シフトキーを押しながら起動すると、Macはセーフモードで起動します。セーフモードは起動時に所定のチェックを行い、起動ディスクの検証や、キャッシュの削除を行います。普通に起動すると上手く起動しないMacがセーフモードでは起動する場合、新たにインストールしたソフトや、関連するファイルが不調の原因になっていることが多いため、こういった症状の切り分けにも役立つモードです。
セーフモードで起動すると、以下のプロセスで起動処理が行われます。
・起動ディスクを検証して、必要に応じてディレクトリの問題の修復を試みる
・必要なカーネル機能拡張のみを読み込む
・起動項目とログイン項目が自動的に開かないようにする
・ユーザがインストールしたフォントを無効にする
・フォントキャッシュ、カーネルキャッシュ、およびその他のシステムキャッシュファイルを削除する
一番最後に行われるキャッシュの削除をすることにより、不要ファイルの掃除を行えます。定期的にセーフモードで起動し、通常モードで再起動するだけでキャッシュを削除できるので、覚えておくと良いでしょう。