もう何年も前に、Macには内蔵の光学式ドライブが搭載されなくなりました。データのやりとりや保存の定番だったCD-RやDVD-Rも、今ではすっかり過去のモノ。しかし、たまに古いデータが必要になって、そのデータがDVDにしか残っていない、というような場合があります。そんなときに役立つのが、「DVDまたはCD共有」機能です。この機能を使えば、古いマシンの内蔵光学式ドライブをネットワークで共有して外部から利用したり、外付けの光学式ドライブを複数のMacから利用できるようになります。

設定は簡単で、「システム環境設定」の[共有]パネルを開き、[DVDまたはCD共有]にチェックを入れるだけです。光学式ドライブがつながっているMacでこの設定を行い、あとはそのドライブを利用したいMacでFinderウインドウを開き、サイドバーから「リモートディスク」と辿っていけばOK。なお、Windowsの場合も、下記のプログラムをインストールすれば共有元になれます。
https://support.apple.com/kb/DL112?locale=ja_JP&viewlocale=ja_JP
ただし、この方法で光学式ドライブを共有しても、オーディオCDやBlu-ray、DVDムービー、また一部のコピーガード付きディスクなどは利用できません。また、CD-RやDVD-Rの書き込みや、Windowsのインストールディスクの利用も不可です。注意しましょう。
古いマシンとのデータのやりとりは、何かと手間がかかるもの。「わざわざネットワークを使って共有の設定をしなくても」と思うかもしれませんが、すっかり使わなくなりつつある今だからこそ、手段の1つとしてドライブの共有方法を知っておくことは決して損にならないでしょう。



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