医療の質と業務効率を向上
我々人類は今、農業革命、産業革命に続く第3の革命―情報革命の真っただ中にいる。ICT(情報通信技術)があらゆる業界をアップデートしており、それは医療業界も例外ではない。愛媛県のHITO病院ではICTの活用を推進し、医療の質と業務効率の向上を目指す「未来創出HITOプロジェクト」を発足。5つのプロジェクトを進行している。
たとえば、セラピストのカルテを入力する時間を短縮させるため、全セラピストにiPhoneを貸与し、いつでもどこでもリハビリの記録を残せるようにした。その際、医療向け音声記録システム「アミボイス・アイノート(AmiVoice iNote)」を導入し、音声入力でタイムリーかつ短時間でカルテを入力できるようになっている。アプリにはテンプレート入力機能や医療用語に特化した辞書機能があり、高精度での変換を実現。導入以後は残業時間が減り、セラピスト同士の口頭コミュニケーションも促進されたという。