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メガネ型AIで未来を覗く。Rokid AI スマートグラスは、音声AIアシスタント、翻訳、iPhoneの通知、ルート案内、テレプロンプタなど、とにかく多機能!

著者: 関口大起

メガネ型AIで未来を覗く。Rokid AI スマートグラスは、音声AIアシスタント、翻訳、iPhoneの通知、ルート案内、テレプロンプタなど、とにかく多機能!

“ギークの中で”と前置きは必要だが、メガネ型、ゴーグル型ウェアラブルデバイスの人気に火がつきつつある。AppleでいえばVision Pro。そしてMeta Quest、Ray-Ban Meta、XREAL、Even…。厳密に言うと、目元に装着するというだけで製品ジャンルはそれぞれ異なるが、どれも魅力的なことには違いない。筆者も片っ端から試していて、あれも欲しいこれも欲しいもっと欲しいもっともっと欲しい状態にある。

そんな中、またひとつ気になる存在が現れた。それが「Rokid AI スマートグラス」。現在、日本ではMakuakeでプロジェクトが進行中のこの製品。ひと足先に借りることができたので、実機レビューをお届けしよう。

49gと超軽量の“かけるAI”。果たしてその体験は?

一見ただのメガネ。よーく見るとディスプレイとカメラが

「Rokid AI スマートグラス」のファーストインプレッションは、ただのメガネ。レンズの反射がやや強く、斜め方向から見ると透明の四角い枠(これがディスプレイ)の存在がわかるほか、メガネの縁部分にカメラのレンズを確認できるが、一見してデジタルガジェットだとわかる人はいないだろう。

Rokid AI スマートグラスの内蔵ディスプレイ
レンズの内側にディスプレイが内蔵されており、ここに文字を表示させる。
メガネのフレーム、左目側の端にカメラのレンズがある。12MPの解像度で写真・動画の撮影が可能だ。

つまり“普通のメガネ”として、日常的に使えるデザインに落とし込まれている。しかも、その重量は約49g。普段は裸眼で生活している筆者だが、1日中つけていても重さに不快感を覚えることはなかった。もちろん、メガネ慣れしてないがゆえの違和感は当然ある。ただ、これは“Rokid AI スマートグラスの”デメリットではない。




合言葉は「Hi Rokid」。メガネからAIにアクセス!

「Rokid AI スマートグラス」のキモは、AIとシームレスにつながるデバイスという点だ。何かに視線をむけ「Hi Rokid、これ何?」と呟けば、GPT-5やGeminiを含む複数のモデルが回答をくれる。Appleユーザ的に言えば、ビジュアルインテリジェンスをiPhoneのカメラなしに使える感覚だ。

ハードルは、「声に出す」というところだろうか。たとえば外で、あるいは静かなオフィスで、「Hi Rokid」と言うのはちょっと恥ずかしい。AIの呼び出し自体は、「タッチパッドの長押し」に操作を割り当てることができるが、以降の指示はやはり声に出すしかない。

Hi Rokidアプリ
専用アプリ「Hi Rokid」で、タッチパッドの挙動などを変更できる。撮影した写真や録音した音声なども同アプリ上からチェック可能だ。

「翻訳」機能を試す。Rokid AI スマートグラスの使い勝手は?

多彩な機能を備えるRokid AI スマートグラスで、筆者がまず試したかったのは「翻訳」だ(89の言語に対応)。英語が壊滅的な筆者だが、ときに英語話者を取材することもあり、毎度困る。基本的に通訳さんが間に入ってくれるものの、テンポがズレたり質問の意図が正しく伝わらなかったりと、取材が思ったように回らないことがあるのだ。

Rokid AI スマートグラスを試用中も、外国語話者を取材する機会があった。「翻訳」機能をオンにし、会話を始めると、相手の話が目の前に日本語でテキスト化されていく。

当然、発話とテキスト化には少々のズレがあり、Rokid AI スマートグラスだけで言語の壁を越えられるかというとそうではない。また、眼前の文字を追いながら会話するのは中々に難易度が高かった。スマートにこなすには、ある程度の場数を踏む必要がありそうだ。

ただし、会話の内容を大まかに掴む、という目的であれば大いに役立った。

Rokid AI スマートグラス 翻訳イメージ
眼前に翻訳されたテキストが表示される。画像●Rokid

Rokid AI スマートグラスのあるなしにかかわらず、最近は取材中にメモを取ることがほとんどなくなっている。音声を録音しておけば、AIが高い精度で文字起こししてくれるからだ。取材中は相手の話にだけ集中しておけばいい。

