Mac業界の最新動向はもちろん、読者の皆様にいち早くお伝えしたい重要な情報、
日々の取材活動や編集作業を通して感じた雑感などを読みやすいスタイルで提供します。

Mac Fan メールマガジン

私と写真と、レタッチ。

別所隆弘

Instagram:@takahiro_bessho 【加工に使用したアプリ】Adobe Lightroom CC

「iPhoneアプリでも、デスクトップのツールと同じように仕上げることを目指しました。夜の空港写真はそのままでは暗すぎるので、シャドウを目一杯引き上げ、露光量もプラス。また部分補正の段階フィルタを使って、飛行機の下半分のくらい所にも露光量をプラスして、全体をより見えやすくします。そのうえで、明るくなりすぎた部分をハイライトで低減することで、美しい夜景飛行機写真が簡単に仕上がります。」

 

相武えつ子

Instagram:@aimue 【加工に使用したアプリ】Adobe Lightroom CC、VSCO(C1フィルタ),Foodie(YU3フィルタ)

「シルエットにして空と風船の色を際立てようかとも思いましたが、いい表情をしていたので、表情もわかり、かつ、空と風船の色も残るように編集しました。空が印象的になるように、Lightroomで空の色は右半分に黄と赤をのせて、左半分には青をのせています。最近配信したカーボン(http://www.curbon.jp)での動画講座でも、もっと詳しくモバイル版Lightroomを使っての編集方法を載せております。」

 

岩屋民穂(GraphersRock)

Instagram:@graphersrock 【加工に使用したアプリ】Adobe Lightroom CC

「昨年ニューヨークへ行った際の1枚。旅先からiPhoneのみでサクっと現像しました。iPhone Xのカメラでの撮影は、スマホとは思えないくらい、撮ったままでもかなりきれいに撮影できるので、補正するというよりも、実際の色味とは違う青味がかった色温度やパキっとしたコントラスト等、演出的に加工しています。」

 

aoya

nstagram:@aoya_photo 【加工に使用したアプリ】VSCO

「ポイントは、影の部分をしっかり締めてあげること。影をしっかり濃くしてあげると、ドラマッチックな写真になります。VSCOのフィルタは、黒をきれいに引き締めてくれるものが多いので、使いやすい! 写真の傾きを調整できるのも、いい点です。今回の写真も、少し傾きを調整してバランスを整えました。一方、VSCOは明るさの調節は苦手なので、明るさの調整はモバイル版のPhotoshopを使っています。」

 

kamata shinichi 

nstagram:@shinichillout54 【加工に使用したアプリ】Snapseed, RNI Films

「香川県の海で撮影した写真です。夕暮れはiPhoneで撮影することが多く、自然な夕暮れのグラデーションが撮影できます。鏡のようなリフレクションが撮影できたので、あえて180度写真を回転させています。RNI Filmsというフィルムシミュレートアプリを使用して、写真にアナログの温かみをプラスさせました。」

 

Jun. I

Instagram:@ima_ju 【加工に使用したアプリ】Snapseed, VSCO, Filterstorm

「私は儚さや、もの憂げな場面を好むため、現実の色味が前提でありながらも、その画像が持つ雰囲気にもっとも適した風合いを、まずはVSCOで探ります。画角は最重要なので、ここでトリミングも敢行。さらなる微調整はSnapseedに移行し、遠近感に伴う濃淡や点的なメリハリを調整していきます。実はモノクロ好きなのですが、多様な創造性と個性が生まれるカラーを重んじつつ、色味等の加工というよりは、構図の捉え方に細心の注意を払っています。」

 

Yohei Sawamura/澤村洋兵

Instagram:@yohei_sawamura【加工に使用したアプリ】VSCO

「iPhoneで編集する場合は、VSCOのみでレタッチしています。プリセットも「C1」しか使いません。iPhoneは気楽に撮れるゆえに歪みやすいので、構図のバランスに気をつけてトリミングしたり、角度を直したりは絶対。僕は人を入れた写真が多いので、肌の色にも気をつけています。あとはフェードをしっかりかけてコントラストを少し戻して、Instagramで使用する場合はシャープもしっかりかけて完成、といった感じです。」

