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掲載日:

ロア・インターナショナル | SCORP-Mini P

著者: 栗原亮

ロア・インターナショナル | SCORP-Mini P

株式会社ロア・インターナショナル

ロア・インターナショナルは、iPhoneケースやMac周辺アクセサリーの展開をしています。「最先端デバイス」と「トレンド」の出会いを柱に、さりげなく自分を表現できる商品を取り揃えています。

[URL]https://roa-international.com

SCORP-Mini P

[発売]ロア・インターナショナル

[価格]3万5900円

[場所]https://feiyutech.jp/scorp-mini-p/

[備考]10月23日よりMakuakeにて先行販売を開始

FeiyuTechが開発したスマートフォン用ジンバル。誰でも簡単に本格的な撮影が実現し、チルト、ロール、パン、の3軸の稼働に対応します。

大野康平さん

株式会社ロア・インターナショナル

商品部 マーケティングチーム マーケティングプランナー

お子様やペットの撮影はもちろんVLOGなどの用途でも大活躍します!

iPhoneのカメラ機能は年々強化され、昨年発売のiPhone 14シリーズ以降では、走っているシーンなどで役立つ手ブレ補正機能の「アクションモード」が採用されました。こうした流れの中で、スマホ用のジンバルなど動画撮影アクセサリの存在意義はどう変化しているのでしょうか。撮影機材メーカーのパイオニアである「フェイユーテック(FeiyuTech)」の販売代理店契約を9月に締結した、ロア・インターナショナルの大野康平さんに話をお聞きします。

スマホ用ジンバルの意義

MF●フェイユーテックはどのようなメーカーでしょうか。また、カメラ用のジンバルなどを製造するようになった経緯を教えてください。

大野●2007年に設立されたフェイユーテックは、当初はドローンや工場の自動化(FA)機器を製造する会社でした。ドローンの姿勢制御には高精度なジャイロスタビライザが必要ですが、この技術は撮影機材にも活かせることから、2013年以降はアクションカメラ用のジンバルを発売して、ヒット商品となりました。その後、一眼レフやスマホ向けのジンバルも開発するようになったという経緯です。

MF●スマホ用/一眼カメラ用ジンバルの「スコープ(Scorp)」シリーズにはどのような特長がありますか?

大野●スコープシリーズ共通の特長としては、名前の由来になった“サソリ(スコーピオン)”のような独特のハンドル形状が挙げられます。多くのメーカーで採用されている手持ち型のジンバルはグリップ式のものが多いですが、スコープシリーズでは吊り下げ式のスリングハンドルを追加したことで、地面に近い位置から高い位置を見上げるような「ローアングル」撮影も不自然な姿勢を取らずに行えます。

MF●なるほど。iPhoneのカメラでは撮影しにくい角度からの映像が撮れるのですね。

大野●iPhoneの手ぶれ補正機能が優秀であっても、欲しい画角で確実に撮影するには専用のジンバルが適しています。今回発売を開始した「スコープ・ミニP(SCORP-Mini P)」は、そうした映像にこだわりを持つプロのユーザも納得のフラッグシップモデルとなっています。

プロ好みの操作性

MF●スコープ・ミニPに、iPhoneをどのように装着するのですか?

大野●初回のセットアップの際は付属の三脚を用いてジンバルを自立した状態にし、iPhoneをクランプで挟みます。そして、ジンバルのアーム稼働部3カ所を固定しているロックボタンを解除し、iPhoneカメラが正面を向くように3軸のバランスを取れば準備はOKです。

MF●iPhoneを縦位置にして撮影もできるんですね。

大野●クランプ部分を90度回転するだけなので簡単です。また、装着時のiPhoneのレンズ位置に合わせてアームの左右方向を入れ替えることも可能です。アームのペイロードは520グラムありますので、重さ221グラムのiPhone 15プロマックスと外付けフラッシュを装着しても軽快に動かせます。

MF●操作はスリングハンドルにあるボタンが基本でしょうか。

大野●専用アプリの「Feiyu ON」をインストールしてiPhoneとペアリングしておけば、電源投入後すぐにジョイスティックでカメラの向きや回転をコントロールできます。設定情報などを表示する液晶画面はありませんが、撮影開始/停止のボタンや各種のファンクションボタンがそれぞれ独立しているので、使い慣れてくればボタンの位置を頼りに手元を見なくても各種の操作ができるようになります。

MF●ほかにプロ好みの機能はありますか?

大野●本体左側面に備わる回転式のマジックホイールを使うと、パン・チルト・ズーム(PTZ)といった操作を精密かつ自然な動きで行えますね。

MF●たとえば、どのような撮影シーンでスコープ・ミニPの機能が役立ちますか?

大野●動きの激しいスポーツなどの撮影はもちろんですが、室内で子どもやペットの目線に合わせて撮影するといった日常的なシーンにも活用できます。ほかにもアプリの機能でタイムラプス撮影やリモート操作などジンバルならではの動画撮影で多彩な映像表現を実現できるアイテムです。

スリングハンドルでローアングル撮影が快適に!

通常のハンドルグリップとは別に、複数の操作ボタンを搭載したスリングハンドルを備えるのがSCORP-Mini Pの特長のひとつです。2つのハンドルを使い分けることで、高い位置からの撮影やローアングルからの撮影が自在に行えます。

ズームやフォーカスをホイールで正確にコントロール

グリップ前部に搭載された「マジックホイール」を回転させることで、ズームやフォーカスを直感的に操作できます。また、サイドボタンとホイール操作を組み合わせることで、チルト、ロール、パンの3軸操作に切り替えることもできます。

トラッキングモジュールやフラッシュで撮影の表現が広がる

本体を収納する専用ケースには、延長グリップを兼ねた三脚、超小型のLEDフラッシュ、被写体を自動で追跡できるトラッキングモジュールが付属します。これらを用いることでよりスムースな映像表現が実現可能です。

完全セパレート式ジンバルカメラ「Feiyu Pocket 3」で動画の可能性が広がる!!

「Feiyu Pocket 3」は、カメラヘッドと液晶を備えたリモコン部分が完全に分離する、世界初の3軸ジンバルカメラです。カメラヘッド本体は86gと超軽量で、小型のアクションカメラとして単体での撮影が可能です。底面にマグネットを搭載しているので、自動車のボンネットなど金属部分に直接取り付けてユニークなアングルからの撮影も実現できるでしょう。

レンズは視野角130度の超広角で、最大4K/60fpsの撮影に対応。写真、ビデオ、スローモーション、タイムラプス、パノラマ、ハイパーラプスといった豊富な撮影モードを備えています。バッテリ容量は280mAhで、動作時間は約60分(リモコン併用時約120分)、充電時間は約90分です。

Feiyu Pocket 3は、カメラヘッドのみが4万9000円、リモコンを追加したスターターセットが6万8900円、オプション品を備えたコンプリートパックが7万9980円で販売されています。 [URL]https://feiyutech.jp/feiyu-pocket-3/

製品貸与●ロア・インターナショナル