ぜひバッテリ搭載を
この「ゾロ・ソニックG（Zolo SonicG）」は、グーグル・アシスタントを搭載したスマートスピーカです。片手に収まるくらいにコンパクトで、円筒形の上下を絞った樽形といえばイメージをつかみやすいでしょうか。
AI技術によるグーグル・アシスタントが搭載されているので、「OKグーグル（あるいは、ねえグーグル）」と声を掛けるだけで、時刻、天気、交通状況やニュースなどを教えてくれます。でも、本製品の大きな特徴は、音楽を聴いたときに発揮されるでしょう。5Wの高可動性ウーファとオーバーハング型ボイスコイルを備えているため、非常にクリアな高音質サウンドを楽しめます。
本製品を作ったのは、充電やモバイルバッテリに強いアンカー（Anker）だけあって、バッテリが搭載されているかもしれないと期待していましたが、実際にはありませんでした。バッテリがあれば、電源の心配をせずに家庭やオフィスに持ち運べ、レイアウトも自由自在。少し考えただけでも使い勝手が良さそうです。限られた筐体サイズにバッテリを内蔵するのは大変かもしれませんが、天下のアンカーさんには、そこをクリアしてほしかった…。そうすれば、ほかのスマートスピーカに対して大きなアドバンテージを稼げたはず。
4つのLEDで状態を確認
タッチパネルの上面部では、青緑黄赤の4色のランプで、白はGoogleアシスタントの起動や音量調整を、青はWi-Fiネットワーク接続、緑はアラームやタイマー起動、赤は工場出荷時初期設定、黄はソフトウェア更新中を示します。
安価で良い音を
電源部分が丸形コンセントになっており、テーブルタップなどで他のコンセントと同時に使うと無駄なスペースを取られてしまい、少々使い勝手が悪く感じました。
しかしながら、「グーグル・ホーム」と「グーグル・ホーム・ミニ」の真ん中の価格帯で、グーグル・ホーム並みかそれ以上の音の良さを選択したければ、本製品は最適な1台かも。なんたって機能はグーグル・ホームと比べてほとんど劣るところがありませんから。
私はグーグル・ホームをすでに持っているのですが、本製品はコンパクトなサイズでヒアリングも明確。使っていると、この価格帯ならこっちで十分じゃないか、と感じています。ウィットに富んだAIのやりとりも遜色ありませんから、安い値段で良い音で音楽を楽しめればこれで良いと思います。
ただ、アップルミュージックが使えないので、私の場合はせっかくの良い音が宝の持ち腐れ。ハードルは高いと思いますが、アップルミュージックを普通に使えるようにしてくれたら文句なく百点満点をつけたいと思っています。
快適な音を味わえる
5Wの高可動性ウーファとオーバーハング型ボイスコイルによって、実に快適で良い音がします。スピーカ上部がマイクのミュートボタン。初期化(リセット)はミュートボタンを8秒間長押しで工場出荷時になります。
ペアリングもボタン1つで
前面部がマイクのミュートボタンで、後部はBluetoothボタンを配置。Bluetoothボタンを押すとペアリングモードになります。その下は電源ソケットが用意されています。
［SPEC］
［Google Assistant搭載スピーカ］Zolo SonicG
【発売】アンカー・ジャパン
【Size】約93（H）×68（W）×68（D）mm
【価格】8980円
【URL】https://www.ankerjapan.com/item/Z6010.html
【主なスペック】
【重量】312g【備考】接続：ワイヤレス マルチルームグループ再生：あり、Bluetooth：あり、内蔵WiFi：あり、AUX入力：なし、NFC対応：なし、ドライバ：1.7フルレンジドライバ、周波数特性：60HZ – 20kHZ、オーディオコーデック：N／A、対応しているストリーミングサービス：Google Play Music、Spotify
私が紹介します！
古田 誠
愛称まこりん。元毎日新聞記者。業界Macな会会員、FMおおつ代表。