アップルが提供するアイクラウド(iCloud)は、iPhoneやMacの間で、写真、メール、連絡先、ブックマークなどを共有するのが主な役割だ。初期設定では、あらゆるものが同期されるが、「設定」アプリの[iCloud]では取捨選択が可能だ。
アイクラウドのストレージは無料で5GBまでだが、アイクラウド・ストレージの容量の購入もここから行える。iOS 9のリリースにともない価格が改訂され、月額130円で50GB、月額400円で200GB、月額1300円で1TBに増量できる。
さらに、アイクラウドにはiPhoneのバックアップを保存できるほか、位置情報を追跡する「iPhoneを探す」機能も担っている。
(1)アイクラウドの設定
「設定」アプリの[iCloud]をタップするとアイクラウドで同期するコンテンツを選ぶことができる。
(2)アイクラウド・ドライブ
アクティベート時にアップグレードしなかったときは、ここで[iCloud Drive]をオンにするとアップグレードできる。
(3)フォトストリーム
[写真]を選ぶと、フォトストリームのオン/オフ、アイクラウド写真共有のオン/オフを設定できる。
(4)バックアップ
iPhone内のコンテンツ、アプリ内データ、写真をアイクラウドにバックアップする。詳しくは、141ページ。
(5)キーチェーン
アイクラウドでパスワードを同期するアイクラウド・キーチェーンの設定。すでに別のデバイスで設定済みのときはセキュリティコードで承認する必要がある。
(6)iPhoneを探す
アップストアからダウンロードできる「iPhoneを探す」アプリと連携し、iPhoneの現在位置をアイクラウドに同期する。紛失/盗難されたiPhoneを探したりできる。