軽快&シンプルだから文章作りがはかどる!
複数の文章を束ねて管理できるノートソフトはいくつもありますが、中でも最近要注目なのがこのソフト。その理由は、まず非常にシンプルでクールなインターフェイスであること。見た目がいいというだけでこのソフトを使いたくなり、それが創作意欲にもつながるから侮れません。また、起動も速いので「書こう!」と思い立ったタイミングを逃しません。ノートの階層管理もできるし、画像やURLリンクの挿入など、標準のメモが備える機能はひととおり網羅しています。ほかにも、見出しの大きさを3段階で選べたり、打ち消し線を引いたりでき、そうした文字修飾のすべてをキーボードショートカットでスピーディに設定できるのもオススメの理由です。
メモソフトは軽快さが命。あらゆる文字修飾がショートカットで素早く指定できるのはうれしいポイントです。
調べものをしながら企画をまとめよう
プレゼン資料の構成をまとめるときに重宝するのが「アウトラインエディタ」というタイプのソフト。文章を階層で管理し、ドラッグして順序を入れ替えながら考えをまとめられます。中でもこのソフトは無料でありながら豊富な機能を備えているのが魅力です。特に便利なのが、ウインドウを半透明にできる点。サファリで調べものをしながら構成をまとめるとき、ウインドウを横に並べてしまうと狭くなってしまいますが、半透明にして重ねれば画面を有効に使えます。ちなみにこのソフト、「通知」パネルに表示させて、ちょっとした備忘録として活用することができるのもユニークです。
見逃してはならない重要なポイントや、あとで調査が必要なポイントに色をつけておくなどして、とことん企画構成をまとめ上げていけるのがグッドです。
直感的に使えるからアイデアを深められる
アイデアを深めたり、肉付けしたり、ときには自ら疑問を投げかけたりしながら考えをまとめていくには、マインドマップを使うのが一番です。無料で手軽に使えるマインドマップ作成ソフトを探しているのなら、このソフトがオススメ。思いついたことをサクサクと軽快な動作で入力していけるうえ、要素も自動的にレイアウトしてくれるのでキレイにまとまります。また、ハイクオリティな図のスタイルが複数用意されているので、考えに行き詰まったら表示スタイルを変えてリフレッシュするのもいいでしょう。画像を挿入できないのは玉に瑕ですが、機能がシンプルな分、初めて使う人でもすぐに使い方がわかるはずです。
図のスタイルは全部で14種類。カラフルなものやシンプルなもの、色味を揃えたモダンなものまで、よりどりみどりで選べます。
よく使うフレーズをサクッと入力
仕事で使う文章には、しばしば「定型ワード」が登場します。たとえば不動産関連の広告を書く人なら「用途地域:第一種住居地域」なんてフレーズを書く機会が多いのです。ユーザ辞書に登録して素早く入力する方法もありますが、読み仮名を割り当てる必要があるため、いたずらに変換候補に表示されてしまうというデメリットもあります。一方、こうした定型文をキーボードショートカットなどで素早く呼び出せるのがこの「Clipy」です。Macの文字入力補助ツールとしては定番となりつつあるこのソフト、知っているのと知らないとでは、文書作成の効率が大幅に変わってきます。
Clipyには、登録した定型文(スニペット)をキーボードショートカットから呼び出せる機能のほか、コピーした履歴を辿るという機能もついています。
かゆいところに手が届く細やかな機能が満載
Macでの文書作成といったらこのソフトは欠かせない!というくらいの定番テキストエディタが、この「CotEditor」。起動も速く、シンプルなインターフェイスながらも非常に多機能で、使うほど便利さを実感できるはずです。たとえば「正規表現」という方法で特殊な文字や文字列を検索・置換できたり、定型文をキーボードショートカットで呼び出せたり、HTMLをはじめ各種プログラミング言語に合わせて命令文を色分けできたり、さらに日本語の編集が快適にできるよう縦書きに対応していたり…。プログラマーの人はもちろん、文字を効率的に編集したいあらゆる人に恩恵を与えてくれます。
画面分割機能は、上のほうにある段落を参照しながら文章を書きたい、というようなニーズに応えてくれます。
面倒な書き起こしを一気に楽にしてくれる
インタビュー記事の執筆でしばしば必要になるのが「テープ起こし」。ほかにも会議の議事録を作ったり、講演を文章にまとめたりするときなど、必要な場面は案外多いのではないでしょうか。このテープ起こしを、音声制御と文章入力の両面からサポートしてくれるのが「Interview」。第一の魅力は、音声のスピード変更が可能な点。タイピングが間に合うよう、ゆっくり再生できます。さらにキーボードショートカットで、再生中に素早く1秒(あるいは5秒)巻き戻して聴き直せるというのが第二の魅力です。また、専門用語などを登録してキーボードショートカットで入力できるなど、ユーザ目線に立った使い勝手を実現しています。
再生コントロールのためのキーボードショートカットは、いたってシンプル。すぐに覚えられ、キーボードから指を離さずにどんどんタイピングしていけます。