先日、とあるライターさんと話していたときに、今やまったくといっていいほど聞くことのなくなった言葉が話題に上った。その言葉は、「水冷」。数年前まではとかく、PC誌やDOS/V系雑誌で取りあげられ、店頭では水冷パソコンや水冷パーツがたくさん売られていたものだが、最近はあまり見なくなったような気がする。
そういえば、Macでも水冷式のクーリングシステムを採用したモデルがあった。なんか遠い昔のように思えて調べてみると、それは2004年の6月のこと。2.5GHzのPowePCを2基搭載した、Power Mac G5だ。あのマシンが出たときには、中に水が回っているということで、分解が恐かったのを覚えている。
さて、今はどうなっているかと思って、ちょっと調べてみると、NECのVALUESTARなど、採用されているモデルはあるようだ。それに一部、CPUをオーバークロックして楽しんでいる改造派たちも自分のブログなどで熱く語っている。でも、最近はどうも空冷で十分のよう。低発熱のCPUが増えたので、あんまり需要がないというのが理由なのだろう。今後、水冷式のMacが復活するという可能性もあまり高くなさそうだ。