アップル製品の7つのメリット
アップルの製品といえば、iPhoneやiPad、Mac、アップルTVが有名ですが、これらはコンシューマー市場で広く使われているだけではなく、ビジネスや教育の現場でも目にする機会が増えています。2007年のiPhone発表以降は携帯電話の代わりとしてスマートフォンを利用する企業が増加し、2010年のiPad登場以降は、PCの代わりとしてタブレット導入の事例に事欠きません。また、iPhoneやiPadが企業や学校に浸透するにつれ、MacやアップルTVを導入するケースも年々増えてきています。
では、なぜアップル製品はビジネスや教育のシーンでも選ばれているのでしょうか。その理由をひとことで語るなら、それは「アップル製品は毎日の暮らし方(コンシューマー)のために設計されているだけではなく、働き方・学び方のためにも設計されているから」といえます。
企業や学校で使うツールは、すでに人々に愛されているもののほうがいい。アップルはそのように考え、iPhoneやiPad、Macといったハードウェア、そしてOSやアプリ、サービスを含めたプラットフォーム全体を“仕事のため”や“勉強のため”にもデザインしているのです。また、企業や学校でアップル製品をスマートに使うためのプログラムやソリューションも他社に先駆けて用意してきました。そして、そうしたプラットフォームとしての完成度の高さが、実際に企業や学校に評価されているからこそ、ここまで多くの導入が進んでいるのです。では、具体的にどのようなポイントが評価されているのか、それは主に以下の7つになります。
(1)使い慣れ、直感的に使える
多くの人が、プライベート端末としてiPhoneやiPadを日常的に使っています。そのため、企業や学校に導入しても、操作を習得するのに時間がかからず、子どもから大人までさまざまな人が直感的に使えるのがアップル製品の魅力です。また、視覚、聴覚、身体機能をサポートするパワフルな支援技術も製品には組み込まれています。
(2)パワフルで長く使えるハードウェア
高性能で高機能なアップル製品は、ビジネスでも教育でも何をするにも十分パワフルです。また、製品が古くなっても操作体系が一貫しているほか、旧機種でもOSを無料アップデートすることで最新機能を利用でき、1つのデバイスを長い期間使い続けられることは、費用対効果や運用・サポートの面で大きな長所となっています。
(3)安全性を考慮した最先端OS
iOSとmacOSはUNIX基盤をもとに構築されているため、安定性と堅牢さを兼ね備えています。また、データやネットワークの暗号化や定期的なソフトウェアアップデート、フェイスID(FaceID)やタッチID(TouchID)といった堅牢な認証技術といった高いセキュリティをサポートしています。
(4)安全かつ豊富、無料も多いアプリ
iOSとmacOSには標準でビジネスや教育に活用できるアプリが多く組み込まれています。また、アップルがセキュリティを担保した安全なアプリを販売する「アップストア(App Store)」が用意されており、ありとあらゆる働き方&学び方に適したアプリが揃っています。たとえば、ビジネス向けにはすでに23万5000以上のアプリがラインアップされています。
(5)製品間でのスマートな連係
iPhoneやiPad、Macに内蔵されている機能やアプリの多くは共通しているうえ、デバイス同士が連係することで効率化を図れます。ハンドオフ(Handoff)という連係機能を使ってiPadやiPhoneで始めたプロジェクトをMacで仕上げたり、エアプレイ(AirPlay)を使ってMac、iPhone、iPad上のプレゼンテーションをアップルTV経由でハイビジョンテレビにストリーミングしたりできるなど、各種連係機能は作業の大きな効率化につながります。
(6)既存システムへの十分な対応
iOSとmacOSは、マイクロソフト・オフィスやグーグルのG Suiteなど、現在多くのエンタープライズで使われている生産性向上やコラボレーションのためのシステムへの対応のほか、マイクロソフト・エクスチェンジ(Microsoft Exchange)や各種ワイヤレスネットワーク、VPNソリューションともシームレスに連係します。
(7)導入・管理のためのソリューション
アップル製品を大規模導入する際に便利な管理者向けのプログラムが用意されています。また、アップル製品の企業・学校導入に欠かせないMDMをはじめとするサードパーティー製のソリューションが多数揃っているほか、アップルはシスコやSAP、セールスフォースといった名だたる企業とパートナーシップを結んでいます。
“シンプル”であることの理由
このほかにもアップル製品のメリットは数多くありますが、もっとも重要なのは、アップルが製品の生産プロセスにおいて研究開発から設計、試作、量産までの工程を自社で一貫して行っていることです。そのため、ハードやOS、ソフト、サービスが高い次元でシームレスに連係し、他社にはない“使いやすさ”を生み出しています。その“使いやすさ”は“シンプル”とも形容されますが、ここで大事なのは「なぜシンプルなのか」です。それはアップルが、ITデバイスはあくまでツールであり、重要なのはツールの使い方を覚えることではなく、ツールを使って何をするか、に重きを置いているからです。
翻って考えると、IT黎明期から特にiPhoneというデバイスが登場するまではIT自体が珍しく、ITを“使うこと”がオフィスでも学校でも優先されました。しかし、従来のITは決して人々にとって優しいものではなく、その使い方を覚えるために時間や労力を割く必要がありました。そこで、アップルはITのシンプル化を図り使いやすくすることで、より人間が“本来しなければならないこと”を実現できるよう変革を起こしてきたのです。
使われるITから、使うITへ。アップルはコンシューマー市場で起こしてきた革命を、今まさにビジネスや教育といったシーンでも実現しようとしています。そうした姿勢に共感し、ビジネスや教育で新たな未来を切り拓くのであれば、アップル製品を選ぶことが一番の近道なのです。
「現在Apple製品は、社員がよりシンプルに効率良く作業し、問題をクリエイティブに解決し、目的を共有しながらコラボレーションするのをサポートしています」。Appleのビジネス向けページ「Apple at work」(【URL】 https://www.apple.com/jp/business/)より。