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どのサービスがお得なの?スマホ決済サービスの全貌

どのサービスがお得なの?スマホ決済サービスの全貌

群雄割拠の盛り上がり

スマホ決済は決して今に始まったことではなく、これまでもIT系企業がいち早くサービス展開をしてきました。アップルがアップルペイを発表したのも、2014年のことです。しかしここに来て、「ラインペイ(LINE Pay)」や「楽天ペイ」など、大手IT系のサービスが一気に利用者数を伸ばしています。

また、最近は通信キャリア系の参入もめざましく、ドコモは2018年4月に「d払い」を開始し、auも2019年4月に「au PAY」を開始予定。通信キャリア系のサービスは携帯の月額利用料金に合算して支払えるメリットがあります。

一方で、コンビニ各社も顧客の囲い込みを図るべく奮闘中。ファミリーマートは「ファミペイ」を、セブンイレブンは「セブンペイ」を年内に開始予定です。そのほか、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3行が共同で準備を進める「バンク・ペイ(Bank Pay)」も控えるなど、まさにスマホ決済戦国時代と言えます。ユーザはどれを使えばいいか迷ってしまいますが、それぞれの特長をしっかり理解すれば、自分に合ったサービスが見つかるはずです。

IT/EC系

楽天Pay

楽天会員情報に登録したクレジットカードで、街のお店でもスマホひとつで買い物ができる決済サービスです。ネットショッピングで貯めた楽天スーパーポイントを実店舗でも利用できます。

LINE Pay

「LINE」アプリ上で利用できる決済サービス。アカウントに残高をチャージして、お店での決済やオンラインショッピングに利用できます。LINEユーザ同士で送金や、割り勘なども行えます。

Google Pay

Googleが展開する決済システムで、「Android Pay」と「Google Wallet」という2つの決済方法を統一したもの。Android端末で利用できます。2018年5月のアップデートでSuicaとWAON に対応しました。

Apple Pay

Appleが2014年に開始し、日本では2016年から開始された決済システム。iOSデバイスの場合、「Wallet」アプリでクレジットカードなどを登録・管理。非接触式なのでリーダにかざすだけで簡単に支払いが行えます。

Origami Pay

Origamiが展開する決済サービス。2016年5月、大手に先駆けてリリースされた、日本キャッシュレス化のパイオニアでもあります。チャージ不要で割引キャンペーン・クーポンが多いのも魅力的です。

PayPay

ヤフーとソフトバンクの合弁により、2018年6月に設立されたPayPay株式会社の決済サービス。銀行口座からのチャージや登録したクレジットカード、Yahoo!マネーで支払えます。100億円キャンペーンが話題に。

メルペイ

メルカリの売上金を実店舗での支払いに利用できる決済サービス。非接触式の「iD」に対応しており、コンビニやドラッグストアなど全国約90万カ所のiD加盟店で利用できます。コード決済にも対応しています。

Amazon Pay

Amazonアカウントを使用した決済サービス。利用にはアカウントにクレジットカード情報の登録が必要です。日本では2015年5月にサービス開始され、2016年10月に導入企業が1000社を突破しました。

コンビニ系

ローソンスマホレジ

ローソンが提供する決済サービスで、2019年3月に「ローソンスマホペイ」から同名に変更されました。レジの列に並ばずとも、手持ちのスマホにインストールしたアプリを使って、その場で商品をスキャンして決済が可能です。

ファミペイ

ファミリーマートの「ファミペイ」は、ユニー・ファミリーマートホールディングスが導入する新しいスマホ決済です。2019年7月にサービスが開始されるバーコード式の決済方法で、まとめ払いなどが行えるとされています。

セブン・ペイ

セブン&アイ・ホールディングスが2018年6月に設立した新会社「セブン・ペイ」による決済サービス。2019年にサービス開始予定で、iPhoneでもnanacoが利用できるようになるのではと予想されています。

銀行系

ゆうちょペイ

ゆうちょ銀行の口座から利用分を即時引き落としできるQRコード式決済サービス。利用限度額の設定も可能です。2019年5月に開始予定。

みずほWallet

Suicaとして利用できる決済方法で、みずほ銀行の口座からチャージが可能です。用途別に最大8つの口座を登録できます。

Bank Pay(2019年度中開始予定)

三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行の3行が協業して運営するQRコード式決済。2019年のサービス開始に向け準備中です。

OKIPay(2019年度中開始予定)

2019年3月に開始予定の沖縄銀行が運営する決済サービスで、QRコード式の決済が可能とされています。

YOKA!Pay

福岡銀行とグループ銀行で使える決済サービスで、利用分は口座から即時引き落としされます。お得なクーポンも配信しています。

はまPay

横浜銀行に口座を持っていると利用できる決済サービスで、利用分は口座から即引き落とし、限度額設定もできます。

通信系

d払い

NTTドコモが展開し、ドコモの携帯料金に合算して支払い可能な決済サービス。「dポイント」がお得に貯められるキャンペーンも充実。

au PAY

KDDIが展開する、2019年4月開始予定の決済サービス。楽天と提携し、幅広い店舗で利用可能になるとされています。

カード系

QUOカードPay

「QUOカード」をデジタル化し、スマホで利用できるようにした決済サービス。便利なデジタルギフトとして法人向けにも展開予定です。

エポスペイ

丸井グループが提供する決済サービス。エポスカード公式アプリで利用でき、東京・中野エリアの飲食店を中心に展開しています。

中国系

AliPay

QRコード式の決済システムで、現在中国からの多く訪れる観光客向けに、日本の各店舗でも導入が進んでいます。基本的に、開設には中国の銀行口座が必要です。

WeChatPay

アリペイと双璧を成す中国の2大決済サービスのひとつでQRコード式。日本の店舗でも導入が進んでいます。基本的に、開設には中国の銀行口座が必要です。

まだまだある! 注目の決済サービス

Pixiv Pay

同人即売会をサポートするQRコード式の決済サービス。購入機能はもちろん、販売者側の機能も充実しています。

プリン

銀行口座を登録してチャージするプリペイド式のサービス。決済のほか友人への送金、やりとりしたお金の現金化も可能です。

atone

QRコード式の決済サービスで、店舗などで購入した金額を合計し、翌月コンビニで支払うというユニークなシステムを採用しています。

Pay ID

QRコード式の決済サービスで、クレジットカードを登録して利用します。支払いだけでなく、友人へのお金の送金も可能です。

Coke ON Pay

コカ・コーラの自動販売機で利用できるサービス。対応自動販売機であれば、アプリからの操作だけで商品を購入可能です。

AimePay

ゲームセンター専用の決済サービスで、クレジットカードやデジットカードを登録し、ゲーム機で直接利用できます。

Paidy

事前登録不要の決済サービス。オンラインショップで利用でき、支払いは翌月コンビニ払い、または口座振替によって行います。

O:der

店舗に並ばずにアプリからオーダー、決済を行い、あとは料理などを待つだけという時短が可能な決済システムです。