隠し設定を行うためには、「ターミナル」でコマンド(命令文)を入力する必要がある。まず、[アプリケーション]→[ユーティリティ]フォルダの中にある「ターミナル」アプリケーションを起動する。文字入力を受け付けるようになったら、次のコマンドをターミナルから実行しよう。
1.ムービーを自動再生
defaults write com.apple.QuickTimePlayerX MGPlayMovieOnOpen 1
ファイルを開いたときに自動的に再生が始まるようになる。元に戻すには末尾の「1」を「0」に変えて入力しよう。
2.プレイヤーの四隅が丸くなっているのを無効に
defaults write com.apple.QuickTimePlayerX MGCinematicWindowDebugForceNoRoundedCorners 1
実際にはほんのわずかなところなので、変更してもあまり大きく印象が変わることはない。好みで設定しよう。これも、元に戻すには末尾の「1」を「0」に変える。
3.別のアプリを選択してもフルスクリーン再生を続行
defaults write com.apple.QuickTimePlayerX MGFullScreenExitOnAppSwitch 0
これはムービー再生中にメール受信などがあってもフルスクリーンが解除されないので便利だ。元に戻すには末尾の「0」を「1」に変えよう。
4.ムービー再生時に同時にレコーディングすることを許可
defaults write com.apple.QuickTimePlayerX MGAllowMultipleSimultaneousRecordings 1
ムービー再生中でも画面の録画が可能になる。ただしムービー再生中に録画してもコマ落ちなどが起こるため、あまり実用的ではない。元に戻すには末尾の「1」を「0」に変える。
まずは実際に試してみて、自分にとって便利かどうか確かめてみよう。