイフォトストリーム]をオンにすると、同じApple IDでサインインしているデバイスの中で最近の写真だけを共有することができます。設定によっては、自動でMacの「写真」ソフトにダウンロードすることも可能です。

 

iCloudアカウントやメールアカウントの設定を管理

インターネットアカウント

iCloudアカウントのほかに、Gmailアカウントなどもここで一元管理できます。ここで設定したアカウントは、各標準ソフトの共有メニューと連動します。なお、SNSアカウントとの連係機能はMojaveで廃止されました。

メールなどのアカウントを一元管理する

[+]ボタンをクリックして対応しているサービスのロゴをクリックすると、そのアカウントを追加できます。

 

あなたのMacを最新の状態に保つ

ソフトウェアアップデート

High Sierraまで[App Store]パネルにあったmacOSやSafariなどのアップデートは、このパネルから実行する形に変更されました。ここでは新しいアップデートを自動的に行うかどうかも選択できます。

現在のMacの状態をチェックする

入手可能なアップデートがある場合は[今すぐアップデート]が表示されます。「このMacは最新の状態です」と表示される場合は、すべてのシステムが最新版になっています。

 

①ここをクリックすると、アップデートを自動的に実行する追加のオプションを設定できます。

 

ワイヤレスデバイスのペアリングを行う

Bluetooth

Bluetoothは、Macと周辺機器をワイヤレスで接続できるインターフェイスです。純正機器のペアリングはほぼ自動ですが、サードパーティのBluetoothヘッドフォン/スピーカなどはこのパネルでペアリングを行いましょう。

Bluetooth機器のペアリングをする

Bluetoothのオン/オフ、登録された機器の管理などを行います。パネルを開くと周囲のBluetoothデバイスを自動的に検出します。

 

①Bluetoothデバイスをペアリングするには検出されたデバイスの[接続]ボタンをクリックします。ペアリング済みのデバイスのコンテキストメニューを表示すると接続解除や名称変更が可能です。

②チェックを入れるとメニューバーにBluetoothメニューが表示されます。ここからペアリングや接続/切断操作を行えます。