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本気のレタッチ七変化。

[1]ギリシャ彫刻のような肉体美を手に入れる

理想の肉体を手に入れるには、ストイックな生活と継続的なエクササイズが必要だが、写真だけならすぐに実現できる。「Adobe Photoshop Fix」の「ゆがみ」ツールを使ってウエストを絞り、上腕二頭筋をバンプアップ。さらに、胸筋や腹筋は明るさツールを使って立体感をプラスする。光の方向を意識しつつ、参考写真などでリアルな筋肉のつき方を確認しながら描いていこう。ダビデ像のような理想の体の完成。

使用したアプリ

Adobe Photoshop Fix

【発売】Adobe

【価格】無料

【場所】App Store> 写真/ビデオ

[2]非現実なミニチュア世界に訪れる

自分の収入では到底手の届かないスーパーカーも、ミニカーならば買えるだろう。ミニカー写真と自分の写真を「Adobe Photoshop Mix」で合成させてみても面白い。合成写真は、単に被写体を切り抜いて載せただけだと「いかにも合成」という雰囲気に陥りがち。リアルに見せるには、合成した被写体の影を忘れずに描くこと、そして2つの写真の色味とコントラストを合わせることが重要だ。

使用したアプリ

Adobe Photoshop Mix

【発売】Adobe

【価格】無料

【場所】App Store> 写真/ビデオ

[3]ワイルドなウルフガイに変身する

狼男になってワイルドさを演出したい!というときにぴったりなのが、「FaceFusion Lite」。2つの顔写真をミックスして合成写真を作り上げてくれるアプリだが、人間同士に限らず、動物との合成も可能だ。合成には目や口の位置、輪郭などを指定する必要があり、人間の顔ならある程度自動で判別してくれるが、動物の顔はパーツの位置を自分で指定してあげる必要が出てくる。顔合成が完了したら、その画像をさらに「Adobe Photoshop Mix」で元の人物写真と重ね合わせ、ディテールを残すエリアと残さないエリアを調整していこう。

使用したアプリ

FaceFusion Lite

【発売】Moment Media, LLC

【価格】無料

【場所】App Store>エンターテインメント

[4]モテフェイスでプロフィール写真を盛る

シャープな輪郭、スベスベの肌、パッチリとした目元…。SNSに使うプロフィール写真は、さりげなく「盛って」高感度を高めてみてはいかがだろうか。こうしたレタッチは、人物写真に特化した「Bestie」がおすすめ。顔のパーツを認識してくれるので、効率的に作業できる。ポイントは、ごちゃごちゃしていない背景で写真を撮ること。輪郭調整をすると後ろの空間までゆがんでしまうので、複雑な背景だと変形させたことがバレてしまう。

使用したアプリ

Bestie

【発売】PinGuo Inc.

【価格】無料

【場所】App Store>写真/ビデオ

[5]ジャケ写のようなモノクロ写真を作成

コントラストの強いモノクロ写真は、アーティスティックでカッコいい印象になる。 そんな演出にも活躍するのが「Adobe Photoshop Fix」。[コントラスト][シャド ウ][ハイライト]といったパラメータを調節することで、どんどんエッジの効いた絵 づくりができるようになる。彩度を落としてモノクロ風にすれば、まるでCDのジャケットのような写真が完成する。

使用したアプリ

Adobe Photoshop Fix

[6]リアルな心霊写真で見た人を驚かせる

一見、何気ない日常の一コマ。でもよく見ると、窓にうっすらと男の姿が…。Photoshop Mixを活用して、戦慄の心霊写真を作り上げよう。「Adobe Photoshop Mix」には、[ブレンド]というものが用意されていて、合成にバリエーションを持たせることができる。暗い場所に素材を合成する際、[比較(明)]や[スクリーン]を選ぶと、それだけで心霊写真のような効果が出るはず。

使用したアプリ

Adobe Photoshop Mix

[7]同一人物で溢れたシュールな街角を作る

街中の人々が皆同じ顔だったら…?そんなシュールな光景を作り出すのはいかがだろうか。使用するのは「Adobe Photoshop Mix」。合成元の人々に合わせて、さまざまな顔の向きを撮っておくことが重要になる。また、被写界深度によって手前や奥の人物は輪郭がボケてくるので、それに合わせて合成する顔もぼかしていこう。

使用したアプリ

Adobe Photoshop Mix

文●小平淳一

長野県在住のライター・クリエイティブディレクター。写真が下手で失敗写真はいつもPhotoshopでカバー。だから撮影テクニックはいつまでも向上しません。