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メッシュWi-Fiルータ製品紹介

メッシュWi-Fiルータ製品紹介

メッシュWi-Fi普及の起爆剤となるか?

Google Wifi

【開発】Google

【価格】1万6200円/1台、4万2120円/3台

【Size】直径106.1mm×高さ68.7mm

【URL】https://store.google.com/jp/product/google_wifi

手軽にメッシュネットワークを

グーグルWifiは、その名のとおりグーグルが提供するWi-Fiルータです。メッシュネットワークに対応し、複数台のWifiポイントを設置することで、通信可能範囲の広いワイヤレスネットワークを構築できます。

本製品の最大の特長は、洗練されたスマホアプリで簡単にセットアップができる点にあるといえるでしょう。ネットワークの専門的な知識がなくてもセットアップができ、さらにゲストネットワークの作成や、デバイスを指定して接続時間を制限する「ペアレンタルコントロール」といった一歩進んだ機能も簡単に設定できます。

さらに、Wi-Fiルータとしての性能も十分なものです。たとえば、2.4GHz帯と5GHz帯の同時デュアルバンド接続に対応しているため、5GHz帯に対応していないデバイスが混在している環境でも問題なく導入が可能です。

また、混雑の少ないチャネルを自動で選ぶことにより速度低下を回避したり、複数台のクライアントに対して同時に通信処理を行う「MU─MIMO」にも対応しています。高度な機能では、クライアントのIPアドレスの予約やポートフォワーディングといった機能も備えているため、ネットワーク対応の監視カメラに外部からアクセスしたい、といったニーズにも応えられます。

コンパクトで十分な性能

一方で、AirMacエクストリームやほかのルータ製品に比べると、若干物足りないと思える部分がいくつかあります。まず1つ目は、「最大ストリーム数」が2本と限られている点です。AirMacエクストリームでは3ストリームに対応しており、最大1.3Gbps(理論値)になりますが、2ストリームでは867Mbpsまでになります。しかし、3ストリームに対応するMacは限定的ですしモバイル機器は1ストリームが標準ですから、大きな問題ではありません。

また、USBポートは電源用であり、プリンタや外部ストレージなどをつないでシェアする機能がありませんが、そうしたヘビーユーザ向けの製品ではない点は理解しましょう。

これらの点が気にならない環境であれば、コンパクトで美しい本体とシンプルな設定アプリはとても魅力的なはず。これからのWi-Fiルータとして良い選択肢の1つになるでしょう。

円筒形デザイン

直径106.1×高さ68.7mmのコンパクトなボディ。シンプルなデザインでどんな空間にもよく馴染みます。

コネクタが目立たない

インターフェイスは、ギガビットイーサネットが2基のみ。片方はモデムにつなぎ、もう片方は有線のコンピュータやプリンタなどに接続できます。USB-Cポートは電源供給用です。

いちはやく日本市場に参入した実績あるメッシュWi-Fi

TP-Link deco M5

【開発】TP-Link

【価格】1万円/1台、2万6000円/3台

【Size】直径120mm×高さ38mm

【URL】https://www.tp-link.com/jp/products/details/cat-5700_Deco-M5.html#

 

 

3台セットが基本

TP-Link Deco M5は「オールカバーホームWi-Fiシステム」と銘打って、自宅をWi-Fiで塗りつぶそうというキャッチコピーで売られているメッシュWi-Fiルータです。日本市場への投入が早かったので実売価格ではもっとも安くなっています。

独自のART(アダプティブ・ルーティング・テクノロジー)によりユニットの位置に応じた最適なメッシュを手軽に構成できるWi-Fiシステムです。3台セットのパッケージを基本に販売していますが、単体での購入も可能です。

ユニット自体は電源アダプタを接続するUSB─Cポートと2つのイーサネットポートしかない円盤型のスッキリしたデザイン。あとは本体トップの中央に動作状況を示すLEDがあるだけと非常にシンプルです。イーサネットポートはモデムや有線デバイスを接続するほか、ユニット同士を有線接続するイーサネットバックホールとしても使えます。3台のユニット自体はまったく同じものなので、どれをモデムと接続するメッシュルータとしても、どれをサテライトとしても使えます。