 

Takuya Otaki

Instagram:@takutaki 【加工に使用したアプリ】Focos, VSCO

Model:アオイミヅキ(Instagram:@aoi_bellemoon

「普段は一眼レフで撮影していますが、これはiPhone7 Plusのポートレートモードで撮影した写真です。背景がぼけすぎてロケーションが伝わりにくく、また、被写体が浮いた印象になってしまっていたので、Focosで1~2段絞りました。あいにくの天気で、どんよりした雰囲気の写真になっていたので、今回はVSCOのAL3のプリセットを使用後に細かい調整を行い、透明感のある写真になるように意識しました。」

 

sugar 

Instagram:@sugar25 【加工に使用したアプリ】Snapseed, Retouch

「公園内の池のリフレクションがとてもきれいだったので、その映り込みを利用して撮った1枚です。被写体まで少し距離があったので、tokyo grapherさんの「テレフォトレンズ50mm」(https://tokyo-grapher.com/)を使用しました。このレンズを使うことによって、通常のiphoneの広角よりも被写体を近く切り取ることができます。近景なら背景をキレイにボカして撮ることもできるので、ポートレートモード機能の付いていない機種持ちの方にはとても重宝するレンズかと思います。Retouchを使ってうしろに写り込んだ荷物を「消しゴム」機能で消し、Snapseedの「Morning」効果で画像を明るくしたあと、池の部分だけ「ブラシ」で露出を下げました。池の部分だけ「ブラシ」で色温度を下げたら、池に浮かんでる葉っぱが星屑のようにも見え、画像をひっくり返すと昼夜逆転する不思議な写真になりました。」

 

Genta(増田元太)

Instagram:@gnta 【加工に使用したアプリ】Adobe Lightroom CC, VSCO

「デジタル写真はiPhone撮影に限らず、撮ったままでは無味乾燥なものです。それをより印象的で魅力的に見せるためにレタッチを行っています。レタッチは、まずなにをどのように見せたいのかを明確にするのが大事です。写真の中で主役を決め、その主役がもっとも魅力的に見えるようにレタッチをします。また、写真の印象を柔らかくし、ノスタルジーを感じるように、フィルムシミュレート加工もしています。」

 

daruma64

Instagram:@daruma64 【加工に使用したアプリ】VSCO

「近頃は優秀なアプリがたくさんあり、編集の幅も広がっていますが、個人的には撮影段階での構図決めやディレクションに比重をかけております。そのため、加工はVSCOやRNI Filmsのようなフィルムシミュレーション系アプリのフィルタをかける程度で、ナチュラルな仕上げを心がけています。」

 

国分真央

Instagram:@mao_kokubu 【加工に使用したアプリ】Lens Distortions,Adobe Lightroom CC

「まず、Lens Distortionsというアプリで光を足しました。私個人のポイントは、アプリでの加工がばれないように、ナチュラルに重ねるように気をつけております。変に加工が強調されますと、今回のポートレートの場合は表情の雰囲気が弱まるためです。また、その次にLightroom CCを使い、滑らかさと色調の変更をしました。自分の中で、撮った瞬間に見せたい色が浮かんでくるので、そのイメージに合わせて色調を変えます。この写真の場合は青とオレンジを強調しました。(細かくいうと、オレンジとピンクの間の色味のイメージです)。また、ソフトフィルタのようなこの淡さは、撮る瞬間にレンズフィルタに温かい息を吹きかけて、ソフトな感じにしています。」

 

wacamera

Instagram:@wacamera 【加工に使用したアプリ】Snapseed, Image Blender, Art Studio, Lens Distortions

「最初から「こんな加工をしたい」というゴールが頭にあるので、それに合うよう撮影してます。またよりメルヘンで、ファンタジー感あふれるように加工を重ねていますが、トータル加工時間は10分以内。iPhoneアプリが好きなので、そのポテンシャルの限界まで使っていきたいです。」