「タスクを素早くこなす」～仕事を早く終わらせるためのアプリ！～

ルーティンワークは速さが鍵！ 考えるよりも、まず手を動かすべし

仕事を速くこなすには、「判断をできる限り避けること」と、「その仕事にかかっている時間を意識すること」の２つがポイントです。

たとえば、原稿を書くという仕事の場合、最初に共有フォルダに今回の原稿を入れるための場所を作るのが1番最初の作業です。その次に、ワードファイルを作り…というように毎回同じように進めています。ちなみに、今書いているこの原稿は、30分で書き上げるというのが基本です。ただ今、2分経過しております。あと28分で原稿を書き上げねばなりません。

毎月の連載の原稿を書くというようないわゆるルーティンワークは、まず手順を書き出し、その手順どおりに判断を入れずにスピードを出すのが基本です。そういう仕事ができるのは、ネタを考える、原稿の構成を考えるという作業は別にやっているから。今私がやっている作業は、構成どおりに文章をタイピングしているだけ。まったく判断が入っていないのです。

人間は考える生き物ですから、考え出すといつまでも考え続けることができますが、これが仕事を遅らせてしまう原因にもなるのです。そこで使いたいのが、「30／30」というまるでストップウォッチのような、タスクを素早くこなすためのアプリです。

仕事のフローを登録し、それを一つ一つ時間として設定するわけです。メールをチェックするという作業を５分で、タスクを書き出すという作業を１分でというように決めたルーティンワークをこなします。

画面にはタイマーが表示され、経過時間も一目瞭然ですから、焦ります。ですが、そのために集中できます。いつもやっているような単純作業でさえもです。ゆっくりやっても速く終えても仕事は同じですから、ゲーム感覚で終わらせてしまいましょう。

インターフェイスがちょっと独特ですが、素早く作業をすることを考えると、なるほど便利です。たとえば、そのタスク自体をやらずにスルーしたいときは、左にスルッと滑らすと先送りできます。また、順番を変える場合はタスクをドラッグして適当なタスクの間に入れるだけ。新規タスクを追加したい場所でピンチアウトすればOK。

この独特の追加作業だけは、慣れるまで一瞬追加の「＋」ボタンを探す判断をしちゃいそうですが、これも「考えずに直感で動け」というアプリ制作者の想いなのかな。