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日本メーカーの日本語音声認識サービスがスタート

著者: Mac Fan編集部

日本メーカーの日本語音声認識サービスがスタート

アドバンスト・メディアという会社をご存知だろうか? 同社は日本語の音声認識ソフト・ソリューションを開発しているメーカーで、一般向けには「AmiVoice SP」などのソフト提供している(残念がらAmiVoice SPはMacには非対応)。このアドバンスト・メディアが、2012年6月22日に「AmiVoice Cloud」の販売を開始するという発表会を行った。

これはどういうものかというと、一言でいえばSiriと同じ。iPhoneやiPadに話しかけると、それがインターネット経由で音声認識・変換用エンジン用サーバ「AmiVoice Cloud」に送られ、変換・入力作業を行ってくれる。

今回の発表会では「AmiVoice Mobile Toolkit for iOS/Android」というSDKの販売を開始すると説明。これによりサードパーティが「AmiVoice Cloud」の音声認識・変換エンジンを自社のiOSアプリに組み込めるようになる。ちなみに、SDKの価格は100万円で。「AmiVoice Cloud」の利用料は月10万円(5万発話まで。以降1発話2円)だが、別のプログラムもあるとのこと。

「AmiVoice Cloud」は現在のところ認識と変換だけだが、将来的にはSiriのように合成音声による対話も可能にしていきたいと、同社のクラウド事業部長 枝連俊弘氏は語る。日本語をより理解している日本のメーカーだけに、Siriを上回る使い勝手のシステムを提供してくれることを期待したい。