App Storeには、サードパーティ製の秀逸なアプリが盛りだくさん!ここでは、2016年から2017年にリリースされたアプリの中から、これからの新定番となりうるものをピックアップしましたすぐに使いたくなる、秀逸アプリの数々をどうぞご覧あれ。
使い勝手にこだわったブラウザ
Smoozブラウザ
【開発】Astool Inc. 【価格】無料
2016年App Storeのベストアプリを受賞した次世代ブラウザアプリ。片手でサクサク使えるタブ操作が特徴です。リンクを長押しすると新規タブでページを開くことができ、左右スワイプでタブの切り替え、検索ボタンを上へスワイプしてタブの削除など、使い勝手の良さには目を見張るものがあります。検索結果をタブでどんどん開いてスワイプで切り替え、不要になったタブをサクサク消していくという使い方は慣れるとものすごく快適です。
また、現在読んでいるページを人工知能で解析、次の検索ワードを予測してサジェストで表示してくれる機能や、読んでいるページについたほかのユーザのコメントをワンタッチで読めるスマートブックマーク機能もあります。特筆すべきは機能改善のスピード。公開から約1年にも関わらず、QRコードの読み取りやジェスチャ機能、カメラを活用した文字の読み取り機能の追加など、意欲的にアップデートが行われています。
ブラウザはなんだかんだで結局Safariを使ってしまう…というユーザも多いと思いますが、そんな人にとってもSmoozは使ってみるだけの価値がある秀逸なブラウザアプリといえます。
タブの切り替えは左右のスワイプ。タブを閉じるときは検索ボタンを上へスワイプ。リンクを新規タブで開くときは長押し。さまざまな機能を持つSmoozブラウザですが、とりあえずこの操作だけ覚えておけば十分活躍してくれます。
現在読んでいるページを人工知能が解析し、次の検索ワードを予測してサジェストしてくれます。入力の一手間が省けるのは、実際にやってみるとかなり快適です。候補がなければ普通に手入力すればいいだけなので邪魔になりません。
ぬり絵を現実世界に呼び出せる
rearColor
【開発】RemodelPartners 【価格】無料
ダウンロードしたぬり絵をプリントしてアプリのカメラにかざすと、立体的な3Dモデルとなり紙面から飛び出します。ポイントは自分が塗ったぬり絵の色がそのまま反映されること。世界に1つだけのぬり絵に命を吹き込みましょう。再生中に写真機能で撮影し、SNSで友だちと共有することもできます。ぬり絵の台紙は恐竜やイルカ、ウミガメ、ハロウィーンなどさまざまです。
遊び方はシンプル。[ぬり絵shop]から好きな台紙をダウンロードして、色を塗ったら再びアプリを起ち上げ、[スタート]からカメラで映すだけ。
ぬり絵ショップには恐竜やイルカとウミガメ、花とチョウチョ、ハロウィーンなどさまざまなぬり絵が用意されています。
座りすぎを防いでくれる
Standland
【開発】Flask LLP 【価格】無料
【場所】【場所】App Store>ヘルスケア/フィットネス
App Store Best of 2016選出アプリ。「ヘルスケア」アプリと連携し、どれくらいの頻度で立ち上がって歩いたかを教えてくれます。かわいい動物たちに癒やされつつ、楽しみながら座り過ぎを解消することができるのです。最初は1匹しかいない動物ですが、スタンドの回数やタイミングの設定をクリアするたびに増えていきます。
1時間に1回以上歩くことで1スタンドとカウントします。スタンド仲間の動物たちが、どれくらいの頻度で立ったり歩いたりしているかを教えてくれます。
スタンド数が増えると、ジェムと呼ばれるゲーム内通貨をゲットでき、背景変更などが可能になります。
行きたい場所がすぐにわかる
Pathee
【開発】tritrue, inc. 【価格】無料
今自分がいる場所から徒歩5分圏内の施設を探せるアプリ。ポイントはキーワードを複数入力して絞りこめること。たとえば「カフェ 電源」で調べれば、単なるカフェではなく、電源が使えるカフェが表示されるのです。
キーワード次第で検索結果をどんどん絞り込むことができます。初期状態なら自動的に現在地の周辺を探索し、地名と目的地を入れればその場所で探索してくれます。矢印を使ったナビ機能も便利です。
荷物を手軽に預けて出し入れできる
SOLA
【開発】DIALOG.INC 【価格】無料
キャッチコピーは「空に預けて、空から取出す」。さまざまな荷物を月額300円で預かってくれるサービスで、アプリから集荷・配送依頼もできます。捨てられないけど使わないものなどを預けると、自宅がすっきり!
