日々の“置き忘れ”を防ぐ
皆さんは、うっかり大事なものをバスや電車の中に置き忘れてしまったことはありませんか？ 私は以前、取材中にバッグを新幹線車内に忘れてしまい、静岡から名古屋まで引き取りに行って原稿料よりも高い交通費が発生してしまったことがありました…。もしそのときに、この「マモリオ・フューダ（MAMORIO FUDA）」のような紛失防止タグがあったらなあと悔やまれてなりません。
マモリオ・フューダは、大切なアイテムに「お札」のように貼っておくだけで紛失のリスクを防げる便利アイテムで、注意力に欠ける私にとっては非常に頼もしい存在です。以前から販売されているプラスチックタグタイプの「マモリオS（MAMORIO S）」と機能的には同じですが、こちらはシールタグなので、ストラップ穴などがないアイテムにも取り付けやすいというメリットがあります。たとえば、普段持ち歩いているデジタルカメラや三脚、IDカードや楽器ケースなどに貼り付けておけば、一定以上の距離が離れると専用アプリに通知が飛んで気づかせてくれます。
小型だからどこでも貼れる
本製品は非常にコンパクトなので、アイテムに貼ってもかさばりません。カラーはブラックとホワイトがあるので、貼り付けたいアイテムに合わせてカラーを選べます。
クラウドの力で探せる
こうしたブルートゥースを利用した紛失防止タグは、ほかにも各社から発売されています。そんな中、このマモリオ・フューダがすごいのは、完全にロストしてしまったアイテムを探せるところ。iPhoneのようにGPSを搭載しているわけでもないのに、なぜそのようなことが可能かというと、専用アプリで取得した位置情報をクラウドで共有する機能があるからです。これにより、紛失した最終地点の位置情報が記録されるほか、もしほかのマモリオユーザがマモリオ・フューダの近くを通過すると、その地点と時刻を通知してくれるのです。
すれ違ったユーザには検知したことは知らされませんので、プライバシーやセキュリティの面も問題ありません。また、自分自身もほかの捜索中のマモリオタグからの電波をキャッチして所有者に知らせているかもしれません。
さらに、首都圏の主要なターミナルや商業施設の中には「マモリオスポット（MAMORIO SPOT）」を設置しているところもあり、そこに遺失物として届けられた場合は持ち主に自動通知されるようになっています。
ユーザが増えると落し物が検知される確率も高まりますので、皆さんも一緒に使ってみませんか？
シールでアイテムに貼るだけ
本製品を台紙から剥がし、接着面をアイテムに貼るだけでOK。厚さは3.4mm程度ですが、MacBookやiPhone本体に貼るよりも、デジタルカメラや社員証、自転車などネットワークに接続できないアイテムのほうが相性がよいと思いました。
失くしたらみんなで探せる！
貼ったアイテムが一定距離離れるとiPhoneに通知され、最後に確認された時刻と地点を確認できます。「みんなで探す」機能を有効にすると、駅や商業施設の「MAMORIOスポット」に届いたり、ほかのMAMORIOユーザがすれ違った場合に通知されます。
［SPEC］
［紛失防止IoTタグ］MAMORIO FUDA
【発売】MAMORIO
【Size】24（H）×36.2（W）×3.4（D）mm
【価格】2980円
【URL】https://mamorio.jp/
【主なスペック】
【重量】3.4g 【備考】Bluetooth 4.0（Low Energy）、有効距離：約60m、動作：リチウム電池で約1年間（有償の交換プログラムあり）、保証期間：3カ月、付帯サービス：MAMORIOあんしんプラン（有償、任意加入）
私が紹介します！
栗原 亮
編集者／ライター／講師。MacBookとiPhone持って各地でノマドしてます。@cooley