プレステのコントローラでMacゲームをやり込みたい!
先日Macアップストアで買った「トライン3(Trine 3)」というゲームは、軽快なアクション性とほどよい謎解き要素、そしてなにより美麗なグラフィックスで描き出される幻想的な世界観が僕を虜にしました。こういう良質な作品に出会うと「ゲームって総合エンターテインメントだなあ」と再認識します。ゲームは単なる暇つぶしではなく、創造性を刺激したり、センスの肥やしになることだってあるのです。
しかもMacアップストアでは、国内の家庭用ゲーム市場ではお目にかかれないような独特な世界観を持ったタイトルに出会えることもあり、ゲーム好きにとっては穴場のプラットフォームだと思います。
ただし、Macでゲームをすると、操作性という悩みに直面します。PCゲームは[A][S][D][W]キーを使ってキャラクターを移動させるような操作体系がまかりとおっていますが、正直やりにくくてかないません。やっぱりゲームはコントローラでやるのが1番! ということで、手元のプレイステーション3(以下、PS3)用コントローラをつないで操作できる方法を考えてみました。
さて、前述のトライン3ですが、実はこのゲーム、PS3のコントローラに正式対応しています。USBでコントローラをつないでゲームを起動。設定画面からPS3コントローラを選ぶと、それだけで思いどおりに動かせます。ヒャッホウ!
実はメジャーなゲームタイトルは、PS3用コントローラに対応しているものが多いのです。しかも、OS XはPS3用コントローラをブルートゥースデバイスとして認識するため、ワイヤレスでプレイすることだってできるのです。イェアッホウ!
もちろん、PS3用コントローラに対応しているタイトルばかりではありませんが、それを解決してくれるツールも発見。「ジョイスティック・マッパー(Joystick Mapper)」というソフトなら、コントローラのスティックやボタンに対して自由に操作を割り当てられます。
今回試した「ワールドオブタンクス・ブリッツ(World of Tanks Blitz)」という戦車バトルゲームでは、左アナログスティックに戦車の移動を、右スティックに視点移動を割り当て、自由自在にコントロールできるようになりました。
とはいえ、この手のシューティングゲームはどうも苦手で、オンライン対戦は何度やってもボッコボコ。悔しいのでもうちょっとやり込んでみます。
「トライン3」は、惚れ惚れするような美しさで多くのファンに支持されている「トライン」シリーズの最新作。Macアップストアの製品情報では記載されていませんが、実は字幕・音声ともに日本語化されています。
OS Xでは、システム環境設定の[Bluetooth]パネルからPS3用コントローラを接続することができます。最初のペアリングは、コントローラをUSBケーブルで接続してコントローラの[PS]ボタンを押し、接続されたという表示を確認してからケーブルを外しましょう。
コントローラのスティックやボタンに操作を割り当てられる「ジョイスティック・マッパー」。[Add a new preset]で新規設定を作成し、ボタン割り当てを1つずつ登録していく流れ。最初はスティックの割り当て方法に戸惑うかもしれませんが、そんなときは上の図を参考にしてください。
小平淳一
長野県に住みつつ文章を執筆したり、出版物の編集をしたり。そのほか印刷物やWEBサイトのデザインディレクションなど業務内容は多岐に渡りますが、真剣にMacを見つめるメガネの反射がカラフルに点滅しているときは、実は遊んでいるのかも。【URL】http://www.jkodaira.info/