集荷・配送依頼はブラウザだけでなくアプリからも申し込めるのが便利です。初期費用などは発生せず、預けた荷物の期間だけ料金が発生する仕組みです。スノーボードを夏の間だけ預かってもらう…といった使い方も気軽にできます。
プライバシーを守ってくれるブラウザ
Firefox Focus
【開発】Mozilla 【価格】無料
プライバシーの保護に特化したブラウザアプリ。特に何も設定することなくトラッキングや広告を自動的にブロックし、閲覧履歴や入力したパスワード、クッキーなどを簡単に消去することができます。
通常のブラウザではユーザが入力した単語などの情報をもとに広告の内容が最適化されます。便利なこともあるのですが、自分の行動を見られているようで嫌だという人におすすめのブラウザです。
スキマ時間でプログラミングが学べる
codebelle
【開発】Manabelle Co.Ltd. 【価格】無料
【場所】App Store>教育
2016年App Storeのベストアプリを受賞した話題のプログラミング学習アプリ。習得できるのはiOSやMacなどのアプリを開発するためにAppleが作ったプログラミング言語「Swift」です。プログラミングというと何やら英語の羅列で難しそう…というイメージがあるかと思いますが、この「codebelle」を使うと簡単にスキマ時間で学ぶことができます。
ポイントはチャット形式でわかりやすく授業を疑似体験できること。「ここがちょっとわからないな」とユーザが思うことを的確に質問し、それに対して比喩などを用いてとてもわかりやすく解説してくれます。プログラミングの経験がまったくない超初心者でも大丈夫! 「そもそもプログラミングって何?」といった入門的な内容からスタートして、最終的にはかなり専門的なところまでマスターすることができます。1つのレッスンは3分程度で終了するため、電車の中や待ち合わせの待ち時間などを有効活用してSwiftを身につけていきましょう。
チャット形式で会話が進みます。自分で言葉を打ち込むわけではなく見ているだけですが、教え方が上手なので知識がスッと頭に入ってきます。ときには自分で入力したり選択したりするインタラクティブな要素も。
プログラミングとは何かといったところから学習はスタート。プログラムの書き方や入力する値など、ゆっくり少しずつステップアップしていけるので、ついていけなくなるということはありません。
人工知能でメールを管理する
Astro
【開発】Astro Technology, Inc 【価格】無料
【場所】App Store>仕事効率化
毎日送られてくる大量のメールのうち、本当に必要なものはどれくらいあるでしょうか。いらないメールのせいで大事なメールが埋もれてしまっていませんか? そんな人におすすめなのが人工知能がアシストしてくれるメールアプリ「Astro」。大事なメールとそうでないメールを自動で振り分けてくれたり、受信トレイの使い方についてアドバイスをくれたりする頼もしい存在です。
メールが届くと、返信率や内容などを判断して、優先度の高いものは「PRIORITY」に、そうでないものは「OTHER」に振り分けます。
Astroは時折メールの整理の仕方などについて提案してきます。
効率的に情報収集できるアプリ
新聞を聞く ─ アルキキ
【開発】株式会社朝日新聞社 【価格】無料
【場所】App Store>ニュース
朝日新聞朝刊から厳選された約10本のニュースを音声で読み上げてくれるアプリ。満員電車や車の運転中、家事をしながらなどiPhoneを操作する余裕がないときでも、重要なニュースをスマートに収集することができます。聞いていて気になったニュースはあとからニュース一覧で確認でき、朝日新聞デジタルにアクセスして文字で読み返すことも可能です。
その日知っておくべき重要なニュースが約10本、音声で読み上げられます。
朝日新聞デジタルとも連携しており、ニュースを文字で読むこともできます。
色を決めるときに役立つアプリ
flat palette
【開発】Tokyo Cartographic CO.,LTD.
