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SNSをいい感じに「断捨離」しよう!

著者: 栗原亮

SNSをいい感じに「断捨離」しよう!

TwitterやFacebookを使わない日はない!そういう人も多いでしょう。しかし、依存症気味だったりやストレスを感じてしまったら、早めに設定を見直すことも重要ですよ。

ソーシャル疲れの原因とは?

macOSモハベの変更点の1つに、ツイッターやフェイスブックなど主要SNSへの共有機能が廃止されたことがあります。iOS 12ではこの機能が残されていますが、生産性を求められるMacの利用シーンではSNSが不要と見做されたのかもしれません。

そうでなくても最近は「SNS疲れ」といった人間関係のストレスがよく問題になっています。SNSのアカウントごと削除する「SNS断捨離」も一部でブームになっているようですが、あとで気が変わることも踏まえるとアカウントを削除してしまうのは思い切りが良過ぎます。むしろ、ストレスの大きな原因となっている「情報の流入量の多さ」に着目して対策するほうがスマートです。

というのも、SNSがストレスと感じている人の話を聞くと、たいていはフォロー数が実際の交友範囲よりも多すぎたり、大量に投稿をする各業界の有名人などの「インフルエンサー」をフォローしている傾向があるからです。無計画にフォローをしていると、自分のタイムラインやフィードの流れが加速してしまい、自分の許容できる情報量を超えるためストレスになるのです。もちろん有用な情報を発信しているインフルエンサーもいますので、SNS側の機能を用いて賢く管理しましょう。

リスト機能を活用する

たとえば、ツイッターの場合は特定のユーザをまとめられる「リスト」機能があります。ここでリツイート(RT)が多い人やライブの「実況」など発言数が多い人を登録し、直接メッセージをやりとりする間柄でなければフォローを外してしまいましょう。そうすることで、タイムラインの発言数が減り、リアルの友人や趣味仲間など大事な投稿だけが残るようになります。このリストの管理はiOSアプリからも可能ですが、MacのWEBブラウザから行ったほうが効率的に作業できます。

また、フェイスブックのほうはさらにスマートな仕組みが用意されていて、フォローしている間柄であっても投稿を非表示にしたり、一定期間フォローを停止してフィード内の発言を整理することができます。フォローを完全に外すことに抵抗がある場合は、この機能を活用しましょう。もちろん非表示にしていることは相手には通知されません。

また、SNS全般にいえることですが、何かしらのアクションが発生した際の通知は集中力を阻害します。MacやiOSデバイスには「おやすみモード」がありますので、これを集中したいタイミングでオンにすることも、SNSとほどよい距離感で付き合うためのコツといえるでしょう。

(1)Twitterではリスト機能を用いることで情報の流入量を減らすことができます。リスト管理は自分のアカウントのページからアイコンをクリックして[リスト]を選択します。

(2)左サイドメニューに[新しいリストを作成]があるのでクリックし、[リスト名]と簡単な説明、プライバシー設定を行います。この場合は[非公開]として保存しておきましょう。

(3)検索してリストを追加してもよいですが、フォロー中の相手のページを表示して[リストへ追加または削除]からマイリスト画面で選ぶほうが効率的です。

(4)macOS Mojaveではシステム環境設定の[セキュリティとプライバシー]パネルに新たに[広告]の項目が設けられました。これによりトラッキングによるターゲティング広告をシステムレベルで防げるようになります。

(5)仕事中は通知を切っておくのも効果的です。Macの場合は通知メニューから[おやすみモード]をすぐに呼び出せます。システム環境設定の[通知]パネルから時間帯も設定できます。

(6)iOSデバイスにも[おやすみモード]があります。3D Touch対応モデルではコントロールセンターのアイコンを長押しして設定を呼び出せます。夜だけでなく集中したい時間も設定しておくとよいでしょう。