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110度の広視野角でVR体験を味わおう!「HOMiDO PRIME 」

著者: 大須賀淳

110度の広視野角でVR体験を味わおう!「HOMiDO PRIME 」

カジュアルな装着感

最近はVRを使ったバーチャル住宅展示場が登場したりと、あちこちでVR関連のニュースを目にするようになりました。そんな中、そろそろ自分用にVRゴーグルを買おうかな…と思って探してみたところ、一番気になったのがこの「ホミド・プライム(HOMiDO PRIME)」でした。

このVRゴーグルは、2018年11月に発売されたばかりの新製品で、110度という広い視野角を実現しているのがウリ。また、ボディの軽量化により、横方向のベルトだけで装着ができるようになっているのも特長です。

スマホを装着するタイプのVRゴーグルは安価なものでは2000円台くらいからあり、この製品の価格は少々高め。しかし実際に使ってみると、そうした安価な製品とは使い心地がまるで違うのに気がつきます。

まず、装着感については、横方向のベルトだけでつけられるというのが大きな魅力。これまでの製品は横方向に加えて縦にもベルトがあるタイプが基本でしたが、これだと見た目も装着感も仰々しさを感じてしまいます。一方、本製品は気が向いたときにさっと楽しめるカジュアルさがあります。軽量化により安定感も十分あり、ゲームなどで激しく頭を動かすような場合でなければ、横方向のベルトだけで十分です(縦方向のバンドも付属)。また、眼鏡のままで装着可能な点も、個人的にはうれしいポイントです。

大型デバイスにも対応

4.5~6.5インチまでのスマホに対応。最新のiPhone XS MaxやiPhone 8 Plusでも使えます。スマホをしっかり中央にセットするためのアジャスタ付きで装着は簡単。

バーチャルな世界に没頭

また、110度の広視野角は、視野のほとんどをカバーするため、本当にVRコンテンツの世界にいるような気分が味わえます。VRホラーゲームを試したときは、驚いて体が何度も跳ね上がりました(外から見たらきっと異様な姿だったでしょう)。360度カメラで撮った動画の再生も試してみましたが、撮影したときの空気感がそのまま味わえます。旅行で撮った360度写真を仲間と楽しむ、という使い方にもピッタリです。

もう1つ、気が利いていると感じたのが、本体の「アクションボタン」。VRゴーグルにスマホをセットしたままタップができるという機構です。細かな操作ができるわけではないのですが、VR動画を再生しているときにスマホがスリープするのを防げます。

ほかにも細かな部分の作り込みの良さが随所にあり、はじめてのVRゴーグルとしては「間違いない」選択だと感じました。

110度の広視野角レンズ

直径55mm、110度の広視野角レンズを採用。目の幅に合わせて微妙な位置合わせを行うこともできます。顔との接点となるクッションは肌触りがよく、長時間つけていても違和感がありません。

VRコンテンツは盛りだくさん

「VR Center by Homido」というアプリでは、対応するVRアプリ・VRコンテンツを案内してくれます。今やVRコンテンツは豊富にあり、VRゴーグルの魅力をとことん堪能できます(図はホラーアドベンチャーゲームの「Sinister Edge」)。

[SPEC]
[スマホ装着型VRゴールド]HOMiDO PRIME
【発売】HOMIDO JAPAN
【価格】1万1800円
【URL】https://www.homido.jp?

【主なスペック】
【重量】330g【備考】対応スマホサイズ:4.5~6.5インチ、画角:110度、端末グリップ方式:前面収納式、レンズ数:二眼、レンズタイプ:True Immersion Optics

私が紹介します!
児玉潤一

ライター・クリエイティブディレクター。VRの可能性に期待するホラーマニア。