【場所】App Store>仕事効率化
創作活動やデザインなどで色を決める際に役立つカラーマネージャー。RGBやCMYKスライダを動かして好きな色を作ったり、カメラで撮影した色を抽出したりすることができます。お気に入りの色は保存しておけるのも便利です。
RGBやCMYK、HSBなどをスライダで自由に操作して色を作り出すことができます。また、表示された色のカラースキーム、カラーコード、RGB値、CMYK値などが自動的に画面に表示されます。
あらゆるページをマーキングできる
LINER
【開発】Liner 【価格】無料
【場所】App Store>仕事効率化
蛍光ペンで教科書の大事な部分に線を引くような感覚で、さまざまなアプリの文章にマーキングすることができるアプリ。ほかのアプリの共有ボタンからLINERを呼び出すことで、いちいちURLなどをコピペすることなく使えます。
たとえばSafariで読んでいるページをマーキングしたいなら、共有ボタンからLINERを選べば即マーキングできるようになります。EvernoteやPocketなどとも連係でき、マーキングしたページを保存することができます。
短歌でつながるソーシャルアプリ
ちどり
【開発】アルヴェアーレ 【価格】無料
日本の伝統文化である短歌を作って発表できるSNSアプリ。システム的に批判されることはなく、穏やかに楽しむことができます。短歌を詠み、ほかの人の短歌を読み、良い歌だなと感じたら評価する…そんな時間を過ごしてみては。
ちどりでできることはシンプル。自作の短歌を投稿することと、人の短歌を読んで評価することです。良い歌だと感じたら上へスワイプ、そうでないなら下へスワイプという評価方式のため、せっかくの作品を批判されることはありません。
メモの管理が楽なテキストエディタ
Bear
【開発】Shiny Frog 【価格】無料
【場所】App Store>仕事効率化
Apple Design Awards 2017に選ばれたテキストエディタアプリ。よく文章を書く仕事の方に特におすすめです。デザインはシンプルで美しく、直感的に使うことが可能。メモはハッシュタグをつけることで管理します。たとえば「#ビジネス」というハッシュタグをつけておけば、あとからそのタグをつけたメモだけを探し出すことができるというわけ。自由に単語を入力して検索できる機能もあるので、書いたメモが見つからないということはありません。
また、HTMLやマークダウン記法にも対応しており、再利用しやすいプレーンテキストでありながらさまざまな装飾を施すことができます。このマークダウン記法を活用して、メモ同士を相互リンクすることも可能です。ユニークなのはチェックボックスを用いたToDo機能。ToDoリストの各項目から該当のメモへリンクしておくと、ToDo確認と実作業が1つのアプリ内でシームレスに行えるので仕事が捗ります。有料にはなりますが、MacやiPadなど複数のデバイス間でデータを同期することもできます。
メモはタグで管理します。「#」の後ろに単語をつけてメモに入れておけば、あとからそのハッシュタグがついたメモだけを表示することができます。単語検索と併用すれば探せないメモはないでしょう。
メモの画面はシンプル。プレインテキストなのでほかからコピペするときにストレスがありません。マークダウン記法が使えるので、文字装飾も簡単です。画像を貼り付けることもできます。
パスワードを忘れる心配がなくなる
accoca
【開発】Sola,K.K. 【価格】無料
【場所】App Store>仕事効率化
パスワードの使い回しはセキュリティ的にもっともやってはいけないこと。でもいろいろなWEBサービスを使っていると、いちいち覚えていられなくてつい使い回してしまうんですよね…。accocaはそんな人にぴったりのパスワード管理アプリ。アプリ内に各種パスワードを保存しておき、必要なときに1タップでコピーして使えます。
WEBサイトやアプリ、ゲーム、などカテゴリに分けてパスワードを保存しておけるので整理も簡単です。
accoca自体の起動には常にパスワード、またはTouch IDが要求されます。
高画質な無音カメラ
Microsoft Pix
【開発】Microsoft Corporation 【価格】無料
【場所】App Store>写真/ビデオ
Microsoftが開発した無音カメラアプリ。従来の無音カメラアプリは標準カメラに比べてどうしても画質で劣ってしまうものが多かったのですが、本アプリはAIを利用して自動で補正をかけることにより画質が向上。しかもバックグラウンドで連写してベストショットを自動的に選ぶ機能などもあり、手っ取り早く無音で高画質な写真を撮るのに最適なアプリなのです。
アプリ自体はシンプルで、できることはタップでフォーカスとシャッターを押すだけ。
編集モードでは顔を検出して美肌補正してくれます。ただ細かい調整はできません。
子どもにお手伝いの習慣をつけられる
てつだって!
