iPhoneに話しかけることでさまざまなアクションを実行できる音声認識型のパーソナルアシスタント「Siri」は、年々賢さが増している。従来はコンピュータを相手にしたような文面で話しかけるしかなかったが、iOS 9のSiriではより自然な言葉で指示を出すことが可能だ。
さらに、スポットライト検索でもSiriのテクノロジーが活用されており、検索フィールドに言葉を入力するとより多くの答えを見つけてくれる。株価や計算、度量衡を教えてくれたり、アップストアやiTunesストアからアプリを探したり、アプリ内のデータも包括的に検索できる。もちろん、音声入力も可能だ。
Hey Siriで開始
(1)Hey Siriを設定
「Hey Siri」と声をかけるだけでSiriを開始できる。「設定」アプリの[一般]→[Siri]からオンにする。初回はあなたの声を覚えさせる必要があるので、[今すぐ設定]をタップ。
(2)静かなところで学習
正確に声を認識してもらえるように、できるだけ静かなところで、「Hey Siri」と話しかけよう。
(3)今日の天気は?
声色だけでなくイントネーションなども解析するようだ。要求された言葉を発声しよう。
(4)Hey Siri、私です
最後に「Hey Siri、私です」と発声すると、声認識作業は終了だ。
(5)従来iPhoneは電源接続中のみ
iPhone 6sシリーズは、バッテリ動作時でもHey Siriを利用できるが、そのほかのiPhoneやiPadでは電源が接続されたときにしか使えない。
(6)Hey Siriのオン/オフ
Hey Siriのオン/オフは「設定」アプリの[一般]→[Siri]→["Hey Sir"を許可]にある。誤動作が多いときはオフにしてみよう。
Siriに話かける
(1)メモを取る
「○○○○をメモにとって」と話しかけることで、メモを取ることができる。いちいち「メモ」アプリを起動してタイプするよりも遙かに便利。リマインダも設定できる。
(2)写真を検索
フォトライブラリを自然語で検索してくれる。日付や場所、写っている人などで検索できる(それなりにライブラリが充実している必要がある)。
(3)ミュージックを再生
「(音楽の)タイトルを再生して」と話せば「ミュージック」アプリが起動して音楽が再生される。アイクラウドミュージックやアップルミュージックも検索対象となる。
(4)天気も自然語で
天気を尋ねて答えるのは当たり前だが、「雨は降るのか」といったより詳細なリクエストにも答えてくれる。
(5)WEBを検索
知りたいことを尋ねると、インターネットを検索して候補を挙げてくれる。検索エンジンはBingやグーグル、ヤフー!から選べる。
(6)レストランも提案
「お腹が空いた」などと話しかければ、近隣のレストランを検索してくれる。