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アプリ連係でもっと楽しめる高音質イヤフォン「RAYZ Pro」

著者: 山本敦

アプリ連係でもっと楽しめる高音質イヤフォン「RAYZ Pro」

有線ならではのメリット

エアポッズ(AirPods)をはじめ、完全ワイヤレスイヤフォンに最大の注目が集まる今、なぜあえて有線接続のイヤフォンをピックアップするのかと思う人もいるかもしれません。その答えは、この「RAYZ Pro」が今までにない音楽体験を実現するスマートなイヤフォンだからです。

ワイヤレスイヤフォンとは異なり、有線接続の本製品なら面倒なブルートゥースペアリングやバッテリ残量の確認は不要。「挿して、再生ボタンを押すだけ」のシンプルな音楽ライフを取り戻せます。

それだけならほかの有線イヤフォンと一緒ですが、本製品は専用アプリと連係させることで、デジタルノイズキャンセリング機能を使って周囲のノイズをシャットアウトできます。さらに、外の環境音に注意を向けられるヒアスルー(HearThruTM)機能や音質をアレンジできるイコライザなどのスマートな機能も盛りだくさんです。

2種類の変換ケーブルが付属

LightningとUSB-Cの切り替えは、ケーブルのインラインに新設されたUAC端子(Ultra Accessory Connector)から先のケーブルを交換する仕様となっています。

MacBookでも大活躍

ここまでは2017年に発売された同社の「RAYZ Plus」と同じなのですが、新モデルでは変換ケーブルを交換してライトニングとUSB−Cのどちらにも接続できるようになりました。さらに専用アプリも、iOSだけでなく、macOSにも対応。つまり、本製品はiOSデバイスとMacBookシリーズの両方で多彩な機能が使えるイヤフォンなのです。たとえば、ノイズキャンセリング機能を使うことで、MacBookによるオフィスワークや飛行機に乗りながら楽しむ動画視聴もより集中できます。

また、USBデジタル接続でオーディオ信号を伝送すると、製品内部のバランス出力・バランス接続も相まって左右音声の分離感が高まり、一層立体的な音場感と鮮明な音像定位が得られます。簡単に言うと、アナログ接続のイヤフォンよりも音楽が一段とクリアで立体的に聴こえるはずです。本製品には高音質なDAC内蔵アンプが搭載されており、その力強いサウンドにもグッとくるでしょう。

また、耳元のフィット感を高めてくれるシリコン製フリービット(Freebit®)セキュアイヤフィンや、遮音性に優れる低反発フォーム素材のコンプライ(ComplyTM)製イヤピースなど付属品もバラエティに富んでいます。

有線接続なので、動画再生時にも音声の遅延なし。iPhoneで映画やゲームを楽しむ際に、その違いを実感してください。

macOS用アプリも登場

USB-C端子を搭載するMacBookシリーズによる音楽リスニングも快適! 専用の「RAYZ」アプリをインストールすると、デジタルノイズキャンセリングやHearThruTM機能が使えます。

「確実につながる」というメリット

当たり前ですが、iPhoneとの接続はケーブルによる有線方式なので、ワイヤレスイヤフォン特有の「接続できない」「ノイズが入る」などのお悩みともサヨナラ。音楽再生はストレスフリーです。

[SPEC]
[Lightning/USB-C対応デジタルイヤフォン]RAYZ Pro 
【発売】オンキヨー&パイオニア
【価格】2万390円(直販価格)
【URL】https://pioneer-headphones.com/japanese/rayz/rayzpro.html

【主なスペック】
【重量】25g(Lightning変換ケーブル使用時)、26g(USB-C変換ケーブル使用時)【備考】ドライバユニット:9.2mm口径ダイナミック型、再生周波数帯域:10Hz~22kHz、DAC:最大48kHz/24bit、ケーブル長:Lightning変換ケーブル/USB-C変換ケーブル使用時ともに1.2m

私が紹介します!
山本 敦

去年はヘッドフォン・イヤフォンを250機種前後は聴いたライター。