【開発】Ikuko Tamagawa 【価格】無料
子どもたちにお手伝いの習慣をつけさせるためのアプリ。子どもがお手伝いをしたらポイントを貯めてご褒美と交換できる仕組みを、アプリの中で簡単に作ることができます。お手伝い履歴はカレンダー形式で確認可能です。
たとえば子どもが洗濯を手伝ったら「OK」をタップ。すると3ポイントが本日のポイントに加算されます。初期設定ではおつかいやお料理、おそうじなどの項目が用意されていますが、変更することもできます。
ピンチのときに使えるオンライン質屋
CASH
【開発】Ikuko Tamagawa 【価格】無料
手持ちのアイテムを写真に撮って送信するだけでキャッシュが受け取れるオンライン質屋アプリ。買取金額の上限は毎日1000万円で、AM10時にリセットされます。利用する場合は早めの時間に査定するのが良さそうです。
ブランド名やカテゴリを選び、現金化したいアイテムを写真に撮ってアプリにアップすると査定額が算出されます。金額に納得がいけば即座にキャッシュ化できます。その場合、2カ月以内に商品を送る必要があります。
やるべきことを俯瞰して確認できる
Blink
【開発】IDEAMP Co.,Ltd. 【価格】120円
やらなければならないToDoを一覧で見ることができるメモアプリ。操作性が考え抜かれていて、追加や削除などをすばやく行うことができます。青、赤、黒の3色で視覚的に優先順位を確認できるのが特徴です。
予定を追加する場合は何もない空欄をタップすればOK。新しい予定は常に左上に追加されます。タップするごとに赤、青、黒が切り替わり、優先順位の変更が楽にできます。ジェスチャや音声認識機能なども搭載。
ポイントカードをまとめる
スマホサイフ
【開発】Culture Convenience Club Co.,Ltd. 【価格】無料
財布の中に大量に入っているポイントカードをまとめて管理できるアプリ。マツモトキヨシやモスバーガーなど、全国2万9812店舗が対応しています。ポイントカードを忘れることもなくなりますし、何より財布がすっきりします。
登録したポイントカードを使うには、お店でアプリを立ち上げてバーコードやQRコード、スタンプカード画面を提示するだけ。モバイルTカードに対応した店舗では店頭でスマホを提示するとTポイントを貯めることもできます。
洗濯のノウハウがつまったアプリ
洗濯だより
【開発】株式会社DONIKA 【価格】無料
知っているようで知らない洗濯の正しいやり方がわかるアプリ。洗う、干す、たたむ、アイロンの4工程のノウハウがつまっていて、「この服、どうやって洗えばいいの?」という疑問が簡単に解消できます。
洗濯表示タグの見方って意外と知らないことも多いですよね。ニットやセーターはどうやって干すのが正解か知っていますか? そんな知識が洗濯だよりにはつまっています。洗濯で困ったら洗濯だより!
iPhoneで撮った写真が売れるアプリ
スナップマート
【開発】Snapmart Inc. 【価格】無料
【場所】App Store>写真/ビデオ
iPhoneで撮影した写真を販売できるアプリです。カメラロールから出品できて、報酬の受け取りまですべての操作がiPhoneで完結。売上の3割から6割が報酬となります。アマチュアの自然な写真が重宝される時代なのです。
出品はものすごく簡単。カメラロールから写真を選んでタイトル、タグ、コメントをつけるだけ。タグやコメントは最初からいくつか自動で付けられているので、それを参考に編集するといいでしょう。
※掲載したアプリ情報は原稿執筆時のものです。予告なくアプリの価格が変更されることや、App Store上から取り下げられることがあります。