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El Capitanの環境設定? 言語と地域/セキュリティとプライバシー/Spotlight

著者: 中村朝美

El Capitanの環境設定? 言語と地域/セキュリティとプライバシー/Spotlight

言語と地域

【POINT】

・Macを使う国や地域を設定

・暦の種類を設定

・日時や数字の単位を設定

[言語と地域]のパネル画面

[言語と地域]パネルではOS Xやソフトの表示言語を選択します。もっとも上にあるのが優先される言語で、ソフトに言語リソースがない場合はこのリストの順番で表示される言語が決定されます。

? リストから追加する言語を選びます。

? このMacを使う地域や国を選びます。

? 週の始まりの曜日をプルダウンメニューから選びます。

? 西暦(グレゴリオ歴)が初期設定ですが、和暦に変更すると平成での表示が可能になります。

? さまざまな単位を設定します。言語を選べばその国で一般的な通貨や測定単位に自動で切り替わります。

? 日付や時刻の表記方法を変更します。コラムに用意された要素をドラッグ&ドロップしてカスタマイズします。

セキュリティとプライバシー

【POINT】

・ゲートキーパーを設定

・ファイルボルトを設定

・プライバシーの設定

[一般]タブ

[一般]タブでは、パスワードを変更したり、Macをしばらく使わなかったときの動作や、実行できるソフトの範囲を設定することができます。

設定を変更するには上のウインドウで南京錠のアイコンをクリックしてログインパスワードを入力します。

? 現在ログインしているユーザのログインパスワードを変更できます。アイクラウドアカウントでの認証をオン/オフすることもできます。

? セキュリティを高めるため、設定した時間放置するとスリープおよびスクリーンセーバからの復帰時にパスワードが必要になります。

?「ゲートキーパー」と呼ばれる機能を設定します。初期設定では、Macアップストアからダウンロードしたソフト、および確認済みの開発元のソフトしか起動できません。すべてのソフトを使うときには[すべてのアプリケーションを許可]を選びます。この設定にすると悪意のあるソフトを実行する危険性が高くなります。セキュリティソフトをインストールしたり、重要なファイルを退避するなどの対策を打っておきましょう。

? スリープしたまま放置することが多い場合は、自動ログアウトを使うと安全性が高くなります。[システム全体の環境設定にアクセスするときに管理者パスワードを要求]はオンにすると勝手に設定変更されなくなりますが、いちいちパスワードを入れるのが面倒になります。

 

[FileVault]タブ

ファイルボルトは、起動ディスクを暗号化するという手法で高度なセキュリティを実現しています。ストレージデバイス全体がすべて保護されますので、Macを紛失しても情報が流出しにくくなります。その代わり、パスワードがわからなくなると何もかも取り出せなくなります。

 

[プライバシー]タブ

ここでは、システムやサードパーティ製ソフトのエラーログや、Macを持ち込んだ場所などのプライバシー情報を送信したり、保持したりするかどうかを設定します。連絡先の情報をソフトが利用するかどうかも設定します。

 

[ファイアウォール]タブ

OS Xのファイアウォールは、かなり簡易的なものです。オンにすると、WEBやメールなど一般的なプロトコルのみになり、ネットワーク通信を行うソフトウェアを登録するとそのポートがオープンするという仕組みです。

ゲートキーパーの例外を認める方法

ゲートキーパーを有効にしたまま、Macアップストア以外、または確認していない開発元のソフトを起動するには、一度ダブルクリックで起動してからエラーダイアログの[OK]をクリックし、システム環境設定の[セキュリティとプライバシー]を開きます。すると、[このまま開く]というボタンが表示されているので、ここをクリックすれば一時的にゲートキーパーが解除されます。

Spotlight

【POINT】

・検索項目の設定

・検索結果の順序を設定

・プライバシーを設定

[検索結果]タブ

チェックボックスをオン/オフすれば、検索結果を表示する書類タイプを設定できます。