Mac業界の最新動向はもちろん、読者の皆様にいち早くお伝えしたい重要な情報、
日々の取材活動や編集作業を通して感じた雑感などを読みやすいスタイルで提供します。

Mac Fan メールマガジン

掲載日:

[Apple Watchをお掃除]ボディ&バンド編

[Apple Watchをお掃除]ボディ&バンド編

直に肌に触れる製品

アップルウォッチは、アップル製品の中でももっとも身につけている時間が長いだけに、汚れが付着してしまっている人が多いのではないでしょうか? 長い間掃除せずにいると皮脂や垢が付着し、細菌の繁殖も促してしまうので小まめに清掃する必要があります。

特に肌にクリームなどを塗っていると、それらもバンドに移ってしまいます。また、汗をかいたときにもなるべく早く掃除するように心がけましょう。

掃除のポイントは、ボディ部分とバンドでそれぞれ素材が異なることです。また、アップルウォッチのバンドには多くの種類が用意されており、素材によって掃除方法もそれぞれ異なります。ここではアップルウォッチをきれいにする方法を、ボディとバンドで分けて解説しましょう。

ボディ部分をきれいにしよう

(1)最初にボディをバンドから取り外しましょう。まずはサイドボタンを長押しして、アップルウォッチの電源を切ります。ボディを清潔な平面に置いてバンドを取り外し、ボタンを押しながらバンドを横にスライドさせて取り外します。

(2)アップルウォッチのボディは、マイクロファイバー素材のタオルかキムワイプで汚れを拭き取ります。スポーツモデルに採用されているアルミ素材は酸化被膜がダメージを受けやすく、通常モデルのステンレス素材も傷が付きやすいため、洗剤や研磨材は使わないようにしましょう。

(3)バンド取り付け部などの細かい部分は指が入り込まないので、掃除がしづらく汚れが溜まりやすいポイントです。この部分には爪楊枝を使ってキムワイプを押し込んで汚れを拭き取りましょう。

(4)デジタルクラウンが回りにくくなったときは、皮脂などが染み込んで固着していることが原因の1つに挙げられます。そんなときは、蛇口からぬるま湯を弱めに出して、デジタルクラウンの上に15秒ほど流しましょう。

使ってはいけない洗剤は?

アップルの公式WEBサイトによると、石鹸や洗剤、研磨剤、エアダスター、超音波洗浄、外部熱源は損傷の原因となるために使用が禁止されています。本体部分は、アルミニウムやステンレスなどで耐性は高いですが、ディスプレイ面のコーティングや裏面の脈拍センサ部分はダメージを受けやすいからです。

素材ごとに異なるバンドのお手入れ方法

ミラネーゼループ/リンクブレスレット

(1)ミラネーゼループは金属を折り込んだメッシュ状のバンドです。隙間に皮脂が入り込みやすいため、ぬるま湯の流水で流します。

(2)隙間に溜まった頑固な汚れは、歯ブラシを使うことできれいにできます。汚れを掻き出すようにブラッシングしてください。

(3)アップル・ウォッチのバンドの掃除で、忘れがちなのがボディとの接続部分です。この部分にも汚れがたまりやすいので、磨き上げましょう。掃除道具としてはこちらも歯ブラシが効果的。バンドと接続部分に溜まった汚れを掻き出すことができます。

 

ウーブンナイロン/スポーツバンド

(1)プラスチック素材のバンドは気を遣わずに掃除ができる丈夫な素材ですが、溶剤には弱いのでシンナーなどは避けましょう。マイクロファイバー製のタオルなどで拭えばOKです。しつこい汚れにはメラミンスポンジも効果的です。

 

クラシックバックル/モダンバックル/レザーループ 

(1)レザーは天然素材だけにもっとも繊細な素材といえます。表面を痛めるためキムワイプやメラミンスポンジは使用不可で、軽く湿らせたマイクロファイバー製のタオルで汚れを拭います。掃除したあとはしっかり乾燥させるのが重要です。