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一目瞭然のカウントダウンアプリにチャレンジ!

著者: 藤原鉄頭

一目瞭然のカウントダウンアプリにチャレンジ!

いろいろなカウントダウン

  「2020年7月24日午後8時まで、あと808日と4時間」。この原稿を書いている時点(2018年5月8日午後3時)での東京オリンピック開幕式までのカウントダウン状況である。

このようにカウントダウンといえば、オリンピックやワールドカップなどのスポーツのビッグイベントがまず思い浮かぶ。ここでのカウントダウンの役割は、長い期間をかけて大会の告知に貢献する、長距離ランナータイプの盛り上げ役といったところ。

一方、カウントダウンの代名詞といえる、ロケット打ち上げの「秒読み」はスプリンタータイプ。短い時間内に、スリルとサスペンスを同居させて、ドラマチックに盛り上げる。ちなみに、この打ち上げ時のカウントダウンは、SF映画の古典「メトロポリス」(1927)で知られるフリッツ・ラング監督が生みの親なんだそうである。ラングの「月世界の女」(1929)という作品で、打ち上げシーンを盛り上げるために考え出されたとのこと。この話、真偽のほどは定かではないらしいが、本当だとしたら世紀の大発明と言ってもいい気がする。

そのほか、大晦日に世界各地で行われるニューイヤーイベントや人気アーティストによる年越しライブでは、全員参加型のカウントダウンで大いに盛り上がる。

これらは人の心を高揚させる、いわばアゲアゲのカウントダウンだが、カウントダウンには、逆に人を憂鬱にさせるものも少なくない。たとえば、ローンの返済期日、レポートの提出日、痔の手術、終わってしまう夏休み、ろくなアイデアなしで臨む企画会議、時限爆発物の処理、立ち退き強制執行、医師からの余命宣告等々。迫りくるその日その瞬間に向かって、どんどん重くなっていく気持ちと戦うことを余儀なくされる過酷なカウントダウンだ。

文字よりグラフ  

どんなカウントダウンにせよ、重要なのは完遂すること。そのためには状況を正確に把握することである。言い換えると現実から目をそらさないことだ。今現在、自分が抱えている進行中のカウントダウンはいくつあって、どんな進捗状況にあるのか? それが一目でわかるアプリがあれば、優先順位をつけることができて便利だと思いませんか…。

  「AT(アット) 見えるカウントダウン」は、そんなニーズに応えてくれる時間管理ツールだ。タイトルや日付を入力してカウントダウン項目をセットすれば、その日から設定した日付までが1本の横棒でグラフ化される。さらに自分に当たるキャラが、そのグラフ上のどの位置にいるかで、今の状況が一目で把握できるという仕組み。

単純な発想だが、実際に使ってみると、視覚を重視したメリットに驚かされる。文字だけで「今、6日目、全体の57%を経過。残り日数は4日…」と情報を得ると、どうしても意識は数値に集中するが、見やすく(ここ大事!)グラフ化された情報からは、今の自分の立ち位置を含めた全体が、まずイメージとして認識されるのである。と、グダグダ説明するより実際の画面を見てもらったほうが話は早いので、左頁の「ホーム画面」をご覧ください。驚くほど状況がわかりやすくありませんか。

またキュートなキャラクターとカラフルでスッキリとしたデザインワークも、このアプリの大きな魅力だ。使っていて楽しいので、つらい案件にも前向きな気分で立ち向かえる。やらなくちゃいけないことがありすぎて、いつもパニッくっている、あるいは気づいていないふりをしているアナタ(ワタクシ)に、特にお勧めデス。

AT(アット)見えるカウントダウン

【開発】Favorie, Inc.

【価格】無料

【場所】App Store>仕事効率化

仕事の締め切りや試験日、あるいは大切な記念日など、忘れちゃいけないだけでなく、あとどのくらいの時間が残っているのか、正確な認識が必要とされる案件に対して、見やすいグラフ形式でカウントダウン情報を表示してくれる時間管理アプリ。視覚化されると、自分の「今」がこんなにわかりやすいなんて!!

 

3…2…1…! 一目瞭然のカウントダウンアプリにチャレンジ