【ここが新しい！!】
??画像などのコンテンツを貼り付け可能
??チェックリストを作成可能
??添付ファイルブラウザ
??各デバイスでリアルタイム同期
テキストだけでなく画像なども貼れるリッチなメモ
エルキャピタンのプリインストールソフトの中でもっとも変わったのは「メモ」だ。これは、先行リリースされたiOS 9のメモに対応するアップデートであり、添付ファイル対応や多彩なテキストフォーマット、チェックリスト、URLといった新機能を備えている。iOS 9では手書きスケッチ機能も追加されたが、Macはタッチスクリーンを備えていないためか、閲覧のみの対応となっており、Macでスケッチを描くことはできない。
番号付きリストは、従来から特定の書式を使えば隠し機能的に可能だったが、タイトルや見出し、本文といったテキストフォーマット機能の一部として実装されたので、より簡単に階層を持った箇条書きリストも記入できるだろう。
また、メモに写真やPDF、ビデオ、その他のファイルをドラッグ＆ドロップなどでほかのソフトから貼り付けられるようになっている。同じく新機能のスプリットビューを使えば、メモにいろいろなコンテンツをドロップすることが簡単になる。
そして、貼り付けられた写真などを抽出して一覧する添付ファイルブラウザも搭載された。メモはメモであり、いちいちタイトルをつけたりすることは稀であるため、写真やスケッチで探せるようになったことは大きな改善だ。
メモの最大のメリットは、やはりアイクラウド経由での同期をサポートしていることだ。自分の持っているiOSデバイスやMacの間で自動的に同期されていくわけだ。さらに、手元にある複数のデバイス間ならハンドオフ（Handoff）機能によって作業の引き継ぎも瞬時に可能だ。
●さまざまな情報を集められる
チェックリストの作成や写真の添付といった新しい「メモ」。データ形式も新しくなっているので、初回起動時にMac内のデータを更新するか訊ねられる。古いシステムが混在しているならアップグレードを待ったほうがいいかもしれない。
●添付ファイルでブラウズ
メモにはフォルダ機能も搭載されたが、それでも百聞は一見に如かず。添付ファイルブラウザによって、画像などを手がかりに目的のメモを探せるようになった。
●すべてのデバイスで同期
内容はアイクラウドなどを通じてMacとiOSデバイス間で自動的に同期される。ハンドオフも可能なので、iOSデバイスで開いているメモを瞬時にMacでも編集できる。
●スプリットビューでドラッグ＆ドロップ
同じくエルキャピタンの新機能、スプリットビューでWEBサイトとメモを同時に表示し、コンテンツをドラッグ＆ドロップすればメモが充実するし、ウインドウも固まらない。