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Lightningに挿すだけでiPhoneが“どこでもテレビ”に!

著者: 松山茂

Lightningに挿すだけでiPhoneが“どこでもテレビ”に!

寝床でサッカー観戦

普段はあまりリアルタイムでテレビは見ないんですが、この原稿を書いている1カ月は別。そう、4年に一度のW杯です。Jリーグ発足以前からのサッカーファンとしては、応援しているクラブから日本代表に選ばれている選手もいるので見逃せません。この原稿が世に出る頃はすでに決着がついていると思いますが、もう大興奮の1カ月なんです。

全試合テレビ放送があるんですが、今大会の開催国がロシアのため、時差の関係で日本では深夜から明け方の放送がほとんど。狭い家なので、夜中にテレビをつけて盛り上がっていると家人からクレームが来てしまう…。そこで、寝床の中でこっそりとiPhoneで見る計画を立てました。

そこで入手したのがテレビチューナの「サイトスティック(Xit Stick)。切手2枚ほどのコンパクトなボディでフルセグ対応。ライトニングコネクタに挿すだけで使えます。これなら寝床で見るのに最適ですね。

Lightningコネクタに直付け

iPhoneやiPadのLightningコネクタに直接つなげる構造なので準備も手間いらず。電源もLightningコネクタから供給されるので充電などの必要もありません。

挿すだけでアプリが起動

さっそくアプリをインストールして準備開始。この手のチューナソフトではおなじみですが、利用地域を選択後、チャンネルスキャンを経てセットアップ完了です。ロッドアンテナだけなので受信状態が心配でしたが、幸いなことに寝床でも問題なく映りました。万が一電波状況が悪化しても自動的にワンセグに切り替わるのですが、我が家の場合は一度もその状況にはなりませんでした。

起動手順も楽で、本製品をライトニングコネクタに挿すと「テレビと通信しようとしています」とのダイアログが表示されるので[許可]をタップ。自動的にアプリが起動してテレビが映る、まさにワンタッチでOKなんです。

いいことずくめの本製品ですが、注意点もいくつかあります。端子部分のベースが大きいので、ケースによってはしっかり差し込めない場合が…。私の場合は、使用しているバンパーを外さないと奥まで挿さりませんでした。ライニング端子がむき出しなのもちょっと気になります。カバーなどが付属していると持ち運びのときも安心なんですが。

とはいえ、現時点での満足度は十分合格点。家の中だけではなく外でも好きなときにテレビをチェックできるし、ポケットの中に入れておけるほどコンパクトなので、常備アクセサリの一員となるのは間違いないでしょう。

アンテナは内蔵ロッド式

4段式のロッドアンテナを内蔵。電波状況にもよりますが、全部引き出して使います。アンテナの取り付け位置から見ても横向きで見るか、縦向きの場合はiPhoneを180度ひっくり返して見るのが基本スタイルになるでしょう。

「ながら見」もできる!

縦位置で見るときは上半分に映像、下半分がチャンネルリストになります。[ながら見]ボタンをタップすれば下半分でネットブラウジングもできちゃいます。

[SPEC]
[iPhone/iPad用テレビチューナ]Xit Stick XIT-STK200-LM
【発売】ピクセラ
【Size】約47.8(W)×31(D)×9.1(H)mm
【価格】1万2744円(特販価格)
【URL】http://www.pixela.co.jp/products/xit/stk200/

【その他スペック】
【重量】約15g 【備考】消費電力:約230mW、使用温度範囲:温度:5°C~35°C、湿度:20%~80%RH(結露なきこと)、アンテナ:ロッドアンテナ、インターフェース:Lightningコネクタ、受信放送:地上デジタルテレビ放送(ISDB-T)

私が紹介します!
松山 茂

東京の下町・谷中に暮らすフリーライター。Leicaと猫が好物。