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Apple初の“ウェアラブル”をどう見極め、どう選び、どう買うか?

Apple Watch 時計の革新

Apple Watch 時計の革新

「アップルがスマートウォッチを作っている」。この噂は数年間、業界でまことしやかにささやかれていたものだが、2014年9月「アップル・ウォッチ(Apple Watch)」という名前で我々の知るところとなった。そして、それは我々の予想を遥かに超えるものだった。

素材の異なるケースから作られた3種類のコレクションと、多種多様なバンド。計38モデルという前代未聞のラインナップで構成されるアップル・ウォッチは、その素材の選別方法から製造方法に至るまで、今までのデジタル製品、それどころか従来のアップル製品とすら別次元のレベルで考えられているといっても過言ではなく、その発表は大きな波紋となって広がった。

これは、アップルが挑戦している領域が「スマートウォッチ」の分野だけではないことを意味している。プラスチックケースで構成されたデジタルガジェットと同じ目線ではなく、多くの人々が日常で身に付ける「腕時計」そのものの置き換えだ。だからこそ素材にこだわり、なおかつその中身にはアップルらしい「ライフスタイルの提案」がふんだんに盛り込まれている。

このまったく新しい取り組みに否定派と肯定派が入り混じる中、それでも確かなのは「誰もが気になっている」ということだ。発表からリリースまでの半年もの間、あらゆるメディアで取り上げられ続けている製品というのはなかなか前例がなく、それが「時計」というカテゴリであればなおさらだろう。多様なジャンルの人々を巻き込んで、注目を浴びる製品を作り出すアップル。彼らが送り出す次の「革新」は、もう間もなく私たちの目の前にやってくる。