幸いにしてiPhoneには強力なセキュリティ機能があるので、紛失・盗難にあってもある程度までは対処が可能だ。だが、それには事前にまず「iPhoneを探す」機能を有効にしておく必要がある。
[設定]アプリの[iCloud]と辿れば設定が見つかるので、まずは有効にしておこう。以下の対処は、すべてこの機能が有効になっていることが前提だ。
まず、iPhoneを紛失してしまった場合は、WEBからクラウドにアクセスして、「iPhoneを探す」を辿って、紛失モードを有効にしよう。
デバイスの一覧から紛失したiPhoneを選択するとこのような画面が表示される。GPSが使えれば、現在どこにあるのかもわかるし、家庭内で行方不明になった場合などは、[サウンド再生]を使えば警告音が鳴り響くので見つけられることもある。
紛失モードでは、オプションでこのように連絡先やメッセージの表示を行うことができる。遠隔でiPhoneの中身を消去することもできるので、盗難が明白な場合などには役立つだろう。
また、iOS 7からは、アクティベーションロックという機能がある。盗難時、犯人がiPhoneを再利用しようとしても、もともとの利用者のアップルIDで認証を通さなければ、勝手に中身を消去したり、「iPhoneを探す」機能をオフにできないし、遠隔消去した場合も、同じくアクティベーションしなければiPhoneを利用できない、という機能だ。ぜひとも覚えておこう。