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[操作]iOS 12のジェスチャを活用! オールスクリーンの操作感

[操作]iOS 12のジェスチャを活用! オールスクリーンの操作感

操作体系も刷新

新iPadプロの特徴であるオールスクリーンを最大限に活かすには、マルチタッチジェスチャの活用が不可欠だ。自分の思いどおりにテンポよく、サクサクと操作ができれば作業効率は向上し、ストレスなくiPadを楽しめるようになるだろう。

以前からiPadはマルチタッチジェスチャに対応していたが、iOS 12ではiPhone Xシリーズと同じ操作性のオールスクリーン向けジェスチャが採用された。オールスクリーンと併せて、操作体系の共通化も進んでいるのである。

なお、iPhoneにはないiPadだけの操作方法として、4本指(5本指)を使ったジェスチャも以前から存在する。「設定」アプリの[一般]を開き、[マルチタスクとDock]をタップ。[ジェスチャ]をオンにしておくと、4本指または5本指を使って、より直感的な操作が可能となる。

こうした既存の操作とiOS 12のジェスチャをうまく使い分けることで、よりスムースな操作ができるようになるはずだ。ぜひこの機能をオンにしたうえで、左記の解説を読み進めてほしい。

新iPad Proの代表的な操作

ホームに戻る

ホーム画面に移動するには、画面の一番下から上にスワイプするだけでOK。5本指で画面をつまむようにして、指を中央に寄せる「ピンチ」ジェスチャでも戻ることができる。

Dockを表示する

画面下端から上に少しだけスワイプすると、現在開いているアプリの手前にDockが表示され、Dockから別のアプリをタップして起動できる。上方向にスワイプしすぎるとホーム画面に戻るため注意だ。

Appスイッチャーを表示する

画面下から上にスワイプした指を押したままにしていると、Appスイッチャー画面が表示され、アプリの切り替えや終了ができる。同様に、4本指で画面をタップしたまま上にスワイプしてもよい。

アプリを切り替える

iPhone Xシリーズと同様、画面下をスライドしてアプリを切り替える。4本指で画面を押さえて左右にスワイプしてもスイッチ可能。後者のほうが誤動作もなく直感的に操作できるため、おすすめだ。

コントロールセンターを表示する

コントロールセンターは、画面の右上角からスワイプダウンして呼び出す方式となった。iPhone Xシリーズと同じ操作方法に統一された形だ。

通知センターを表示する

通知センターは、画面の上部中央から左上角までのどこかをスワイプダウンして呼び出す。画面右上角の近づくとコントロールセンターが表示されるため、できるだけ中央から左側をスワイプしよう。

Siriを呼び出す

Siriを呼び出すには、電源ボタンを長押しするか、「Hey Siri」と話しかければよい。「設定」アプリ→[Siriと検索]→[“Hey Siri”を聞き取る]をオンにしておくと、声かけだけでSiriを呼び出せる。

スクリーンショットを撮る

スクリーンショットを撮るには、本体上部の電源ボタンと、音量を上げるボタンを同時にクリックする。ボタン位置が近いため、片手で撮影できる。

電源を切る

ホームボタン搭載モデルとは異なり、電源ボタンを長押しするだけでは電源を切れない。電源ボタンといずれかの音量ボタンを同時に長押しすると、電源オフするスライダが表示される。

強制再起動する

iPadが反応しない場合は強制再起動する必要がある。音量を上げるボタンを押して放し、音量を下げるボタンを押して放す。電源ボタンを長押しし、Appleロゴが表示されたらボタンを放す。これで再起動が行われる。

マルチタスク機能もおさらいしよう

Slide Over

任意のアプリを開いた状態で、画面の下部から上に少しスワイプしてDockを呼び出す。Dockから2つ目のアプリを長押しして画面内に連れ出し指を離す。開いているアプリの手前に2つ目のアプリが重ねられ、Slide Overの状態になる。

Split View

2つ目のアプリがSlide Overで重なったら、ウインドウ上部の横棒を下にドラッグ。2つのアプリを並べて同時に使えるSplit Viewとなる。画面比率を変えたいときは、分割線をドラッグして調整する。

ピクチャ・イン・ピクチャ

FaceTimeやビデオなどのウインドウを小さくして、画面の隅に移動させると、視聴しながら別のアプリを使えるようになる。対応するサービスのウインドウには、ピクチャ・イン・ピクチャのボタンがあるのでチェックしよう。