対応する周波数帯は、2.4GHz(400Mbps)と5GHz(867Mbps)のデュアルバンドとごくごく普通のもの。MU-MIMOや自動パス選択、AP ステアリング、バンドステアリング、ビームフォーミングと今どきのWi-Fiルータの基本機能はひととおりサポートしています。

設定はアプリのみ

初期設定や管理に関しては、すべてiPhoneまたはアンドロイド上の専用アプリから行います。ネットワークの知識がなくても手順に従えば完了するのはうれしい反面、従来のWi-FiルータのようにWEBブラウザで設定を変更したり管理することはできません。このアプリでは、「アドレス予約」や「ポート転送」、「TP─Link DDNS」などの設定のほか、NAT機能をオフにするブリッジモードへの切り替えも行えます。

贈答品のようなパッケージ

P-Link deco M5のパッケージ。シンプルながら初めにセットアップする端末が明示され、中には電源アダプタとEthernetケーブルが収められています。

 

円盤状に1つのLED

TP-Link deco M5の本体は、トップが緩やかな螺旋状のスロープになった独特のデザイン。「おやすみモード」にすれば、中心にあるステータス用のLEDを夜間消灯しておくこともできます。

Ethernetは2ポートのみ

側面にあるのは電源アダプタ接続用のUSB-CポートとEthernetポート×2だけのシンプルな構造。EthernetポートはLAN側とWAN側を意識する必要はなく、どちらをモデムにつないでも動作します。ほかのサテライトとEthernet接続してメッシュを構成することもできます。

狭い住宅事情の日本市場に合わせて2台セットで販売

ASUS Lyra Mini

【開発】ASUS

【価格】1万4000円/1台、2万6000円/2台

【Size】直径132mm×高さ37.5mm

【URL】https://www.asus.com/jp/Networking/Lyra-Mini/

壁掛けルータという提案

パフォーマンスを最優先としたゲーミングルータを主力としたASUSからも、カジュアルなメッシュWi-Fiルータが登場しました。愛称は「ライラミニ(Lyra mini)」と女性的で馴染みやすいようになっています。

Wi-Fiアクセスポイントとしての基本性能は、デュアルバンドで867Mbps+400Mbpsと一般的。イーサネットも2ポートのみであり、複数の有線LAN機器を持っていると別途ハブの用意は必須です。

日本国内では、1台と2台の2つのパッケージで展開されます。1台あたりのデバイス接続数は10台なので、広さだけでなく使っているWi-Fiデバイス数で台数を調整しましょう。メッシュネットワークは最大5台まで構成できます。

デザインは、ホワイトベースの円盤にLEDがふんわり光り、シンプルで爽やか。直径132ミリの円盤であり、基本的には壁掛けを前提としたデザインになっています。こうすることで電波の利用効率も高められ、平置きするとありがちな上にモノを積んでしまうことも避けられます。

PCから詳細設定も可能

メッシュWi-Fiルータの多くは、難しい設定を隠すようにスマートフォンのアプリで設定するようになっていますが、ライラ・ミニも同じく初期設定はスマートフォンが前提です。ブルートゥース接続によりデバイスを探知したあとは画面の指示に従っていけば標準的な設定は完了します。運用中の帯域幅の管理やセキュリティの通知などもサポートしています。

なお、本機はPCからWEBアクセスすることで従来のルータと同様の高度な設定が可能となっています。たとえば、自宅でサーバを運用していると必須であるダイナミックDNSやDMZ、ポートフォワーディングといった本格的な設定も可能です。

しかしながら、WPSやUSBデバイスのサーバ機能など、ほかのメッシュWi-Fiルータ同様に搭載されていません。

シンプルなパッケージ

1台パッケージの内容物。従来のWi-Fiルータでは考えられないほどシンプルになっていてセットアップガイドも1枚です。

有線ポートは少ない

メッシュWi-Fiルータでは標準的な2ポート仕様。WANとLANは自動認識されるためどちらに挿してもOKです。

壁掛けフック

底面にはPCから設定するときのためのSSIDが刻印されています。壁掛け用のフックが備わっています(ネジなどは付属していません)。