iPhoneの「リマインダー」アプリには、GPSと連携して登録した場所に近づくと通知させる機能がある。この機能を利用すれば、電車の乗り換え駅や降りる駅を間違えたり、初めて訪れる場所などで道に迷ってしまうというトラブルを減らすことができる。この機能の利用手順は以下のとおりだ。
1.連絡先で新規ユーザを作っておき、名称は場所名などで登録する。
リマインダーのGPSとの連動起動では、連絡先に登録された場所しか選択できないため、リマインダー用の登録を先に作る必要がある。
2.「マップ」アプリで最寄り駅や訪問場所を検索し、ピンを作成してタップ。そこから[連絡先に追加]→[既存の連絡先に追加]とタップして、手順1で登録した場所名に住所を登録する。
3.リマインダーを立ち上げ新規項目を追加する。追加した項目をタップしたら[あとで通知]を選択して[場所]をオンにし、[現在地]をタップする。
4.[住所を選択]をタップして、先ほど連絡先に追加した場所名を選択。通知するタイミングは[到着時]に設定する。
以上で作業は完了。登録した場所に近づくとリマインダーが通知してくれるようになる。電車で目的の駅の手前に設定して乗り越しを防止したりと、さまざまな応用ができるだろう。
連絡先に登録済みの住所を登録しようとするとマップを表示できない場合があるので、今回の手順のように先にマップ側で位置を調整してピンを作成し、[連絡先に追加]を選んで住所を登録するほうが確実にこの機能を利用することができる。
また、リマインダー用の場所登録が多い場合は、専用のグループを作成しておくと便利だ。iOSの標準アプリだけではリマインダー用の住所をグループ分けすることはできないので、必要があればMac側のアドレスブックでグループ分けを行おう。