ショートカットで呼び出せるシンプルメモ
macOS純正アプリの「メモ」を使えば、文字だけでなく写真やビデオ、WEBサイトからオーディオ、書類などの情報を添付できます。しかし、もっとシンプルに文字だけを記録できれば十分という人にオススメなのがこのソフト。ショートカットやメニューバーのアイコンから一発で呼び出せるので、使いたいときにすぐにアクセスできます。いちいち最小化しなくても、ほかのソフトをアクティブ(前面)にしたときに自動で隠すオプションも装備。アイクラウドドライブ対応なので、同じアップルIDを使用しているiPhoneなどとメモ内容を同期できます。
環境設定でドック表示からメニューバー表示に切り替えるかキーボードショートカットを設定すれば、ワンタッチで呼び出せます。テキストサイズは11から18ポイントまで変更できます。
Markdown対応のテキストエディタ
効率よく文書作成できるテキストエディタをお探しならこれ! 見出しやリストなどがマークダウンで指定でき、リンクや脚注、テーブル、目次などもショートカットで追加可能。キーボードから指を離すことなく多彩なドキュメントが作成できます。画面をスワイプすれば、スクロール連動したプレビュー表示で内容を即チェック。iA Writerで扱う書類を一括管理するライブラリも、同一ウインドウ内からアクセスできます。作成したドキュメントをワードやHTML、PDFに書き出す機能も。ハンドオフなどもサポートしています。
フォーマットはメニューやキーボードショートカットのほか、ウインドウ下段のツールバーやMacBookプロのタッチバーからも指定できます。
スクショも撮れる写真管理ソフト
標準アプリの「写真」同様、画像ファイルを管理するのが、この「Pixave」です。ウインドウにドラッグ&ドロップしたり外部メディアから読み込むなど、使い方は一般的な画像管理ソフトと同じですが、自動的にタグ付けしたり、読み込んだ画像を色合いで検索できたりとユニークな機能を搭載しています。おまけにWEBサイトのブラウザ機能もあって、iPhoneやiPadで表示したときの画面にしてキャプチャすることも。スクロールしないと全体が見渡せないWEBサイトも丸ごとキャプチャできます。編集機能も十分備えているのが魅力的です。
「写真」アプリのアルバムに相当するコレクションや、条件にあった画像だけを表示するスマートコレクションを使って画像を分類できます。
ブログユーザに最適なエディタ
先に紹介した「iA Writer」同様、マークダウンに対応したテキストエディタです。文章の横幅を三段階で切り替えたり、使用するフォントやサイズの指定、黒地に白文字のダークモードが使える以外、シンプル画面でテキストを打ち込むだけに徹しています。「パブリッシュ機能」を使えば、「Medium」や「WORDPRESS」、「Blogger」などに文章を送れるので、ブログユーザにも最適。書き出しもHTMLやPDF、RTFに加え、ワードやラテックにも対応。macOSのバージョン機能もサポートしているので、いつでも好きなときに過去の内容に戻せます。
macOSのフルスクリーンモードにも対応。カウンター機能を有効にすれば、文書内の文字数をカウントできます。
着信音も作れるボイスメモ
Macに搭載されたマイクを使って録音するボイスレコーダーソフトです。MP3やAACを始めAIFF、WAVなど8種類のフォーマットに対応。フォルダによる分類や着信音への変換も可能です。そのほかにも、録音中の再生や、話すときのみ録音、指定した時刻に録音するスケジュール機能などを搭載。録音した内容のトリムやミックス、女性や子どもの声に変換するボイスチェンジャー機能なども使えます。音量をあげたり再生スピードを0.5/0.75/1/1.5/2と変えられるので、録音内容を文章にするテープ起こし作業にも最適です。
録音リストの最後尾にある共有アイコンをクリックすれば、メールやメッセージで送ったり、エアドロップで転送できます。
PDFの編集を極めたいならこれ!
macOSの「プレビュー」でもPDFファイルの閲覧や修正はできますが、本格的な編集作業を行いたいなら「PDF Expert」がオススメ! ちょっと値段は張りますが、テキストの追加からペンやマーカーを使った書き込み、メモやスタンプ、署名など豊富な注釈機能が使えます。さらにPDF内のテキストや画像の編集、リンクの修正、墨消しなどさまざまなツールも用意。PDFファイルにパスワードを追加したり、ファイルの結合やフラット化など、PDF編集に関する機能も充実しています。アイクラウドドライブをサポートしているので、iPhoneやiPadにiOSアプリをインストールすれば、どのデバイスからもPDF編集ができます。
分割ビューを使えば2つのPDFファイルを比較しながら編集作業ができます。ページの順番を変えたり差し替えたりする際には、ページ表示をサムネイルに切り替えると作業がしやすくなります。
音声入力できる翻訳ソフト
海外のWEBサイトを閲覧したり、届いたメールの内容を知りたいときにサッと使える翻訳ソフトです。一度に1500文字まで扱えるので、段落ごとの長文翻訳も可能。翻訳したいテキストはキーボードから入力したりクリップボードからペーストできるほか、音声入力も使えます。テキストからテキストへの翻訳は100カ国、テキストから音声なら41カ国、音声から音声は42カ国語に対応しています。
ウインドウ左下にある[<>]ボタンをクリックすると対応する言語の一覧が表示されるので、そこから使用言語が選べます。
もう1つのiCloud Driveアクセス
アイクラウドドライブへのアクセスはファインダから行うのが一般的ですが、WebDAVやSMBサーバなども使っているなら、FTPソフトを使うのも案外便利です。デザインや使い勝手がファインダに近いこの「ForkLift」は、そんな用途に最適。ウインドウが左右2つに分かれているので、一方に書類やデスクトップなどローカルなエリアを、もう一方にアイクラウドドライブを表示すれば、ファイルの比較やコピー、移動などが効率よく行えます。ファイル同期の機能を使えば、特定のデータをアイクラウドドライブにバックアップすることも可能です。
頻繁に利用する項目は「Favorites(お気に入り)」に登録すると一発でアクセスできます。不可視ファイルを表示する機能もあります。
写真の補正もデザインもおまかせ
「Pixelmator」は、極めて高機能なグラフィックソフトです。写真の補正では選択範囲を使った部分的な補正も行えますし、複数のレイヤーを組み合わせて画像合成をしたり、デザインワークに使ったりすることもできます。動作も軽快でインターフェイスもわかりやすく、非常にコストパフォーマンスの高いソフトといえるでしょう。編集したイメージはアイクラウドに自動保存されるため、ほかのアップルデバイスでシームレスに編集することができます。オートセーブにも対応しているので、手動でデータを保存する必要もありません。
編集したイメージはアイクラウドに自動保存されるため、MacやiPhone、iPadなどでシームレスに利用することができます。