ただし、相手の話に集中するには「理解度」が重要だ。その点、Rokid AI スマートグラスの「翻訳」機能は、外国語の発言に対する理解度を底支えしてくれる。文章を読むというより、目に入る単語からおおよその内容を掴む感覚だ。

また、筆者が試したのは取材シーンということも強調しておきたい。たとえば街中で外国語で声をかけられたとき、あるいは時間にゆとりのあるミーティング、そういった場であれば、Rokid AI スマートグラスの「翻訳」機能だけでもコミュニケーションは成立するだろう。

音源は録音され、「Hi Rokid」アプリ上で翻訳&文字起こしされる。実際の取材音源なのですべてをお見せすることはできないが、精度は高く、実用に値する印象だ。




便利だが慣れも必要な「ナビゲーション」機能

続いて試したのが「ナビゲーション」機能。Googleマップと連係し、進行方向のガイダンスが眼前に表示される。スマホアプリの操作は不要で、「Hi Rokid 〜までのルートを教えて」と伝えればいい。

ルート案内のほか、歩行速度なども表示される。画像●Rokid

スマホをズボンのポケットやカバンから取り出し、ロックを解除し、地図アプリを開いて、目的地を入力して、歩きながら時々マップアプリで現在地をチェックして…という手間から解放される。

と、文字だけで書くとかなりスマートなのだが、これまた少々の慣れが必要だと思う。

Rokid AI スマートグラスはメガネで、人が歩くと頭は揺れる。ということはつまり、一歩踏み出すたびに視界の文字が揺れ、直視し続けると酔いかねない。スマホのマップアプリと同じで、基本は風景を見て歩き、必要なときにフと目をやってマップと現在地を確認する。そんな使い方がいいのだろう。デメリットのように書いてしまったが、使い方を最適化すれば問題にはならないはずだ。

視線の延長にあるカメラ。撮れる写真や動画に感動アリ

さらに目玉となるのが、12MPのカメラを搭載する点。自分の視野を切り取り、写真、動画を撮影できる。12MPといえば、iPhone 15のTrueDepthカメラ(インカメラ)と同じスペック。そのクオリティの高さがわかるだろう。

また、視線をそのまま写真に残す、という体験が思いのほか新鮮だ。撮影時はただシャッターを切るに過ぎないのだが、撮った写真を見返すと、普段iPhoneで撮るそれとはまったく異なることに気づく。まさに目で見ていたものが切り取られている感覚で、撮ったときの記憶がより鮮明に呼び起こされ、一層思い出深い一枚になる。動画も同様だ。これはかなり感動した。

おそらく、この写真を見ても私が何に感動しているかは伝わらないと思う。なぜなら、感動ポイントは「自分の視点そのまま」という点だから。
写真の比率や透かしのスタイルは「Hi Rokid」アプリ上で行える。
動画も同様だ。

一方で、カメラがついているが故の使いづらさもある。事実、筆者は公共交通機関などではRokid AI スマートグラスを外すようにしていた。周りに不快な思いをさせるのは避けたいからだ。今後、私含む社会の意識が変わっていく可能性もあるが、今はまだ場所を問わず使うのは難しいと思う。




Rokid AI スマートグラスはMakuakeでプロジェクトが進行中! 今ならお得に

「Rokid AI スマートグラス」は、10万9890円。ただし、Makuakeで応援購入すれば、18%オフの8万9990円で購入可能だ。プロジェクトは2026年05月30日まで行われており、すでに2億円を超える応援購入金額が集まっている(執筆時点)。

「Rokid AI スマートグラス」プロジェクトページ
「Rokid AI スマートグラス」プロジェクトページ。画像●Makuake

同時に、クリップオン式のサングラス、ポータブル充電ケース、カプセル充電器なども応援購入が可能で、先行割が適用される。一式をお得に揃えるチャンスなので、興味がある人はぜひプロジェクトのページをご覧いただきたい。

Rokid AI スマートグラス用のポータブル充電ケース
Rokid AI スマートグラス用のポータブル充電ケース。容量は3000mAhで、メーカーによると10回以上の追加充電に対応する。
Rokid AI スマートグラス用 カプセル充電器
Rokid AI スマートグラスのツルに装着するカプセル充電器。
Rokid AI スマートグラス用 カプセル充電器 装着イメージ
カプセル充電を装着した状態でも使用できる。
編集:Mac Fan編集部
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